2021年12月25日、出石町にある入佐山(いるさやま)にて踊り公演を行います。
この場所はメンバーで踊り手の知念大地が豊岡市に越してきてからというもの、
毎日のようにひとり通い、踊ってきた場所です。
「梓弓 はるの気色になりにけり 入佐の山に霞たなびく」
たえず踊ってきた、まさにその歌碑前が公演場所となります。
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源氏物語でも入佐山を謳った歌が詠まれるなど、
生野銀山・城崎温泉とならぶ「但馬三名所」に数えられている歴史的意義のある場所、古墳・入佐山。
知念大地の身体、杉山至のセノグラフィー、知念史麻の声
その時、空間は何を語るか。
日時|2021年12月25日(土)15:00
※30分程度を予定
場所|入佐山公園(豊岡市出石町入佐18−1)
参加|無料 ※要事前予約(定員20名程度)
出演:知念大地
セノグラフィー:杉山至
朗読:知念史麻
制作:加藤奈紬
リサーチ・アーカイブ:鈴木南音
主催|景舎
助成|令和3年度夢但馬応援事業
後援|豊岡市
©︎Ayaki Hosaka
空間の鮮度。雰囲気を超えた臨場感。
私たちの「今」とか、光景に見とれて
「言葉がなくなってしまうこと」とか
「なんだか元気になった」とか、そんなものについて。
知念大地
今回のテーマは踊ること、踊ることによって変容する空間についてです。
ナビゲートは景の会のメンバーで、大道芸人・踊り手である知念大地。
前半は知念大地の視点で考える「踊り」について、スライドを交えて話します。
間に休憩をはさみ、後半は景の会のメンバーからセノグラフィー・杉山至の美術や、青年団俳優・知念史麻の朗読(声)などを手がかりに、「からだと空間の関わりによる変化」ついて、見て・聞いて・体験しながらのクロストーク形式で対話します。
日時|2021年11月3日(水・祝)13:00〜16:00
※途中休憩あり
※受付開始は12:45より
場所|江原河畔劇場(豊岡市日高町日置65−10)
参加|無料 ※要予約(定員25名)
©Ryuichi Ishikawa
【ナビゲーター】
知念大地 大道芸人・踊り手
1984年生 兵庫県豊岡市在住
04年「通行人が少しでも幸せになってほしい」との願いから大道芸人として路上に立ち始める。
街や人と向き合う中で、「唯、他者とともに在る」ことが失われつつある現代の危機を察知。
彼岸を含めた現在空間の一粒に「他者とともに」在る術を肉体内部に見い出だし、その活動を踊りへと移行した。
建築家・丸山欣也(まるやまきんや)氏、浅沼秀治(あさぬまひではる)氏をナビゲーターとしてお呼びして、日高・国分寺のスケッチ散歩ワークショップを開催します。
テーマは建築とセノグラフィー(舞台美術)の視点からまちを体験すること。
地域の歴史、ランドスケープ、風景などを感じながらまちを散策し、気になるものやことをスケッチしたり、写真に撮ったりします。
日常とはちょっと異なる視点と速度でまちを歩き、ワークショップに参加したみなさんが発見したり気づいた事柄を共有します。
日時|2021年8月15日(日)10:00〜14:00くらい
場所|日高・国分寺あたりを散策予定
持ち物|スケッチブック、筆記具(鉛筆等)、雨具、軽食、飲み物
参加|無料 (要予約)
主催|景舎、SCENO LABO
協力|江原河畔劇場
“スケッチすることの意義”
『 写真では、相互の寸法的なものをより正確に記録し、
撮影者が心にとどめなかったものまで記録してしまう便利さはある。
だが一つ一つ手で写していく間の対象物との心の対話はスケッチには及ばない。
その対話の中から現に今、目の前にしている対象物は、
そのもの自体をこえてさまざまな話題を展開するのである。・・・』
