開催日:令和7年(2025年)7月12日(土)
開催地:別府大学1号館(対面開催)
大分県方言の買い物の場面の談話分析
杉村孝夫(福岡教育大学 名誉教授)
<要旨>
大分県において第3次(2009~2011)として収録した場面設定の方言談話のうち、買い物の場面の談話分析を行う(高年層のみ)。話し手ごとの発話を最小単位である発話要素に分解し、発話意図と発話機能を解釈する。発話機能の連鎖(同一発話の中での連鎖、発話間の連鎖など)について考察する。どんな発話機能があり、それぞれの発話機能はどのような発話意図として具体化するかを整理し、以前分析した「不祝儀の場面」と比較し、それぞれの特徴を捉えたい。発話意図のとらえ方は適切か、発話機能のとらえ方は適切か、ご意見を伺いたい。
方言を題材としたグループ活動が大学生に与える影響
岩崎真梨子(福山大学)
<要旨>
本発表では、地域の方言を教材として活用したグループ活動が、大学生のコミュニケーション能力、学修意欲、キャリア形成に与える影響について報告する。学生たちは、方言をアプリケーションやクロスワードパズルに応用し、地域に発信するという実践を通じて、人と関わることへの積極的な態度を身につけていった。こうした実践を、既存のグループワーク研究や方言教育の知見と照らし合わせ、今後の教育実践への展望を考察する。
大分北西部方言における「ンジョー」の複数用法
金城國夫(別府大学)
<要旨>
大分県内全域で使用されるとりたて助詞「んじょー」には「~ばかり」を意味する用法に加え、一部地域で「~たち」に相当する複数接辞の用法も確認されている(松田・日高1996、船木2019)。本発表では「ンジョー」の複数用法について県北西部(中津、宇佐、日田、玖珠、九重)で行った調査を元に、その分布と意味・機能について報告する。
開催日:令和7年(2025年)2月15日(土)
開催地:長崎県立美術館(対面開催)
長崎県藪路木島方言の助詞「ぞ」 のいろいろ
原田走一郎(長崎大学)
<要旨>
長崎県藪路木島方言には助詞「ぞ」があり、「ここでぞ滑った」のように用いられる。本発表ではこの「ぞ」の基本的な性格について把握するための情報の整理を行う。
九州方言の変容に関する経年調査研究—九州新幹線沿線を定点観測地として—
村上敬一(徳島大学)
<要旨>
1990年代後半の「九州におけるネオ方言の実態」『地方中核都市方言の行方』、2010年代前半の「九州新幹線開通と市町村合併にともなう九州方言の変容」などによって、当該方言域の「多様化・差異化」「統合化・均一化」の実態が明らかになった。本発表では、これらの先行研究をふまえつつ、2024年度から開始した経年調査研究の概要を取り上げ今後の展開や課題について考えてみたい。
藪路木島方言の可能表現
野田智子(長崎大学)
<要旨>
藪路木島方言の可能表現は、動詞の未然形に「ユル」と「ルル」が接続する2つのかたちに大別できる。前者は主に能力可能として現れ、後者は主に状況可能として現れる。長崎市方言でも同様に「ユル」と「ルル」が使われるが、長崎市方言では「ユル」が動詞の連用形に後続する点が藪路木島方言と異なる。また、長崎市方言で使用される可能の否定形として「キラン」があるが、藪路木島方言でもその生起例が観察された。
※「発表資料」は発表者の承諾を得られたもののみ公開しています。
開催日:令和6年(2024年)1月6日(土)
開催地:福岡女学院大学2号館(リモートハイブリッド開催)
琉球諸語における指示詞研究の課題
又吉里美(岡山大学)白田理人(広島大学)重野裕美(日本学術振興会/広島大学)
<要旨>
琉球諸語の指示詞の体系については、いわゆる共通語で言うところの近称・遠称の2系列と近称・中称・遠称の3系列の2つの体系があり、琉球諸語全体にわたって、2系列と3系列とが混在していることが知られている。近年、琉球諸語の指示詞に関する研究や報告がなされる中で、近称・中称・遠称といった距離区分説としての捉え方では十分な記述ができないことが明らかになってきた。本発表では、これまでの琉球諸語の指示詞の研究を振り返るとともに、研究課題について整理することを目的とする。
