学生の研究成果をまとめた論文がInt. J. Climatol.、Theor. Appl. Climatol.に掲載されました。
プレスリリース「日本列島に大雨をもたらす「大気の川」の流れが強まっている」(筑波大学・北海道大学) (読売新聞 朝日新聞 毎日新聞 東京新聞 産経新聞 共同通信 に掲載)
亜熱帯・亜寒帯大気はいかに日本に極端現象をもたらすか?
日本は熱波、豪雨、寒波をはじめ激甚化する極端現象に晒されています。中緯度の大陸東岸に位置する日本には台風、梅雨・秋雨前線、大気の川、温帯低気圧、JPCZなど、多様な現象が複雑に作用しています。亜熱帯・亜寒帯大気の侵入はいかに日本に極端現象をもたらすのでしょうか?私達はエルニーニョや地球温暖化のような大規模な気候変動が、太平洋高気圧の西への張り出しを変えることで、日本に災害をもたらす大気の川の頻度や強度が変わることを見いだしました。さらには台風活動やインド洋の水温変動、北側のブロッキング、トラフ、大陸寒気が日本上空の前線や気流システム、降水や降雪を変える様子など、リサーチクエスチョンは多岐に渡ります。
地球、そして地域気候はいかに外部強制に応答するか?
「地球温暖化」という言葉の印象とは裏腹に、地球温暖化による気候の変わり方は地域によって全く異なります。例えば雨が増える地域もあれば、雨が減って干ばつが増える地域もあります。地球規模の強制に対する応答にはなぜ顕著な地域性が生じるのでしょうか?その謎に迫る鍵は大気や海洋の大循環にあります。温室効果ガスのみならず、過去の気候変化をもたらし、また今後の気候変化の緩和策としても可能性をもつエアロゾルや、地球軌道要素、太陽定数に対する気候応答の実態に迫っています。
釜江 陽一 准教授(生命環境系)
E-mail: kamae.yoichi.fw[atmark]u.tsukuba.ac.jp
担当
生命地球科学研究群 環境科学学位プログラム・地球科学学位プログラム・国際連携持続環境科学専攻
生命環境学群 地球学類
研究指導
上記学位プログラムの修士課程、博士課程学生の研究指導を担当することができます。
授業担当等についてはこちらをご覧ください。
研究室ゼミを2週間に一度開催しています。また、総観気象学勉強会の見学・参加を随時受け付けています。
卒業生の研究成果をまとめた論文が天気、Meteor. Atmos. Phys.、Frontiers in Climateに掲載されました。
環境科学学位プログラム修了生が校友会江崎賞、つくばスカラシップ研究奨励奨学金、学位プログラムリーダー賞を受賞しました。
The 17th Japan-China-Korea International Postgraduate Academic Forumにて環境科学学位プログラム修士2年生がSilver Awardを受賞しました。
研究室学生5名がハビタブル日本2026年夏観測キャンペーン、3名が2025年夏観測キャンペーンに参加しました。
釜江准教授が文部科学省 科学技術・学術政策研究所より科学技術への顕著な貢献2025(ナイスステップな研究者)に選定されました。
大雨のメカニズムについての解説がNHK「NHKスペシャル」、テレビ朝日「有働Times」、テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」で放送されました。
科研費基盤研究(C)「大気の川データセットの構築に向けた総観場および遠隔影響パターンの解析 」、基盤研究(A)気候変化の新潮流「地球温暖化が招く北極寒気の分裂と中緯度への大移動」 がスタートしました。
釜江助教がAGU24 Annual Meetingで招待講演を行いました。
鮮新世中期の気候システムに関する国際共同研究の成果が、PNAS、Nature Geoscienceに掲載されました。
IPCC第6次報告書(第1作業部会)で、原著論文10編が引用されました。
研究成果の概要を紹介します。この他、研究室で取り組んだ研究をこちらで紹介しています。