フツウゴカイ(基本型)
Nereis pelagica Linnaeus, 1758
レア度:いつでも見られる?
形態:成体は体長10㎝、体節数70前後にまで大きくなる。11月に採集した個体は3㎝くらい、体節も30節前後だったので幼体と思われる。前口葉は縦に長い三角形で、前口葉の後方に眼が2対ならぶ。先端に1対の感触手がちょびひげのように生えており、前口葉の長さの半分程度、かつ両脇の副感触手より長い。さらに首元から4対の感触手が伸び、そのうち最も長いものは第4剛毛節に達する。頭部の後ろの、疣足のない「囲口節」は長く、ネックウォーマーをつけているような見た目。背面は褐色。疣足は前から後ろまでほぼ似たような形で、背触糸がひょろっと伸び、その下部に剛毛がよく目立つ。体の後端にはやや長い肛触糸が2本ある。
2020年11月 大友
2020年12月 大友
2020年12月 大友
2020年12月 大友体中央部の疣足のようす
2020年5月 青木