こちら肉球クラブ
里親さんになって頂く皆様へ説明とお願い
こちら肉球クラブでは里親になって頂く皆様に次のようにお願いしています。
オス・メスともに半年を過ぎましたら避妊去勢手術をお願いします。長野市の場合保健所にて助成金の用紙がもらえます。
ワクチン接種をしてください、3種混合または7種混合を病院の指導のもとに年一回、子猫の場合2回おこなってください。
長野市内の動物病院の獣医師による解説です。
お心当たりの症状がありましたら先ず動物病院で診察をお願いします。
FIV猫免疫不全ウイルス感染症
感染経路
猫同士のケンカ、交配など体液が血液中に入ることで感染します
症状
リンパ節などの免疫機能が侵され、徐々に体の抵抗力が落ちてきます 感染してから数年間(2ー4年位)は症状も出ず過ごしますが、その後リンパ節の腫れを起こし、免疫不全状態(感染症にかかりやすい・傷が治りにくい・口内炎・歯肉炎悪性腫瘍・腎不全)つまりエイズを発症し、死に至ります
感染してしまったら
無症状であってもウイルスを持っているので外に出さず(感染猫を増やさない)温かい部屋で(寒さはかなりのストレス?)生活をさせて長生きさせてあげましょう。感染していても発症せずに寿命を全う出来るこもいます。
エイズで一番やっかいなのは口内炎です。食べたいのに痛くて食べれず、最後は飢餓で衰弱します。あまり有効な治療もありません。
猫パルボウィルス感染症について
症状が進行すると白血球が減少するので、猫汎白血球減少症とも呼ばれています。消毒が効かないので死亡率も非常に高い危険な病気とされています。感染力も強く、下痢や嘔吐の症状があり最後には衰弱して死亡します。人には感染しませんが、手や衣服を通して猫に感染します。
完全室内飼いにご理解をいただき安易に外に出さないでください。(お家の中を縄張り化すれば猫にとって不自由ではありません)キャットタワー・2~3段のケージ・タンスの上に上れるように等工夫してあげましょう。
完全室内飼いついて
「こちら肉球クラブ」では、里親さんになって頂いた方皆様には必ず完全室内飼いで猫を飼育して頂くようにお願いしています。
猫はもともと建物の中で生活していた生き物です。
今のような住宅事情ではなく大きな建物の中ではありましたが、例えばお寺とかお城とか大きな農家とか現代では工場や施設などでネズミ取り用に飼育されていたものがだんだんとペット化していったようです。そのため猫自身は非常に室内を好みます。人間の勝手で外に追いやり外の生活を覚えた事で縄張りを外に持ち、習性としてその縄張りを一日に何回か見回りに行くという事から家と外を行き来するようになったという事です。
それならば、お家の中を縄張り化してしまえば猫は外に出る必要はなくなります。縄張り争いによる喧嘩もなくなり怪我はしません。野猫との接触で病気をうつされてくることもなくなります。ワクチンはもちろんしてあってもワクチンにない病気に感染することもありますので、最も有効というわけではありません。
また、一番は交通事故による不慮のあっという間の死です。これが猫にとっても飼い主さんにとってもこんな悲しい事はありません。
また、糞尿の被害ということで近所から苦情も出ます。猫が嫌いという人のほとんどがこれです。駐車場の車や家の壁を傷つけるなど文句を言い出したらきりがありません。ご近所とはなるべくトラブルは避けたいものです。
糞尿の始末やお掃除等は地域猫もそうですが、いくらやっても評価されません。家の猫がやったかどうかわからないのにそのせいにして裁判にという事にもなりかねません。傷つけた車の塗装の弁償していたり盆暮れの贈り物など気を使っても白い目で見られてしまいます。
それなら最初から外に出さないで可愛がってあげましょう。(*^-^*)
そんな理由から完全室内飼いを勧めています。
では、どうやって完全室内飼いをするかというと、ケージは大き目の物を用意してください。猫は立ての移動が好きなので2段か3段の棚のある物がいいです。下にトイレも置けますので、その中で快適に自分のベッドスペースとして過ごせます。
それから、キャットタワー、トンネル、つぐら等の遊んだり休んだりできるものもあると猫達は喜びます。おもちゃも追いかけたりじゃれたりできるものも数個あるといいですね。
お家の中もなるべくあちこち危険のないようにして自由に過ごせるようにしてあげましょう。
本棚の上、タンスの上等高い所は最も嬉しい場所です。
廊下を走り回ったり階段を駆け下りたい若い猫にはエネルギーの発散すべて遊び場になるので危ないものは片づけて、好きに走れるようにしてあげるといいですね。
年を取ってくるとそこまではしなくてもいいので落ち着いた静かなスペースを確保してあげると好いと思います。
トイレは何ヶ所か置いてあげる配慮も必要です。
完全室内飼いに抵抗のある方、絶対拒否という方には強制できるものではありませんが、このようなことからよくお考えになって是非ご検討下されば幸いです。
あくまでも里親さんの自己責任ですができれば悲しい思いはしたくないですよね。事故・病気・迷子・そしてトラブルなどからも猫達を守ってあげてください。
都会でも田舎でもそれは同じ事です。人間の側の考え方を変えていかなくては悲劇は繰り返されます。
かつて猫達はお家の中だけでのんびり暮らしていた生き物であること、外に追い出して頭数を増やし野猫をつくってしまったのは人間の側である事を思い出して下さい。
完全室内飼いは猫を閉じ込めるのではなくそういう意味があるという事です。
全国的にも、お医者さんも動物のボランティア団体も今この考え方を奨励しています。
こちら肉球クラブの譲渡契約書がありますのでそこにサインをしていただいています。個人情報の保護法に従いまして保管しますのでほかには一切出しません。
必要に応じてですが免許証の提示もお願いする場合もあります。その場で見せていただくだけですのでご協力をお願いします。
必ずというわけではありませんが家族にしていただいた後猫が落ち着きましたらでいいですので、写メ、あるいはデジカメ撮影の写真をパソコンから送ってください。後程ブログに掲載させて頂きます。ご了承ください。
上記をご理解いただき里親さんになっていただけるという方は『お問い合わせ』よりお知らせ下さい。
里親さん募集の猫達紹介
最新の里親さん募集の猫達につきまして「こちら肉球クラブブログ」をご覧下さい。
掲載の都合上連絡を頂いても里親さんが決まっている場合もありますがご了承ください。