2023年度富山青年会議所シニア会の会長を勤めさせていただきました石坂です。一年間多くのシニア会メンバーや現役会員に助けられて活動してきました。
主なものに、シニア会主催のゴルフコンペを93名の参加で開催することができました。現役会員の参加もあり世代間の交流もかなりできたのではと思っています。また、今年度初めての試みとして、現役会員の会員拡大をテーマにシニア会と現役会員が意見交換と、情報交換をする機会を設けました。我々の時代とちがう会員像を知れたことや、今も熱い青年会議所活動を変わらず続けている現役会員たちはずいぶんと頼もしく目に映り、その後の懇親会も大変盛り上がらせていただきました。
また、シニア会員の増加と現役会員の減少はシニア会の財政面でも支障が出始めており、予算の緊縮を各事業などのお知らせをメールなどに切り換えることで対応いたしましたが、抜本的には中長期的な視点でシニア会費の金額や徴収方法も次年度と討議しましたので、来年度以降の会長らに具体的な行動を期待しています。
この一年間の活動を通じて今の青年会議所をより近い場所から見られたことは自分にとって大変刺激的なことでした。富山というまちへのスタンスであったり、「ひとづくりと」「まちづくり」のバランス感覚なども現役会員と話し合うと大変興味深いものでありました。
我々の時代と較べて会員数が半減していますが活動内容は増しているようにも感じます。そんな現役会員に敬意を表するとともに、シニア会としてできること、シニア会だからこそできることを意識して存在するシニア会になることを祈念してこの一年間のごあいさつに代えさせていただきます。一年間ありがとうございました!
シニア会員の皆様には、2023年度の運動・活動にご理解とお力添えをいただき誠にありがとうございました。1年間、様々な場面でご指導をいただきましたことに感謝申し上げます。
さて、本年度は『そこへゆけ~ビジョンが形になる未来へ~』のスローガンを掲げ、2022中期ビジョン『WAがひろがる地域(まち)とやま』の実現に向けて具体的な運動を生み出すことを目指してきました。「今後10年のスタンダードとなる年度にしよう。」そんなことを委員会の皆様には伝えていました。とくに心に残っている運動・活動をここに振り返ります。
例会においては、年間の委員会事業予算の大部分を2月度公開例会に充て著名講師を招くことで、2015年度以来では最多となる一般参加者数を記録しました。また、幹事間の連携と懸命な参加推進によって、2月度例会から10月度例会まで連続の100%出席(アテンダンス含む)を達成しました。さらには、公開例会に対する外部スポンサーの獲得など、これまでの例会にはない新機軸の取り組みを多く生み出しました。月に一度会員が一堂に会する場という、例会の真髄を会員に深く理解してもらうことができました。
まちづくりにおいては、11月初旬に全3日間の日程で、駅北ブールバールでのクラブミュージック&ワインイベントなど、これまでにはない実験的な要素を数多く盛り込んだ「MACHI-MEGURI 2023」を開催しました。また、10月には富山市と「防災における啓発活動の協力に関する協定」を締結し、防災・減災に関するパートナーシップをスタートさせました。すべての市民・町民が創造性を発揮できる「まちのプラットフォーム」の構築に向け大きく前進した年度となりました。
次世代育成においては、日本JCの代表的な運動である「ベビーファースト運動」を年間通して推進し、LOMとして初めて「ベビーファースト運動」をテーマとして事業を開催した5月20日を富山JCの「ベビーファーストの日」として制定しました。また、9月度次世代育成事業「とやま創造アドベンチャー」において、呉羽丘陵に市内の小学生と共同で制作した花壇を「くれはな畑」と命名し、今後のさらなる整備に向けて記念モニュメントを設置しました。子供を産み育てやすい社会づくりと、子供たちの創造性を育む運動を年間通して推し進めることができました。
対外・渉外関係では、10月に開催した北陸三県都LOM会議において、金沢JC、福井JCと共に「北陸三県広域連携委員会」を設置し、2024年度からの広域観光連携の枠組みを構築しました。また、日本JC京都会議、サマーコンファレンス2023、全国大会東京大会についても軒並み80%前後の登録率となり、多くのメンバーに日本JCの方針や運動に触れ学びをもち帰る機会を得てもらうことができました。
ここには到底書ききれませんが、このほかにも各会議・委員会には、挑戦と学びに満ちた運動・活動を数多く生み出していただきました。すべての会議・委員会の皆様の八面六臂の活躍に対し心から感謝しています。
しかしながら、私たちの10年ビジョンは始まったばかりです。中期ビジョンに掲げる地域(まち)や人の姿が、ひとつひとつ形になっていく、そんな運動・活動が来年度以降も続いていくことを願っています。一年間ありがとうございました。