大分県『野津原方言集』―保存・継承・研究の取り組み
松田美香(別府大学)
<要旨>
大分県大分市の西部に位置する野津原地域には、野津原方言調査会によって約30年間36巻も手刷り出版され続けている『野津原方言集』がある。発表者は調査会の全面的な協力を得て、2020年から方言集の電子化を学生たちと行い、それに関する研究発表やYoutube動画の上映などを行う交流会を行っている。『野津原方言集』の内容紹介や保存・継承・研究活動を報告する。https://www.beppu-u.ac.jp/oer/oa/notsu.html
開催日:令和6年(2023年)7月8日(土)
開催地:福岡女学院大学2号館(リモートハイブリッド開催)
琉球の神歌コーパス構築の初期報告
カルリノ•サルバトーレ(大東文化大学)・カーズ•バーバラ(法政大学)
<要旨>
本発表では琉球の伝統行事で謡われる神歌コーパスの構築について報告する。琉球列島の伝統行事で謡われる神歌は、民俗学的研究の対象とされてきたが、言語資源としての可能性があるにも関わらず、調べやすいコーパスは存在せず、琉球王国時代に作られた歌謡集「おもろさうし」で記述されている一部のものを除いて言語学的研究の対象とされてこなかった。本プロジェクトでは沖縄諸島を出発点に神歌コーパスを作成し、琉球の言語研究のために利用できる言語資源を調べやすい形にするだけではなく、言語と同じく伝承の危機にある伝統行事の記録にも貢献する。
「サ詠嘆法」の分布の動向
濱中誠(岐阜聖徳学園大学)
<要旨>
「サ詠嘆法」の分布域を明らかにすることを試みたい。「サ詠嘆法」の分布状況は、『九州方言の基礎的研究』の中で概略的に述べられている。しかし、管見の限り、肥筑方言域全体を対象とする分布図は、未だ公刊されたものがないようである。そこで、本発表では、2021年から2022年にかけて行った郵送によるアンケート調査によって得られたデータを用い、「サ詠嘆法」の使用の有無を明らかにした分布図を示したい。
開催日:令和5年(2023年)1月7日(土)
開催地:リモート開催
大分県豊後大野方言の主格助詞「イ」について
金城國夫・野邊実海(別府大学)
<要旨>
大分県豊後大野市を流れる大野川流域の一部地域では「雨イ降リヨル(雨が降っている)」という、全国的にも珍しい主格の「イ」助詞の使用が報告されている。しかし「イ」助詞の使用状況に関しては1990年代の調査(切石 1991、日高他 1996など)を最後に報告がなされていない。本発表では、主に豊後大野市三重町と清川町で行った調査をもとに、①現在でも70代以上で「イ」助詞が使用されていること、②イ主格とガ主格の使い分けには他の日琉語方言の主格属格交替に見られるような統語的、意味的影響が希薄であることを報告する。
長崎県方言のバッテン再考
前田桂子(長崎大学)
<要旨>
九州方言バッテンには接続詞と接続助詞の用法があるが、一般に逆接の意味として知られている。発表者は以前、近世長崎史料のバッテンを調査し、譲歩の条件表現バトテモから発達した過程を明らかにした。現代の方言辞典類にはバッテンは逆接の用法しか掲載されておらず、近世の条件表現の用法は消滅したと考えていたが、新上五島町の方言調査において、それと思しき用法が見つかった。そこで調査地点を広げてみたところ、近世の用法からさらに独自の変化を遂げたのではないかという様相が見られたので、報告したい。
長崎県方言における終助詞「で」の用法について
原田走一郎(長崎大学)
<要旨>
長崎県内諸方言には次のように使用される終助詞「で」がある。次は藪路木島方言の例である。
(1)「こんしごつぇだるかすーで」(この仕事は誰かするだろう)
このように伝統的な方言においては「で」は推量の用法を持っていたと考えられる。
