■埃よけ、落下防止カバーに関しての用意するもの、作り方です。
※上から3段を覆っているものです。
準備するもの、作業の流れ等々を簡単に書いていきます。
■カバーの目的と要件として今回は下記を上げました
・取り外し可能(工具等なし)
・落下を防止できる強度
・覆うことで埃をカバー 上画像では棚、天井間がほぼぴったりです
・透明度(飾り棚として機能)
■準備するもの
<材料>
・PET板:t(厚み1㎜)サンデーPET
・面ファスナー(両面テープ付き)
・ダイソーリメイクシート
<必要な工具・道具>
・メジャー
・定規(できれば30㎝とかながいの)
・油性ペン
・軍手
・マスキングテープ(傷とか気を付けたい方)
・カッターナイフ
・やすり(100均とかに売ってるので大丈夫)
<他>
・折れない心
流れを書く前に、材料の選定や設置方法について記載します。
面倒なら飛ばしてね☆彡
一般的にホムセンで手に入る透明な樹脂板として、下記がよくあると思います。
・アクリル板
・PET板
・塩ビ
簡単に特徴を書いていきます。
<アクリル板>水槽とかに使われているやつです。
透明度が高く、ディスプレーにもよく使われます。
専用の工具があれば加工は容易なのですが、衝撃に弱く落としたり、
厚みが薄いと加工中に割れたりすることがあります。
お値段はちょっと高めです。
<PET板> ペットボトルのPETと思ってください。
透明度もそこそこいいです↑画像参照
加工性に優れ、曲げや衝撃に強く、お値段も安いです。
<塩ビ> 一般的な樹脂の1つです。看板とかに使われています。
透明度もそこそこいいのですが、少し青みがっかった色です。
加工はしやすいのですが、個人的な経験でいうと、曲げた跡や傷がつきやすい印象です。
お値段は安いです。
とまあ書きましたが、取り付け方を考えながら作ったので今回は、PETを選びました。
強度、万が一落下しても割れない、加工(カットが楽)、取り外し際に、曲がっても大丈夫、安い、等の理由です。
ホムセンで実際に見て好きなのを選んで良いと思います。
※今回は、直射日光が当たらない場所なのでPETにしましたが、直射日光がかなり当たる場合は、
UVカットの素材や耐候性も調べてみてください。
設置方法です。いくつか考えたのですが、面ファスナーでやってみました。
他に候補としては、マグネット、ボルト止め、フックがありましたが、隙間なく安定して止められるのが面ファスナーだったので、こちらを選びました。
隙間があってもいい、見栄えを気にするのならば、フックやマグネットもありかと思います。
↓面ファスナーの耐荷重等のざっくりした計算です。ちゃんと計算するのは面倒なのじゃ(`・ω・´)
まず、設置するPET板の寸法ですが、下記の大体で下記寸法になります。
450㎜(幅)x750㎜(高さ)x 1㎜(厚み)X 4枚
PETの比重が、1.39g/cm3 なので 重さとしては、470g/枚になります。
面ファスナーが保持できるか確認します。
面ファスナーの保持箇所の面積が、450㎜(幅)x16㎜(棚板の厚み)X3(棚板の枚数接着箇所) =216cm2
ものによって違いますが、ざっくり剪断強度が(0.64kgf/cm2) で138kgf
まあ、安もんで数値が劣っても余裕ですね!多分!
下記剪断強度参照
https://www.ykkfastening.com/japan/support/tips/021.html
ということで長くなりましたが流れに入ります。
↓流れを書いていきます。
STEP1:寸法測定、ラフスケッチの作成
設置個所の寸法を測定します。
今回作った棚では、設置個所の幅が1800mm、高さが750mmです。
ネット上で、サンデーPETの規格を見たところ、
幅450mm、高さ900mm、厚さ1㎜のものを見つけました。
こちらを4枚使って覆うことにします。
※作られた棚の大きさに近いものや、取り数がいい大きさを買うといいです。
また、面ファスナーように棚の板厚はも測っておきます。(約18mmでした)
STEP2:設置個所の区分け
見栄え的には1枚板を張ってもいいのですが、そこそこ大きい板なので、
取り外しがしやすいように区分けをします。
形としては、幅450mm、高さ750mmにカットした板を左図の形に2分割しています。
※横方向に半分だと面ファスナーの取り付けがよくなかったため、
この形にしました。
STEP3:お買い物
みんな大好きコーナン(ホームセンター)に行き必要なものを買います。
PET板:t(厚み1㎜)サンデーPETx4枚、
面ファスナーは幅16㎜のものがあったので必要な長さ分カットで買います。
180㎝X3本=540㎝、メートル単位なので6m購入します。(雄雌両方)
※接着剤・両面テープが裏についているタイプを購入すること
ちょうどいいのがなければ、Amazonとかで探しても出てきます。
ついでにダイソーにもよります。
面ファスナーはそのままにすると黒色が目立つので、隠すために
壁紙とかを好きな柄にするダイソーリメイクシートを買います。
木目のそれっぽいのがあったのでこれを購入
STEP4:PET板のカット
1㎜以下の場合カッターナイフでカットが可能です。
PET板購入時には、傷防止のフィルムが張られているので、この上に油性マーカーでカットする線を下書きします。
まっすぐに線を引くように注意
定規を当てて、カッターナイフでカットしていきます。
一回では切れないので、何回も同じところをカットし、7-8割の深さまでカットすると反対側に曲げることで、切れ目に沿ってきれいに折れます。
※カットが浅すぎると割れるので注意
また、刃が滑って傷がつく可能性もあるので、不慣れな方は軍手をしてください。
PET板のカット部周辺にマスキングテープを張ると少しは傷防止になります👍。
STEP5:PET板のやすり掛け
切断後、切断面は必ずやすり掛けをしてください。
樹脂系の材料はバリ(切った際の残り)で手を切ることがあります。
また、角部が当たっていたそうであれば、角部にもやすりをかけておくと安全です。
左のようなやすり 100均にあります
STEP6:面ファスナーの貼り付け
面ファスナーオス・メスをそれぞれ必要な長さに切って貼り付けます
張り付けの際には、貼り付け個所のPET板保護フィルムをはがしてください
STEP7:ダイソーリメイクシートの貼り付け
リメイクシートを必要な長さにカットします。
面ファスナーの幅が16mmなので、少し大きめの20mmにカットしました。
面ファスナーの反対の面の保護フィルムをはがして、リメイクシートを張ります。
私の場合木がそっていたため、PET板の境目は棚に取り付けた後貼り付け、
リメイクシートを板に合わせてカットしました。
ちょっと見栄えが良くないですが、まあ誤差です
STEP8:PET板の設置
端から位置をあわせて完了です。
はがしたい時は角からはがし、横方向にはがせばきれいに取れます。