『特定非営利活動法人子どもとメディア信州』は「子どもと情報端末のより良い関係のあり方」について考えることを目的とし、長野県内の有志(園・小中学校・高校の職員や教育委員会関係者、小児科医、PTA関係者)等が集まって2019年4月に発足し、2024年7月からはNPO法人として活動する団体です。発足に関わって長野県PTA連合会、長野県保育連盟、長野県私立幼稚園・認定こども園協会、長野県小児科医会に協力をいただきました。

 情報端末は上手に使えばとても便利なものですが、使い方によっては大きなトラブルの原因になることもあるのは周知のとおりです。特に子どもは最新技術を難なく使いこなせる反面、知識・経験不足から取り返しがつかない問題を抱えてしまう場合が多いことも事実です。また、子どもの心とからだに与える影響も深刻です。

 そこで、子どもに関わる有志が、それぞれの立場で、子どもたちと情報端末のより良い関係のあり方について啓発活動を行い、この取り組みを長野県全体に広めていきたいと願って活動を進めています。学校職員は日々の学校生活の中で、PTA関係者は家庭生活の中で、医師は毎日の診察や医学的見地から、公共団体職員は子ども向け・保護者向けの施策・活動の中から、それぞれの視点で現状と課題を共有し、それぞれの立場で啓発活動を推進しています。