本学の研究教育は皆様からの寄附金が重要な収入源になっております。主な使途は、附属病院を臨床研究中核病院にする取り組みなど、本学の教育、研究、診療、社会活動、国際交流活動への支援です。(活動報告はこちらです。2019年度はこちら)
寄附は「寄附金控除」の対象であり、寄付したお金が所得税の課税対象から外されます。これだけですと、寄付金額に税率を掛けた金額のみが減税されるだけですが、「ふるさと納税」を使って寄附を行い、確定申告(または年末調整)で控除を請求すると、「所得税の所得控除(翌年4月)+住民税の税額控除(翌年6月)」を受けることができ、トータルで寄附金から自己負担金2,000円を差し引いた金額だけ税金がお安くなります。言い換えると、自腹を切るのは2,000円だけですみ、残りは国と地方自治体が負担します。
ですので、ふるさと納税を使うと寄附の経済的ハードルが下がるのですが、確定申告(等)を含めた手続きが必要です。大学のウェブサイトに説明があります。給与所得者の方で、確定申告が不要の方は、ふるさと納税を使用する場合、年末調整で控除できる制度も用意されています(ワンストップ制度)。
本学への寄付によって奈良県の医学教育・医学生命科学研究・診療を支援するのも悪くないとお考えの方は、以下に、本学のサイトに記載された情報を補足し、確定申告についてもご紹介いたしますので、ご参考いただければ幸いです。
ふるさと納税を使うと、自己負担金2000円以外は、結局、国と地方自治体が払います。だからといって無限に寄付できるわけではなく、寄附控除の上限が定められています。その上限は、年収や、他の控除項目などによって細かく変化しますので、シミュレーションが必要です。寄附控除上限の情報なしに、ふるさと納税は無謀です。
本来、寄付をお願いする側が懇切丁寧な説明をするべきなのですが、なかなか難しいようですので、ふるさと納税のシミュレーションを提供しているサイトをご紹介します。ご利用には源泉徴収票に記載の情報が必要です。
https://www.satofull.jp/static/calculation01.php
また、税務署に聞いてみても良いかと思います。奈良県在住の方は、奈良税務署( 0742-26-1201 )等にお電話ください(このページの末尾に県内税務署の所在地と電話番号を紹介しております)。
ふるさと納税での寄附手続き紹介ページ:https://www.naramed-u.ac.jp/~hiyakukikin/donation/furusato.html
上記のリンクをクリックすると以下のような画面が出てきます。クレジットカードでの寄附がやりやすいと思います。
納付方法を選ぶと、以下の画面が出てきます。奈良医大が奈良県に提出する「ふるさと奈良県応援寄付申込み書」のダウンロードリンクが出てきます。ワード書類が良いと思います。
申込書は以下のような外見です。必要事項(7つほど)のご記入をお願いします。クレジットカードでの寄附が便利かと思います(メールアドレスの記入が必要です)。また、ワンストップ制度は、確定申告をしない方だけのための制度です。
作成した寄付申込み書を、奈良医大の「未来への飛躍基金」担当者に送付します。郵送でもメールでも結構です。
・メール:hiyakukikin@naramed-u.ac.jp
・郵便:〒634-8521 奈良県橿原市四条町840 奈良県立医科大学「未来への飛躍基金」担当者宛
メールで送ると、以下のような返信が来ます。本文に添付されたURLをクリックして手続きをお進めください。以下は、クレジットカード等、オンラインでの寄附手続きを例としてお示しします。
メールで送られてきたリンクをクリックすると、奈良県の寄付申込みサイトが開きます。このサイトは、「寄付申込みの手順を説明する前に申込みリンクに誘導する」という怪しげな風情を漂わせておりますが、間違いなく奈良県の公式サイトですのでご安心ください。
上記のページの「寄付手続きの画面へ」リンクをクリックすると、以下のページが開きますので、ご自分のメールアドレスをご記入、送信ください。
(返信メールに、有効時間3時間の、ふるさと納税用のワンタイムURLが記載されています。メールアドレスの入力からは、お時間に余裕のある時にお手続きください)
以下の文面のメールが送られてきますので、3時間以内にお手続きをお願いいたします。