しかし、若年層の方言(すべての若年層話者というわけではないが)ではこの「で」の用法の狭まりが観察されるようである。つまり、若年層方言においては次の(2)のような勧誘の用法の「で」は使用されるのであるが、(1)のような推量の用法はない。(2)も藪路木島方言の例である。
(2)「もういこをで」(もう休憩にしようよ)
このことから、長崎県方言の「で」は、推量の用法が衰退する一方、勧誘の用法は比較的維持されていると言えよう。本発表では、このような終助詞の変化について他の方言の例も見ながら考察を加えたい。
鳥取市河原町方言における疑問文について
岩田美穂(就実大学)
<要旨>
本発表では鳥取市河原町方言における疑問文の形式を報告する。当該方言は述部における準体助詞「ノ」が出現しない地域であり、疑問文の形式が共通語とは大きく異なる。当該方言では、直接疑問文の疑問詞疑問では「ダ」、肯否疑問では「ダカ/カ」が用いられ、肯否疑問においてカが必須となっている。間接疑問文でも、直接疑問と同様に疑問詞疑問と肯否疑問による形式の使い分けが見られる。さらに、間接疑問文の疑問詞疑問において、特徴的な下降音調が現れるという特徴がある。この下降音調は、直接疑問において用いられると、通常の疑問文ではなく「問い返し」や「呆れ」のようなニュアンスを持つことから、問いかけ性の低さを表す形式であると考える。
開催日:令和4年(2022年)7月2日(土)
開催地:リモート開催
長崎市方言の動詞の活用の詳細について
坂口至(熊本大学名誉教授)
<要旨>
長崎市北東部の方言の動詞の活用にについて、発表者の内省を中心に、その実態を詳述し、その様相の解釈、由来の解明を試みる。
1.前提
(1)長崎市方言の範囲
・中核長崎市方言~長崎市中心部(旧天領地域)の方言
・周辺長崎市方言Ⅰ~市制施行以降に長崎市に編入された地域の方言
・周辺長崎市方言Ⅱ~平成市町村合併により長崎市に編入された地域の方言
(2)調査方法
発表者(1954年生まれ)の内省を中心に、発表者の妻(発表者と同年生まれ)の直接聞き取り、ほか4名の間接情報提供者の方言を対象とする。
2.伝統的長崎市方言と発表者の方言
発表者の方言は、父親世代の伝統方言を既にかなりな程度失っている。その程度は、音声・音韻と語彙に顕著で、文法面では、古態がかなり良く保たれている。
3.長崎市方言の動詞の活用の詳細について
これまでに報告された伝統方言とほぼ同じ。若干の未記述情報を加える。一段活用、二段活用の、いわゆる五段化については、活用の種類、活用形による遅速が見られる。連用形の五段化は見られない。
4.長崎市方言の動詞の活用から見た九州方言各地の動詞の活用の、若干の問題点について、九州東北部方言に見られる上二段活用の残存についての疑問。見せかけの二段活用の可能性。下二段活用の一段化の段階的変化の指摘と、調査の必要性。
談話研究における分析と統合ー大分県玖珠郡九重町飯田の不祝儀談話を例としてー
杉村孝夫(福岡教育大学名誉教授)
<要旨>
【発表の動機】杉村孝夫(2019)「不祝儀の場面における談話の変容」(『方言の研究5』)では大分県の3時期の不祝儀談話の発話機能について、数量的に経年変化をみた。情報提示・心情表明・儀礼対応の発話機能には変化傾向が見られないのに対し、行為表明の発話機能には明らかに減少の傾向があることを明らかにした。次の分析として、発話意図を具体表現によって振り分けていったが、「こまぎれ」感・「隔離」感がして、「分析」するだけでは談話の「生きた姿」はつかまえられない、と感じるようになった。「分析」とともに「統合(再現・再生)しなければならない。
【談話研究の方法】談話の全体は、話段⇒ユニット(小話段)⇒発話⇒発話要素と階層的に分節される。発話要素はコミュニケーションの機能を担う談話の最小単位であり、その具体的な相(すがた)は発話意図としてとらえられる。大分県玖珠郡九重町飯田で2011年に収録した不祝儀の場面の談話を「分析」・「統合」することにより方言談話の生きた姿をとらえたい。さらに大分県の50年にわたる3時期の発話意図を帰納的に分類して特徴を明らかにしたい。