吉坂隆正 今和次郎集4『住居論』解説より
【ナビゲーター】 丸山欣也
Team ZOOアトリエ・モビル 会長、NPO有形デザイン機構理事長
早稲田大学理工学部建築学非常勤講師、ペンシルベニア大学、MIT、テキサス大学、シドニー大学 、ミシガン大学、ロンドン大学、ワシントン大学、アリゾナ大学、ユタ大学、グルノーブル大学客員講師、現:西安建築科学技術大学客員講師
国内外で、木や土といった自然素材に触れながら、身体を使って形を生み出す「ワークショップ」方式で、学生を指導しフランス国内で木造建造物賞と地域木造建造物賞等など受賞。
【ナビゲーター】 浅沼秀治
Team ZOO 一級建築士事務所 株式会社アトリエ・モビル 代表取締役、NPO有形デザイン機構副理事長
日本各地での建築プロジェクト以外に、NPO S.AIとの協働で空間のワークショップ、発見的方法を用いて手を使い場所を作るワークショップを国内外で開催している。江原河畔劇場の設計で第22回人間サイズのまちづくり賞受賞。その他DRUM TAO久住高原野外劇場プロジェクトなどを手がける。
地域の中から発見したものをデザインし建築をおこなっている、また世界各地でワークショップを開催している。
代表作として象設計集団との協働による名護市庁舎、今帰仁村中央公民館。レゾネイトくじゅう、鳥海ホール、久住高原TAO音楽ホールなど。 横浜での作品は神奈川区たいせつ保育園がある。
NPOデザイン機構
自力建設による参加型のワークショップや空間作り、まちづくりを行っている。代表作、ナント市 ビエンナーレ・エスティエルの公園作り。
2011年より福島においてフランス財団からの支援を受け震災復興支援活動を行っており現在も継続中。
メンバーの杉山至を中心にセノグラフィーの視点でみる地域の景色・豊岡市の町並みについて考えます。
初回のゲストは高校生の頃に、免許は持たないと決めて豊岡の土地を歩き続ける中貝宗治さんをむかえ、歩く視点・速度で見る豊岡の景色についてなど、クロストーク形式で対話します。
これから地域をリサーチしていくための自己紹介を兼ねた、キックオフイベントです。
日時|2021年6月27日(日)13:00〜14:30
場所|見性寺(兵庫県豊岡市出石町松枝147)
参加|無料 ※要予約
セノグラフィーとは?
一般には舞台美術と訳されるが、本来セノグラフィーが扱う範囲はもっと広い。
意訳としてはScenographyすなわちscene +graphicとは、状況や景の様態・様相を視覚的、図象的に設計、デザイン、創出すること。と訳すことができる。
歴史的には、アートやコミュニケーションを主体とした、あらゆるジャンルに関わりをもち人間活動の多領域にわたっている仕事・発想方法である。
視覚芸術、物作り、空間造形、建築、絵画、彫刻、そして人と人が関わり文化的、芸術的な豊かな日常や、ときめく時間を創出しようとするときそこには常にセノグラフィーの発想がある。
【ゲスト】 中貝宗治
1954年生まれ 京都大学法学部卒 大阪大学大学院経済学研究科経営学専攻前期課程修了1978年兵庫県庁入庁 大型放射光施設Spring-8の誘致を最後に兵庫県退職 1991年兵庫県議会議員当選(3期) 2001年旧豊岡市長就任 2005年新豊岡市長就任(4期) コウノトリ野生復帰事業を30年間推進 県から移譲された城崎大会議館の利用方法に困り、無料で貸し出す城崎国際アートセンターを構想。大成功に驚く。専門職大学制度の検討情報をキャッチし、県に演劇と観光を学ぶ大学設置を提案。わずか5年で開校し、驚く。イベント主催者から「プロフィール写真(横向き)」の依頼を受けて、縦横の横が長い写真と気づかず、横顔の写真を撮るという豊かな感性の持ち主。