ご挨拶

6歳から20年間、剣道一筋で生きてきました。

張りつめた空気の、道場の美しさ、

負けて負けても明日を信じ、自分を信じて稽古を重ねる真摯に生きる美しさ、

自分の全てを出しきる潔い美しさ、

基本に忠実に、稽古を積み重ねた先にある洗練された剣道の美しさ、

剣の道を歩き、求め続ける中で、沢山のことを教えられ成長させてもらいました。

その後、人生の師との出会いから、懐石の道へと導びかれたのです。

懐石は一服のお茶を美味しく頂くための食事です。

米と味噌汁を中心に、身近にある手に入る食材を使って、一汁三菜で構成された、とても簡素な慎ましいお料理です。　　　

簡素ながらも、細やか心使いでつくる真心のこもったお料理からは、本当のご馳走、本当の豊かさを教られました。

素材の命を全て生かし、お客様に喜んで頂けるように無心になって料理をする中で清らかなものを求める、剣道と同じ道を歩いていることに気付かされました。

食べることは生きること。

早く簡単、手軽で便利が喜ばれる時代、

学び続けること、求めつづけることで

自分を成長させ、美しく生きる大人へと、皆さま共に歩んでいきたいと願っています。

　　　懐石　水月道場　代表平田侑子

もてなしの心と形を学ぶ

❶道具の扱い・包丁の研ぎ方

❷和食の基礎
季節の一汁三菜

素材の扱い方

❸１年目の復習を基にした展開料理

　季節の一汁三菜

❹懐石作法

❺水屋、亭主の仕事（裏方の仕事）

懐石準備、調理、盛り付け、給仕の流れ

❻季節の献立の組み立て

❼場づくり

❽座学
日本のご節句・行事食
季節の懐石について
典座教訓・