無肥料栽培について
無肥料栽培について
東北の地震の時に、全国的に放射能汚染のことが注目され、疑問を持ったのが始めるきっかけです。
果たして有機肥料だからといって安全なのか?肥料の原料は放射能汚染は無いのだろうか?ということを悩みました。
肥料などに含まれる残留農薬なども気になり出してしまいました。
そして「自然栽培」という、田んぼで生じたもののみで土を育て稲を作ることで、何も持ち込まなければ、その点においては大丈夫だと考えました。
その土地で生じたもの、藁、雑草のみでその収穫量が安定できるならば、それはまさに継続可能な生産方法で、それが本来の土地のチカラの限界であり、それ以上は収奪型の生産ではないのでしょうか。
これから、日本は外国から肥料も買えない時代に突入するかも、と言う懸念はあります。
その様な時に、無肥料でも永続化できる手法を確立することで、自分たちの食糧生産計画にひとつの指針を立てられると考えています。
無肥料だとだいたい10アールあたり300キロ前後の収穫量なのですが、これは昭和30年前後の全国平均にあたります。
半分しかとれないとも言えますが、「無肥料でもそれだけとれる」という考え方も、これからの時代には必要なのかもしれないと思い始めています。