第1回
理論と政策の交差点
仲田泰祐
(2020年12月・21年1月号 掲載)
連載第1回で活用したMATLABとDynareのサンプルコードがダウンロードいただけます。
・第3節「準備運動(1):2つの定常状態」で使うコード【mファイル (TwoSteadyStates.m)】
・第4節「準備運動(2):マイナス金利の効果」で使うコード【mファイル (main_elb.m) ; modファイル (linear_nk.mod)】
・一括でダウンロード【ZIPファイル (Code01_keisemiZLB.zip)】
本連載では、連載第1回の2節で紹介したニューケインジアン・モデル(NKモデル)を土台として、想定する状況にあわせてさまざまな拡張を行いながら、金融政策の分析例を紹介していきます。
ここでは、その最も基本的なNKモデルの詳細を解説した付録をダウンロードいただけます。
NKモデルを分析するときによく使われるのが、非線形の形で得られた均衡条件を、定常状態を起点に対数線形近似した均衡条件を用いて分析するという手法です。
連載第1回2節の後半では対数線形近似した均衡条件を紹介しました。ここではその導出過程(均衡条件の1次近似)と目的関数の2次近似を丁寧に解説した付録をダウンロードいただけます。
連載第1回の末尾に掲載している「演習問題」の解答と解説を公開しています(ただし、一部の問題に限っています)。
「演習問題7」で利用する「FRB/US model」のパッケージがダウンロードできるサイトは【こちら】
連載第1回では、ニューケインジアン・モデルの学習に参考となるテキストとして、以下の書籍が挙げられています:
加藤涼(2006)『現代マクロ経済学講義――動学的一般均衡モデル入門』東洋経済新報社。
蓮見亮(2020)『動学マクロ経済学へのいざない』日本評論社。
Galí, J. (2015) Monetary Policy, Inflation, and the Business Cycle: An Introduction to the New Keynesian Framework and Its Applications, 2nd ed., Princeton University Press.
Walsh, C. (2017) Monetary Theory and Policy, 4th ed., MIT Press.
Woodford, M. (2003) Interest and Prices: Foundations of a Theory of Monetary Policy, Princeton University Press.