鎌倉武士の飯

鎌倉武士の飯 予約不可

鎌倉武士の飯(かまくらもののふのメシ)を提供するイベントを開催しております。

かつて鎌倉時代に武士が食べていた「日常食」や「戦陣食」を史料に基づいて可能な限り再現し、鎌倉の武士となって陣中で食すというものです。鎌倉武士の飯をご希望の方はぜひご連絡ください。


※鎌倉智士は食費衛生管理責任者(有資格者)です。

※調理はケータリングやデリバリー方式を採用しており、事前の仕込みなどは保健所の許可のある飲食店などで調理専門スタッフによって行っております。

イベント保険に加入しております(東京海上日動)。お申し込みにあたりイベント保険加入手続き項目である①名前、②フリガナ、③住所、④郵便番号、⑤電話番号をお知らせください


令和6年(2024年)は開催予定はありません。

鎌倉武士の飯メニュー

豆醤の焼きおにぎり

炊事のできるときには、屯食とよぶにぎり飯が行軍食となり、豆醤(とうしょう/まめひしお)をその表面に塗って焼き、または包んで携行しました。梅干がこれに加わり栄養は高まりました。

餅米のおにぎり

お米は普段は黒米(玄米)でした。しかしながら玄米は煮るのにたいへん時間がかかって困るため、陣中用には精白した白米(餅米)を用意するとたいがいの兵法書に記されています。

当時は、1日5合が決まりで、朝餉と夕餉の2回に分けて食べていました。朝餉に2.5合、夕餉に2.5合です。しかし1日5合の決まりはあくまで平和なときの分量で、いったん出陣するとだいたい8合~10合(1升)食べていました。「腹が減っては戦にならぬ」と出陣中は朝餉と夕餉の2食の中間に、5合の間食を食べていました。間食は「未の刻(昼八時)」に食べることが多かったようです。それがいまでも「おやつ」という言葉で残っています。

干飯(ほしいい)

乾飯(かれい)ともいいます。餅米を精白したものを蒸して乾燥させ、それを臼でつき砕きます。完全に干し上げたものは相当長時間保存しても変質しませんし、持ち運びにも便利なので兵糧としては理想的でした。

あまり重いと足をとられてしまうので飯袋にだいたい五・六合つめて腰などにゆわえつけて携帯していました。

飯袋に入れたまま一定の時間湯または水のなかにつけ、やわらげてから食べますが、歩きながらポリポリと噛んだりもします。

焼き米

煎り玄米ともいいます。普段から干飯(ほしいい)を準備しておきますが、何かの事情でストックが切れてしまったり、緊急事態で非常呼集をかけられた場合には、玄米を煎って焼き米にし、腰兵糧にして駆けつけました。

梅干

特に後世の溜味噌(たまりみそ)系の豆醤(とうしょう)は、戦陣食の主要な特色となっていました。梅干もその1つ、関東武士の常用となり、武士の行軍力や持久力のもとになっていました。

梅干そのものは酸性ですが体内に入るとクエン酸に変わります。しかもアルカリ性食品なので米の酸性を中和します。

煮干

頭脳の冷静な判断力を養うカルシウムを多く含みます。日本人が魚を食べるようになったのは縄文時代以前からとも言われています。平安時代から庶民の食べものとして定着されはじめ、庶民に愛される食品の地位を確立していきました。そして、味噌汁にして食べるようになったのは室町時代ぐらいのことだといわれています 。

大豆

大豆を煮て干したものです。主に軍馬の餌ですが、場合によっては兵士も活用していました。「大豆を干飯のようにして打飼(うちがい)つまり兵糧袋に入れて持参し、人にも馬にも食わせよ」と軍術書にあります。

軍馬に大豆を必ず用いたのは、穀物中もっとも栄養価が高いためで、大豆成分中のおよそ40%が蛋白質です。

1日1頭あたり、戦闘馬で三升、駄馬で二升でした。大豆はよく煮てさまし、干草や青草、藁(わら)などと混ぜて与えていました。

納豆

大豆の栽培は稲作と違って比較的容易ですが、そのかわりに調理するのは米よりもはるかに困難でした。煮やすくするために豆打(ずた)法がよく用いられたのですが、煮豆は条件さえ整えば納豆に変化します。古代から「不老長寿食」として食べられてきました。江戸時代の『本朝食鑑』には効能について「気をおだやかにし、腹中をととのえ、食を進めて毒を解す」と述べられています。

焼き味噌玉

焼き味噌を丸めたものです。1つの玉はおよそ一合の味噌をもとにしてつくりますが、1個で1日5人分となります。体力を極限まで酷使する合戦では塩分が絶対に欠かせません。

「みそが切れれば、米なきよりくたびれるものなり」と軍法書に記されているように、陣中での塩分不足は味方の総崩れにつながる恐れがありました。

味噌は合戦の隠れた主役とまで言われるように、蛋白や塩分がある栄養・保存食で、カロリーを増幅する役割をもつ酵素食品の強さが東国武士の強さとなりました。

芋茎の縄(味噌汁)