開催日:令和4年(2022年)1月8日(土)
開催地:リモート開催
長崎県雲仙市南串山町方言の2拍名詞の語末母音長音化
野田智子(長崎大学大学院生)
<要旨>
長崎県島原半島南部は17世紀の島原の乱後、域内の住民は殲滅され、他地域からの強制集団移住の歴史がある。雲仙市南串山町内は現在でも言語の多様さが非常に顕著である。本研究では、町内の一部の地域で見られる2拍名詞の語末母音長音化(例:エビー、ミズー、ユキー、ナツーなど)に着目し、先行研究(愛宕1984)との通時的な比較を行うとともに、フィールドワークで得られた現段階の分析の結果を示す。
「サ詠嘆法」の分布調査中間報告-- コロナ禍におけるアンケート調査の実態 --
濱中誠(岐阜聖徳学園大学)
<要旨>
発表者は現在、「サ詠嘆法」の分布についてアンケート調査を実施しているところである。コロナ禍におけるアンケート調査の実態とその問題について、今後の調査研究に資するため、情報を提供したい。
令和の時代の問題なのか、アンケート調査法が未熟であるがゆえの問題なのかは明らかでないが、従来行ってきた臨地調査では感じられなかった、アンケート調査の困難な点などを示したい。
開催日:令和3年(2021年)7月3日(土)
開催地:リモート開催
愛媛県大洲方言の動詞尊敬形: 接頭辞o- に連用形語幹と屈折接辞が後続する形式
宮岡大(九州大学大学院生)
彭叔守仙抄「古文真宝抄」の諸本について―抄物の成立と受容の一斑―
山本佐和子(同志社大学)
日本語の無声化母音のIPA表記について
馬場良二(専門学校 湖東カレッジ)
開催日:令和3年(2021年) 1月9日(土)
開催地:リモート開催(初)
東国文献の開音・合音・ウ段音
江口泰生(岡山大学)
<発表要旨>
(1)中村柳一は何者で、どうして長岡で二つのオの発音に気付いたのか(『音声学協会会報』4)。東国文献の開合研究研究史に触れる。
(2)『天正狂言本』(天正年間は1573~1593)、三矢重松1930『荘内語及語釈』刀江書院、米沢本『倭玉篇』(室町末期から江戸初期)、米沢本『沙石集』(室町中期~江戸初期)、元亀二年京大本『運歩色葉集』(元亀2年は1571年)、鎌倉時代東国文書に分析を加える。
(3)開音が合音に接近し、合音がウ段へ逃げ、ウ段がオ段に逃げたという現象を明らかにし、ウ段がオ段に逃げた理由を述べる。
琉球諸語における格交替現象―ガ・ヌの記述を中心に
金城國夫(別府大学)
<発表要旨>
本研究では国頭語金武方言および宮古語友利方言における格助詞ガ・ヌの分布を記述する。琉球諸語においては主格のガ・ヌの選択は主語の有生性によって決定されることが知られているが、主語の述語に対する意味役割や、主節・関係節といった統語環境にも影響を受けることを示す。また目的語におけるガ・ヌ標示(主格目的語)の分布にも主節・従属節といった統語的要因が関わっていることを明らかにする。
九州方言研究会への期待
日高貢一郎(大分大学名誉教授)
<発表要旨>
「九州方言研究会」は平成3年(1991年)1月に科研費の申請グループとして創設され(第1期)、それから丸30年。研究発表会方式の第2期となってから今回で第50回を数える。その歩みをふり返り、現状と課題や問題点を確かめ、今後さらに充実した研究会とするために必要なことは何か、そのための具体的な方策を会員全員で考える機会としたい。会員各位の参加によって、積極的な意見交換の場となることを期待している。
開催日:令和2年(2020年) 1月11日(土)
開催地:別府大学 1号館
佐世保市宇久町平方言における「進行」の派生接辞/-wor-/について
門屋飛央(福井高専)
長崎県内諸方言の「が」に関する研究の初期報告
原田走一郎(長崎大学)
沖縄県竹富町の謙譲語の「差し上げる」の機能と自敬につい
荻野千砂子(福岡教育大学)
開催日:令和元年(2019年) 7月6日(土)
