熊本大学理学部 石田研究室 

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 私たちが生きるこの世界には、目に見えない程の小型生物から数100メートルを超える大きさを持つ巨大な生物まで、多種多様な大きさを持つ生物が存在します。生物界において個体、また個体を形成する器官、組織、細胞などの大きさがいかに決定されるかという問題は基礎、応用研究上非常に重要ですが、その制御メカニズムはほとんど解明されていません。私たちはこの問題を、特に植物の器官、細胞の大きさ制御の視点から解明することを目指しています。

 高等植物の器官や細胞の大きさは外因性、内因性の様々な要素からなる複雑な制御ネットワークによって規定されています。モデル植物シロイヌナズナを用いてこれらの制御を担う遺伝子群やその作用機序を研究し、サイズ決定メカニズムを解明していきます。またこのような基礎研究から得られた成果を利用して作物の生産性を向上する新手法の確立を目指します。