里芋の茎を縄にして、味噌汁でじっくり煮しめ、乾燥させたものです。

普段は荷縄として実用に役立てていますが、陣中で兵糧が切れたときなどに、細かく刻み、陣笠で湯を沸かし、そのなかに入れて味噌汁をつくります。

現代の「インスタント味噌汁」の元祖みたいなものです。

兵糧丸

丸薬状の携帯保存食です。黒藤皮・虎肉・餅米・晒米・蕎麦粉・キビ粉・はったい粉・きな粉・葛粉・穀物・豆類・鰹節・にぼし粉・梅干・松の実・ごま・薬草・野草・山菜・野菜・くちなし粉・はじかみ粉などを粉末にして蜂蜜・甘草・焼酎・日本酒・濁酒・ごま油・菜種油・植物油などを練りあげてつくったものです。

昆虫食

昆虫食は、日本の山間部では川魚に匹敵する貴重な蛋白源として古くから親しまれてきました。

古代中国の『周礼』に「蚳醢」と呼ばれたシロアリの卵の塩辛で客をもてなしたと記されているほか、古代ギリシャや古代ローマでセミなどを食べたという記録が残っています。現代でもアフリカ諸国・南米のアマゾン・メキシコなどの熱帯・亜熱帯地域などの多くの地域で常食されています。蝗害(こうがい)が発生して農作物を食い尽くされてしまう場合に、農作物の代わりにバッタを緊急食料として食べ飢饉の軽減が行われます。

いなご・竹虫・コオロギ・ガムシ・タガメ・カメムシ・セミ・ゲンゴロウ・タマムシ・カミキリムシ・コガネムシ・蚕・スズメガ・蜂・蟻・バッタ・ハエなどが昆虫食として食べられています。特に日本ではいなご・ゲンゴロウ・蚕・蜂のこなどが食されてきました。

濁酒(どぶろく)

古代中国の『周礼』に「醫は濁漿なり」と濁酒は薬用であったことが記され、平安時代に書かれた最古の医術書『医心方』にも薬としての効能が書かれています。『万葉集』や『風土記』などによれば、酒の種類は「清酒(すみさけ)」「浄酒」「にごれる酒」「糟交酒(かすまぜさけ)」「新酒」「古酒」「旧酒」「粉酒」「醴(こさけ)」「白酒」「辛酒」「厨酒(くりやさけ)」「酒糟」「和佐々酒(わさささけ)」「白紀黒紀酒(しろきくろきさけ)」などがあったとされています。

蜂蜜酒

「ハネムーン」の語源でもある蜂蜜酒は。天然甘味料として歴史の古い蜂蜜は、蜜蜂が花から蜜を集めるときに野生の酵母も混じりこんでくるため発酵しやすく、水などで薄めると抑制成分が稀薄になって酵母が活動をはじめて発酵が起こります。木の穴に蜂蜜を入れて、すりつぶした発酵しやすい果実を加えてかき混ぜ木の葉でふたをしておくと、気温が高ければ翌日には飲めるようです。

※現在の日本では免許のない者がつくることは法律で禁じられていますので決してつくらないでください。

令和2年(2020年)11月22日に第40回を開催いたしました。

令和2年(2020年)9月22日に第39回を開催いたしました。

令和2年(2020年)18日に第38回を開催いたしました。

令和元年(2019年)11月17日に第37回を開催いたしました。

令和元年(2019年)11月3日に第36回を開催いたしました。

平成31年(2019年)4月29日に第35回を開催いたしました。

平成31年(2019年)4月21日に第34回を開催いたしました。

平成31年(2019年)324日に第33回を開催いたしました。

平成30年(2018年)118日に第32回を開催いたしました。

平成30年(2018年)10月27日に第31回を開催いたしました。

平成30年(2018年)325日に第30回を開催いたしました。

平成29年(2017年)1210日に第29回を開催いたしました。

平成29年(2017年)1112日に第28回を開催いたしました。

平成29年(2017年)9月23日に第27回を開催いたしました。

平成29年(2017年)7月7日に第26回を開催いたしました。

平成29年(2017年)6月11日に第25回を開催いたしました。

平成29年(2017年)4月23日に第24回を開催いたしました。

平成29年(2017年)3月19日に第23回を開催いたしました。

平成29年(2017年)2月19日に第22回を開催いたしました。

平成28年(2016年)12月11日に第21回を開催いたしました。

平成28年(2016年)11月13日に第20回を開催いたしました。

平成28年(2016年)10月16日に第19回を開催いたしました。

平成28年(2016年)9月24日に第18回を開催いたしました。

平成28年(2016年)7月3日に第17回を開催いたしました。

平成28年(2016年)72日に第16回を開催いたしました。

平成28年(2016年)4月24日に第15回を開催いたしました。

平成28年(2016年)3月27日に第14回を開催いたしました。

平成28年(2016年)3月13日に第13回を開催いたしました。

平成28年(2016年)2月28日に第12回を開催いたしました。

平成28年(2016年)2月14日に第11回を開催いたしました。

平成28年(2016年)1月31日に第10回を開催いたしました。

平成27年(2015年)12月16日に第9回を開催いたしました。

平成27年(2015年)11月23日に第8回を開催いたしました。

平成27年(2015年)11月1日に第7回を開催いたしました。

平成27年(2015年)9月20日に第6回を開催いたしました。

平成27年(2015年)5月31日に第5回を開催いたしました。

平成27年(2015年)4月5日に第4回を開催いたしました。

平成27年(2015年)3月21日に第3回を開催いたしました。

平成26年(2014年)127日に第2回を開催いたしました。

平成26年(2014年)11月3日に第1回を開催いたしました。

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📧info@izakamakura.jp 鎌倉智士(かまくらさとし)宛

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