2021年1月某日、感染対策をしっかりとした上で直接お会いし、インタビューさせていただきました。8個の質問に対して答えていただきありがとうございました。
CBAさん:抽象絵画を描いています。そのために、この工房を使用しています。たまにデザインの仕事もさせていただいてますね。
CBAさん:インスタグラムを使って抽象画を求められている方々に販売しています。アメリカやヨーロッパの方が多いですね。日本の方はほとんどいないです。魅力は、グラフィックデザインをしていましたので、グラフィックデザインから学んだ流れで抽象絵画というものにぶち当たりました。抽象絵画を体系化した人の本を読んで、グラフィックデザインにつながる大切な話が書かれているなと感じてとても興味深かったです。グラフィックデザインの元になるようなエッセンスを抽象絵画に入れることや、抽象絵画をどのように楽しんだらいいのかわからない人も日本に多いと思うのでそういった方にお茶の間レベルで伝わるような作品を制作したいなと思っています。あとは、白や黒ではなくて、どうやって色で楽しめる要素を出していくかが僕の作品です。
CBAさん:東京で20年以上グラフィックデザインの仕事をしていました。その後、画家を志して、神奈川県の相模原市でアパート兼工房という形で画家としての活動を始めていました。そして、神戸に移住してきました。
CBAさん:色々とあって神戸市に住む母親のために移住を決意しまして。そのときに神戸市の(アーティスト)助成制度があることを知って、中央区から駒ヶ林までの海岸エリアの範囲内で選んで、駒ヶ林に決めました。
CBAさん:移住してきた時期が2020年4月(コロナウイルスによる緊急事態宣言発令時)だったので、人もほとんどおらず閑散とした印象でしたね(インタビュー当時もイベントなども出来ない状況)。いろんな名産が有名で情報も聞いたりしているんですけど、もっともっとエネルギッシュな人に出会いたいです。
CBAさん:コロナの影響もあって、なかなか地域の方と交流する機会がないので、フレンドリーな部分を見つけられていないですね。逆に、これから自分が地域の方と交流していける役割になっていけたらなと思います。
CBAさん:そのアーティストさんが望んでいる事柄、形に合うものであれば、どこでも向いていると思いますよ。その人の職業にあった建物や、お店をしたいという人もいらっしゃると思うのでそのお店に向いてるようなスペース、場所など選べばいいと思います。僕がここを選んだ理由は、この天井の高さなんですよね。元々ここは、隣の神社のお神輿を仕舞う部屋だったんですよ。天井までの高さが3mあるんですけど、この高さが気に入ってこの場所をリノベーションすることを決めたんです。(天井が)高いことは、より大きな絵が制作しやすいという利点がありました。僕は自分がやろうとしている条件を考えて、その考えにあった場所が見つかったからリノベーションしました。凄く個人的な意見ですね。笑
CBAさん:実は少しずつ地域の方とつながるチャンスが出来ていて、まず新長田エリアに住んでいらっしゃるクリエイターとつながるチャンスが出来て一緒に仕事する機会が始まってきたんですよ。海外の人たちだけではなくて、地域の人たちに還元できるような仕事が出来ていったらいいなと思います。それがこれからやりたい活動ですね。あと、今後アーティストの方が集まってきやすいような街のロケーションにしていきたいという思いはあります。どうすればいいかという具体的な策はないんですけど、気持ちはあります。
兵庫県立兵庫高等学校
創造科学科5期生 創造基礎B3班