このアプリにはエンタメとしての面白さと、画像処理速度や音声解析などの技術的面白さがあります。
このアプリでは人の絶叫や歓声などの音に合わせてカメラ画像が歪みます。
機能は非常に単純で操作もしやすく、ユーザにとって煩わしい要素はありません。構成画面は一つのみで、アプリを起動して幾つかの権限を許可したらすぐに遊べます。
このアプリを使えば特定のシチュエーションにおいて、人々を楽しませられます。例えば宝くじ当選や株価の変動やゲームなどで大声をあげる人がいる場合、このアプリを使えば人々に面白さや楽しさを提供できます。
このアプリは携帯でのリアルタイム画像処理とリアルタイム音声解析を行なっています。
リアルタイム画像処理を行うために、1枚の画像処理速度を向上させる必要があります。例えば、実装当初は画像1枚を歪ませる処理に約18秒かかっていました。この状態ではリアルタイム画像処理とは言えません。しかし、さまざまな試行錯誤の結果1枚約0.03秒で処理できるようになりました。これにより、リアルタイム画像処理が実現できました。
このアプリでは人の声を解析して、声の大きさや声の高さを取得しています。しかし、Androidで声の高さや音の高さを取得できるライブラリはありません。なので音データをバッファとして取得し、その波形を解析して声の大きさや声の高さを取得しました。これにより声によって画像の歪ませ方を変えられるようになりました。
本アプリをGooglePlayStoreにて公開します.
カメラとマイクが搭載されたAndroid端末があれば,誰でも利用できます.
今回のアイデアの根本として、「モバイル端末の優位性」があります。これはWeb開発などと比べてネイティブアプリ開発にしかできない体験を提供したいという考えからきています。
例えば各種センサーがあります。加速度、気圧、カメラ、マイク、GPS、BLEなどです。今回はこの中でカメラとマイクを使った何かを考えました。
また、インストールさえされていればネット環境に接続していなくても使える点もネイティブモバイルアプリの強みだと考えています。
本アプリはギークキャンプ ハッカソンで発表したアプリです。こういった発表において発表時間と評価項目は重要だと考えています。
例えば今回は2分発表で、評価項目に完成度と挑戦がありました。なので、アプリのメイン機能を単純にわかりやすく伝え、挑戦や乗り越えた困難を重点的に発表しました。また、より深く知りたい人や今回行った開発内容について考えた結果、技術記事を書きました。
これらアプリのわかりやすさや面白さと使用している技術や挑戦のギャップなどをアピールし、結果、最優秀賞を受賞しました。
本ハッカソンイベントでは事前開発期間が2週間ありました。これをうまく使う必要がありました。
今回、アイデア出しをおこなった後に必要技術や実現可能な要素を絞るため、最初の数日を単体機能開発期間にしました。ここで簡単に達成できる機能やアプリの根幹に関わる技術が実現可能かを判断し、最終アプリデザインの判断材料としました。
また、単体機能開発期間があったため、技術記事も書きやすくなりました。単体機能だけのアプリやソースコードがあれば、短時間で書けるからです。実際、技術記事はアプリ審査に出した後や、気分転換の時間に書いていました。