[テーマ選定理由]
「環」というテーマには、「すべての大学をめぐる」という意味があり、今回のプロジェクトによって繋がった環を広げていこうという
願いが込められています。
また、他者に出会い、話すことで真の自分と対話し、改めて自己と向き合うきっかけづくりに繋がればという願いも込められています。
このプロジェクトを通じて、神様との「つながり」や参加者同士の「めぐり合わせ」を大切にし、今後の6大学の絆の環がさらに強固になることを
実行委員一同心からお祈りしております。
[講演概要]
人生には自分の意思で選択をするだけでなく、偶然に見える出来事や他人との出会いによって導かれていくということがあります。今から100年前に、哲学研究のために留学し、留学先で司祭となって帰国し、多方面で活躍した岩下壮一(1889-1940)の生涯を振り返りながら、人生を導くものについて考えたいと思います。
[講演者プロフィール]
加藤和哉 先生
聖心女子大学現代教養学部哲学科教授・同大学キリスト教文化研究所所長。
東京大学大学院で西洋中世哲学を専攻した後、山口大学を経て、2001年より聖心女子大学に在職。
大学生・院生時代の9年間カトリック松原教会で中高生会のリーダーを務めた。