2026年2月21日(土)~3月3日(火)
休廊:2月24日(火)~26日(木)
営業時間:13:00~18:00
【開催日詳細】
2月21日(土)、22日(日)、23日(月祝)、
27日(金)、28日(土)、3月01日(日)、02日(月)、03日(火)
【作家在廊予定日時】
全日を予定
【作家メッセージ】
”過去の記憶をたどるのは、それが新しい未来へと繋がっているから”
「かつて」という、過去の時代を語るニュアンスを持つ韓国語の「옛(イェッ)」、
「まだ」「これから」という、現在と未来の可能性を持つ英語の「Yet(イェッ)」。
この二つの言葉は、それぞれ異なる方向性の時間を表しますが、並列することで「過去、現在、未来」という、一連の時間を内包する新たな響きとなります。
新シリーズのモチーフは、韓国美術の極致とされる白磁の古典《タルハンアリ》(月壺)。その「完璧な造形」を解体し、再構成するという制作行為を通して、目に見えない過去の記憶や功績の軌跡をたどります。
これまでの作品シリーズは、「未来」へと向かっていく過程で、物事が積み重なって行く様子を造形表現にしてきました。一方で今回は、視線を一度「過去」へと向け、そこで得た気づきをもとに新しい造形を生み出していきます。
過去を取り込み、新たな「現在」として蘇らせる試みです。
【作家プロフィール】
PARK BYUNGIK (パク・ビョンイク)
金属造形作家。
1993年、韓国生まれ。2018年、武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業。2020年、同大大学院修士課程修了。2020~25年、武蔵野美術大学助手。2024年、ソウルにて初の個展を開催。韓国、日本のほか、ドイツ、ベルギーなどの海外展を中心に活動している。