はい、釜江研究室に限らず、筑波大学の大気科学分野では、広く全国の大学から学生を受け入れています。学士課程で気象学を専攻していない学生(物理学科など)が筑波大学大学院に入学するケースも、少なくありません。
出身大学の例:東京理科大学、東京海洋大学、信州大学、山形大学、台湾師範大学
釜江研究室で指導を受けるには、修士課程の場合、理工情報生命学術院 生命地球科学研究群 環境科学学位プログラムまたは国際連携持続環境科学専攻に、博士課程の場合、環境学学位プログラムに入学して下さい。入試の時期、必要書類等は大学院募集要項をよく確認して下さい。毎年5月に大学院説明会を開催していますので、入試や履修モデル、学生生活に関する情報収集のためになるべく参加して下さい。出願前に、必ず教員にアポを取って下さい。進路を絞り込む段階で、研究室見学や面談を済ませて下さい。面談や、研究計画に関する相談をすることなく出願した場合、受け入れはお断りします。
はい、理工情報生命学術院 生命地球科学研究群 環境学学位プログラムに入学する博士後期課程の学生の、研究指導を担当することができます。
生命環境学群地球学類の卒業研究の指導教員の決定(研究室配属)は、4年次の4月です。大気科学分野では、3年次の12月に研究室配属希望についてアンケートします。それまでに、ゼミ見学、教員との面談を済ませて下さい。希望調査で、定員(教員一人あたり、一学年で3人まで指導可能)を超過しなければ、仮配属ということになります。詳しくは、3年次春学期の「大気科学演習A」の時間に案内します。
皆さんがどんなテーマで卒業研究に取り組みたいかによって、どの研究室を選ぶかが変わってくると思います。現時点で、どんなことに興味を持っているのかを教えて下さい。まだ具体的に考えられていない、という人は、ざっくりとで良いので、授業などで見聞きしたことの中で面白いと思ったことについて、教えて下さい。
授業については、学位プログラムのシラバスやKdbを参照して下さい。
釜江研ゼミは2週間に一度程度、論文レビューや研究進捗状況の報告を行っています。2025年春学期は木曜13:45から実施しています。この他、大学院生の発表会、自由参加の勉強会やセミナーを開催しています。
教員は学生への丁寧な指導を心掛けています。研究室ゼミや授業、研究打ち合わせを通した頻繁な指導を行っています。加えて、学部4年生のように、「研究の進め方がわからない」「何を質問したらいいかわからない」という人には教員が学生部屋に出向いて相談に乗るなど、より綿密に、技術指導を行っています。
いわゆるコアタイムはありません。修士1年生は週に4-6コマほど授業がありますが、授業やゼミ以外は好きな時間に研究室で活動しています(朝型、夜型など…)。
学生の多くは、大学周辺にある研究所で週に一回程度、研究補助のアルバイトをしています。例えば教員は大学院生のときに週1~2回、アルバイトのために国立環境研究所に通い、研究者の指導を受けながら気候データ解析技術を習得しました。
はい、植田研(Climate)とは独立に活動しています。ですが、共同で研究指導したり、合同セミナー合宿を開催したり、データ・解析技術を共有するなど、お互いの研究室で協力しながら活動しています。
地球学類の大気科学分野で開講されている専門科目(大気科学や、3年次科目)で挙げられた教科書の内容は、研究を進める上での大前提として必要です。改訂版地球環境学(古今書院)、一般気象学(東京大学出版会)、地球大気の科学(共立出版)を基本として、できれば気候システム論(筑波大学出版会)や地球温暖化 -そのメカニズムと不確実性-(朝倉書店)、地球気候学(東京大学出版会)も手元に持っておき、予習復習に役立てて下さい。総観規模の現象や季節予報に興味がある場合は、気象庁のテキストもお勧めです。
授業などでフィールド実習を行うことはありますが、研究のアプローチとしては、主に全球観測データや気候モデルのシミュレーションのデータ解析を行います。従って、主に研究室でパソコンを使って研究を進めることになります。
環境科学学位プログラムでは、環境問題や持続可能性に関する幅広いカリキュラムを提供しています。大気科学に特に興味がある方は、地球科学学位プログラムで開講されている専門科目を履修して、修了要件に含めることができますので、どの授業を受講できるかという点では、大きな違いはありません。研究内容は、どの研究室に所属しているかによって決まり、学位プログラムによる違いはほぼありません。
いいえ、地球科学学位プログラムの学生の主指導教員になることはできません。ただし、副指導教員や、論文の副査、つまり研究を進めるにあたっての補助的なアドバイスは可能です。
環境科学専攻の修了生の主な進路、地球学類卒業生の主な進路を参照してください。