社会学(都市・地域社会学)と社会情報学を主な専門としており、とくに名古屋都市圏における空間・社会・政治に関心を持っています。また、若年層のソーシャルメディア利用とライフスタイルの関連にも関心があります。
研究手法では、質的調査と計量研究を組み合わせた混合研究法に関心があります。質的調査では、インタビュー調査や資料調査を総合的に行う事例研究法を活用してきました。計量研究では、社会調査データやウェブ調査データを用いたベイズ統計モデリングに関心を持っています。
ここ数年の研究テーマは以下の通りです。
「名古屋都市圏の「見えない格差」」に関する研究。名古屋都市圏、とくに名古屋市内を調査対象としています。とくに2025年度からは名古屋市の南部地域に焦点を当てて研究を進めています。
「リニア開発主義の構造と主体」に関する研究。名古屋駅周辺をフィールドとしてきました。現在、この研究を発展させてフロー/モビリティの高まる時代において創発されるローカリズムのあり方を考えています。
「ネットワーク社会におけるコミュニティ形成」に関する研究。ウェブ調査のデータを活用しながら、ICT(とくにソーシャルメディア)の利用が人々の社会参加に与える影響(促進・阻害・補強)について研究しています。
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