手続きが終わると、以下の文面のメールが送られてきます。メールには寄附番号が記載され、問い合わせに必要ですので大事に保管してください。
しばらくすると、奈良県から「寄附証明書」が郵送されてきます。確定申告で寄附控除を受けるために必要な書類で非常に重要ですので、大事に保管してください(再発行は可能ですが、少々お時間がかかります)。
確定申告は1月1日~12月31日の所得と所得税を、翌年の2月16日~3月15日に申告する手続きです。ただし、還付金の請求は5年以内ならばいつでも可能です。
給与所得者で、様々な控除を年末調整で済ませられる方は(筆者も含めて)、なじみが薄いかと思いますので簡単にご紹介します。
・源泉徴収票(年末調整済み):複数の機関から給与を受け取っている場合、一か所だけが年末調整済で、他は年末調整なしの源泉徴収票になります。
・控除を請求したい事項の証明書:この場合は寄附証明です。
https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/sm/top#bsctrl
オンラインで書類を作成できます。使い方がわからないときはeTaxヘルプディスクに電話すると教えてくれます。確定申告の時期はつながりにくいので午後5時から8時までがおすすめだそうです。
マイナンバーカードを持っている方や、税務署発行のID・パスワードを持っている方はeTaxでオンライン申告できますが、それ以外の方は、「印刷して提出」を選んでください。ご自宅にプリンターが無い場合、データをインターネット経由でコンビニに転送して印刷することができます。(例:https://www.printing.ne.jp/index_p.html)
流れにそって、ブラウザの確認や利用規約への同意、作成する申告書の年、申告する税の種別(この場合は所得税)を選択して進むと、様々な入力項目がありますので、必要に応じて記入していきます。収入が給与のみのかたは、「給与所得」の項目を入力するだけです。複数の雇用主から給与を受け取っている場合、主要な給与だけが年末調整済みで、他は年末未調整の給与です。入力項目が異なってきますので、ご注意ください。入力が終わって次に進むと、所得控除の入力画面に移動します。今回は「寄付金控除」をご紹介します。
お手元に寄附証明書をご用意ください。
「入力する」をクリックすると、ポップアップウィンドウが開きますので、必要事項をご記入ください。
「都道府県、市区町村に対する寄附金(ふるさと納税など)」を選び、奈良県を選択すると所在地は自動的に入力されます。寄附金額は寄附証明書でご確認ください。
ご自宅にプリンターが無い場合、データをインターネット経由でコンビニに転送して印刷することができます。(印刷代は自分持ちですが・・・)
・セブンイレブン:https://www.printing.ne.jp/index_p.html
・ファミリーマート:https://www.family.co.jp/services/print/print.html
・ローソン:https://www.lawson.co.jp/service/others/multicopy/
・ネットワークプリントサービス:https://networkprint.ne.jp/sharp_netprint/ja/top.aspx
一応、確定申告は3月15日までですので、その時までに税務署までご提出いただくのがよいと思います。
奈良市、大和郡山市、天理市、生駒市、生駒郡に在住の方は、近鉄奈良駅最寄りの奈良税務署まで:〒630-8567 奈良市登大路町81奈良合同庁舎(代表番号:0742-26-1201)
橿原市、大和高田市、五條市、御所市、香芝市、葛城市、高市郡、北葛城郡に在住の方は、近鉄大和高田駅最寄りの葛城税務署まで:〒635-8503 大和高田市西町1番15号(代表番号:0745-22-2721)
桜井市、宇陀市、磯城郡 、山辺郡、宇陀郡に在住の方は、JR桜井駅最寄りの櫻井税務署まで:〒633-8555 桜井市粟殿185の4(代表番号:0744-42-3501)
吉野郡に在住の方は、近鉄吉野神宮駅最寄りの吉野税務署まで:〒639-3194 吉野郡吉野町丹治200-1(代表番号:0746-32-3385)