学生から「お薦めの本を紹介してほしい」「どんな本を読んだら良いのか」というご要望やご質問をいただくため、お薦めの本リストを作成しました。比較的読みやすく、面白い(と私が思う)本を集めてみました。学術的な色の濃いものもあれば、研究や勉強に全く関係ないものも含まれますが、愉しんで読んでいただければと思います。
目次
Green...Novels (Fiction)
(XXXX) – 引越等のため、書籍が手元になく自分が読んだ本がどの発行年のものなのかがわからない本。
池上嘉彦(2006)『英語の感覚・日本語の感覚』NHKブックス.(1,000円前後)
研究社辞書編集部(編)(2007)『英語の数量辞典』(トム・ガリー監修)研究社. ★辞書ですが、いろんな数量表現を見ているのが楽しい。
酒井邦嘉(2002)『言語の脳科学』中公新書.(900円前後)
酒井邦嘉(2009)『言語の脳地図』明治書院. (1200円前後)
スティーブン・ピンカー(1995)『言語を生み出す本能(上)(下)』NHKブックス.(1冊1300円くらい。)★認知言語学系の本。
田中克彦(1981)『ことばと国家』岩波書店.(800円前後)
寺澤盾(2008)『英語の歴史-過去から未来への物語』中公新書. ★普段からなんとなく何でだろうと思っていた英語にまつわる疑問が史的観点から解説されていて面白い。
トム・ガリー(2010)『英語のあや』研究社.(1,200円前後)
トム・ガリー & 松下貢(2013)『英語で楽しむ寺田寅彦』岩波書店.(1300円くらい。★寺田は日本でも著名な物理学者兼随筆家。夏目漱石の授業を受けたことがある。書籍では日本語の原文と英語の翻訳が併記。英語の勉強にもなる。
中川裕(2019)『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』集英社新書.(900円前後)★国連は2022–2032の10年間をInternational Decade of Indigenous Languages (IDIL2022-2032) (先住民言語の国際の10年)と定めています。
カール・セーガン(1984)『コスモス(上下)』朝日文庫. (1冊500円くらい)★宇宙の話。中学生の時からの愛読書。
竹内薫(2008)『宇宙のかけら』講談社.(1500円くらい)★絵本。カロアというかわいい猫とカオルの対話を通して宇宙について知る。絵とストーリーがかわいい。
多田富雄(1993)『免疫の意味論』青土社.
戸田山和久(2005)『科学哲学の冒険 サイエンスの目的と方法をさぐる』NHKブックス.(1150円前後)
中谷宇吉郎(1958)『科学の方法』岩波新書. ★科学とは何かがわかりやすく説明されている。科学に興味がある人もない人も読んでみてください。
吉藤オリィ(2019)『サイボーグ時代-リアルとネットが融合する世界でやりたいことを実現する人生の戦略』きずな出版.
吉村仁(2005)『素数ゼミの謎』文藝春秋. ★素数というと少し難しそうだが、小学校高学年以上のお子様にもわかりやすい文章で書かれている。イラストがたくさんあって楽しく読める。 もちろん昆虫の蝉(セミ)のお話。
小澤征爾(2002)『ボクの音楽武者修行』新潮社.
酒井邦嘉(2006)『科学者という仕事』中公新書.(800円前後)★研究者になってみたいなと思わせてくれる本。
シーナ・アイエンガー(2010)『選択の科学』文藝春秋.(文庫本:900円前後、ハードカバー:1,700円前後)★NHK「コロンビア白熱教室」の内容。読みやすく面白い。人生の選択について考えさせるので、進路に悩む大学生にお薦め。
吉藤オリィ(2021)『ミライの武器 「夢中になれる」を見つける授業』サンクチュアリ出版.★学生にぜひ読んでもらいたい。
浅田彰(1983)『構造と力』勁草書房.
梅棹忠夫(1969)『知的生産の技術』岩波書店. (800円前後)★パソコンのない時代の資料やアイデアの整理方法が面白い。資料整理の仕方が参考になるので、研究ノート、フィールドノーツ、研究資料の整理に悩む大学院生にお薦め。ひらがなが多い(なぜ多いかは読むとわかる)。
梅棹忠夫(1992)『実践・世界言語紀行』岩波新書.(800円前後)
梅棹忠夫(1998)『文明の生態史観』中央公論新社.(800円前後)
梅棹忠夫(1999)『情報の文明学』中央公論新社.(700円前後)
川喜田二郎(1967)『発想法』中央公論社. (800円前後)★KJ法について紹介。
橋爪大三郎(1988)『はじめての構造主義』講談社現代新書.(650円)★現代思想を語るうえではずせない構造主義について、わかりやすく、おもしろく解説。
アガサ・クリスティ (XXXX)『そして誰もいなくなった』
アガサ・クリスティ (XXXX)『オリエント急行殺人事件』
遠藤周作(1960)『海と毒薬』新潮社.
遠藤周作(1981)『沈黙』新潮社.
ジュール・ヴェルヌ (XXXX)『海底二万里』新潮社.
ダニエル・キイス(1999)『アルジャーノンに花束を』早川書房. ★山下智久さん主演でドラマ化されたことで知られている
宮崎駿(2003)『風の谷のナウシカ』徳間書店. ★『アニメージュ』に連載されていた漫画の単行本。アニメ(映画)は単行本の1〜2巻に相当する。もっとその先の壮大なストーリーが描かれている。圧巻の7巻。
村上春樹(1987)『ノルウェイの森』講談社.
山崎豊子(2001)『沈まぬ太陽』新潮社.
J. K. Rowling (1997) Harry Potter and the Philosopher's Stone. Bloomsbury Childrens Books. ★せっかくなので英語で読んでみよう。1巻から読み始めれば、7巻目を読むころにはだいぶ読めるようになっているはず...
Le Guin, U. K. (1993) The Earthsea Quartet. Puffin Book. ★ゲド戦記シリーズ。私が読んだ本はPuffin Bookだったが、現在はKindle版もある。