全体の研究概要と将来展望
膜輸送体を対象とした基礎研究を基盤とし、薬物治療に関わる事象についてゲノムレベルで解析し、個人差・性差の分子メカニズムを解明する。
進行中の主な研究テーマ
1. 心血管系性差医療の基礎的研究(男女双生児iPS細胞の樹立とその応用、発生期心臓の性差)
2. ヒトiPS 細胞を用いた催不整脈評価系の開発(人工的成熟化手法の確立、細胞内シグナル解析)
3. In vitro 系による抗がん剤心毒性評価系の開発 (Motion vector 法と機械学習を統合した解析法の開発)
4. 心筋カリウムチャネルの調節と病態の関連
5. 心筋・骨格筋・腎臓における敗血症性差発現メカニズムの解明
6. 腎排泄の性差に関わる膜輸送体分子のプロテオーム解析