狩野水産のこだわり
狩野水産のこだわり
余市の海にそびえる、ローソク岩
前浜ニシンと歩んだ創業の歴史
狩野水産は1955年の創業当時、余市の前浜では昭和30年代まで群来が確認され、
ニシンは地域の暮らしを支える身近な魚でした。
しかしその後、前浜ニシンの漁獲量は急減。
狩野水産は伝統製法を守りながら、
原料をカナダ・アラスカ・ロシアなど海外産鰊へと広げ、
品質を安定させるための技術を磨き続けてきました。
1950年代ニシン漁の様子
便利さより品質を選ぶ、狩野水産の加工
塩数の子の加工では、
一般的に 亜塩素酸ナトリウムと過酸化水素を併用する方法 が広く使われています。
反応が早く、血筋や色の処理が一気に進むため、
工程を安定させる“便利な組み合わせ”です。
狩野水産では、
極力薬剤を使用せず、数の子本来の味を知っていただきたいため、
このうち 過酸化水素を使用しない製法 を選んでいます。
反応が穏やかな分、
水温・濃度・時間の管理、
そして血筋の処理や膜の状態の見極めには
より高い技術が求められます。
オゾン低温管理による水切り工程
工場ではオゾンシステムによる衛生管理を徹底し、
塩抜き後の数の子は オゾンチルド庫で18~24時間かけて水切り を行います。
通常の冷蔵庫では菌数や温度変動のリスクが高く、
ここまで長時間の水切りは難しい工程です。
オゾン環境下で安定した低温を保つことで、
膜を傷めず、粒の張りを保ったまま理想の水分量に仕上げています。
素材を活かす、狩野水産の味付けと技
味付数の子には、創業から受け継がれてきた自家製のタレを使用。
水切りを丁寧に行うことでタレが薄まらず、
数の子の芯までしっかりと味が入り、
一本一本に深い旨みが宿ります。
薬剤に頼りすぎず、
素材の膜の強さや粒の張りを損なわないように仕上げるため、
オゾンシステムと長時間水切り、
熟練スタッフの手作業を組み合わせ、
数の子本来の黄金色と歯切れを守っています。
狩野水産のこだわり
その結果、味付数の子では希少な D+30ロングライフ を安定して実現。
“素材を活かすために、あえて難しい道を選ぶ”
それが狩野水産のこだわりです。