開催地:筑紫女学園大学 5号館
『小右記』における二字漢語の歴史的研究二字漢語サ変動詞の形成と現代日常語への定着を中心に
金香梅(九州大学大学院生)
南琉球宮古語城辺町新城方言における二重主語構文―所有傾斜との関連から―
王丹凝(九州大学大学院生)
山口県若年層の用いる文末形式「~クナイ」について
黒崎貴史(山口大学大学院東アジア研究科コラボ研究員)
九州・中四国方言の補助動詞「おく」の非意志的用法の分布から、条件文の構造に関して分かること
山部順治(ノートルダム清心女子大学)
開催日:平成31年(2019年) 1月5日(土)
開催地:山口大学 吉田キャンパス
長崎県小値賀町藪路木島方言の敬語形式「セ」について
門屋飛央(福井高専)
熊本県中南部地域の二型アクセントに見られる分節音の影響
山田高明(一橋大学大学院生)
北琉球奄美大島方言及び喜界島方言の尊敬動詞の意志勧誘形について
重野裕美(広島経済大学)・白田理人(志學館大学)
大分方言のとりたて形式「ンジョー」の意味・機能―昔話・民話での使用傾向から―
舩木礼子(神戸女子大学)
開催日:平成30年(2018年) 7月7日(土)
開催地:九州大学 文学部
⦅第274回筑紫日本語研究会と共同開催⦆
大分県方言談話における配慮表現の世代差・性差
杉村孝夫(福岡教育大学名誉教授)
熊本県宇城市三角地域のアクセント
山田高明(一橋大学大学院生)
万葉集における希求表現「欲」とク語法の関係
向井克年(常葉高校教諭)
「いかがわしい」の成立と定着
村山実和子(国立国語研究所)
開催日:平成30年(2018年) 1月6日(土)
開催地:鹿児島県民交流センター
琉球徳之島井之川方言の形容詞記述―複合名詞とka語尾を中心に―
井手口将仁(くるめ国際交流学院)
与格項形容詞構文:宮崎県椎葉村方言を中心に
下地理則(九州大学)・松岡 葵(九州大学学生)・宮崎 大(九州大学学生)・井上郁菜(九州大学学生)
鹿児島県甑島里方言の形容詞の特徴
久保薗 愛(愛知県立大学)
(資料紹介)19世紀後半の外国メディアに記録された日本語―長崎方言に注目して―
舩木礼子(神戸女子大学)
開催日:平成29年(2017年) 7月1日(土)
開催地:九州大学 文学部
*今回から7月は⦅筑紫日本語研究会と共同開催。第270回⦆
熟議を利用した新語形成プロセスについて─大学生と小学生を対象に─
黒﨑貴史(山口大学大学院生)
方言集にみられる小値賀町藪路木島方言の特徴について
門屋飛央(九州大学専門研究員)
九州方言の“蟻”のバリエーションについて
清水勇吉(宮崎国際大学)清水勇吉(宮崎国際大学)
開催日:平成29年(2017年) 1月7日(土)
開催地:宮崎市中央公民館
北薩方言の形容詞語尾
平塚雄亮(志學館大学)・原田走一郎(国立国語研究所)
文章論的観点から見た九州方言の接続詞
津田智史(宮城教育大学)
諸方言の「やる・くれる・もらう」テキストを使った方言研究
木部暢子(国立国語研究所
【提案】調査・企画の提案
(木部暢子)
開催日:平成28年(2016年) 7月2日(土)
開催地:九州大学 文学部会議室
⦅筑紫日本語研究会との共同開催をめざして試行。第266回⦆
南琉球八重山語諸方言の調査報告
占部由子(九州大学大学院生)
北琉球・喜界島の「タボールン」―南琉球・八重山地方のタボールンとの比較―
荻野千砂子(福岡教育大学)
熊本支援・方言プロジェクトの経過と検証―広域災害と方言―
今村かほる(弘前学院大学)・岩城裕之(高知大学)
開催日:平成28年(2016年) 1月9日(土)
開催地:長崎大学 教育学部
熊本県八代市坂本町方言のアクセント体系
山田高明(熊本大学大学院生?)
長崎方言におけるアクセントの中和現象について―不定語を含む語/文の分析―
佐藤久美子(国立国語研究所プロジェクト非常勤研究員)
日本のカトリック教会における「旧信者」―長崎出身ボリビア移住者への聞き取り調査および全国カトリック教会アンケート調査の結果から―
小川俊輔(県立広島大学)