●「NHK for School」の歩みとICT教育、図や映像によるイメージ・概念理解、自動翻訳の活用など、小学校、中学校、高校での実践例をもとに日本語支援における動画活用の利点と方法を共有しました。
●実例を通じて、子どもの実態と個性に応じたICT活用の工夫、周囲の子どもたちの理解や学級担任、日本語指導担当教員との共通理解・協働が重要であることを確認しました。
●子どもが自律的に学べるような、教科学習内容と日本語を予習型で学ぶ動画教材の試案を検討しました。
●学習場面でのICT活用で手応えを感じた各自の実践事例を共有し、教育工学における「授業の三方向コミュニケーションモデル(坂元昂)」に位置付けてそれぞれの実践を振り返るグループワークを行いました。
●コミュニケーションの心理学のモデル(松尾太加志)、経験の円錐モデル(E. Dale)に基づき、子どもの文化や学習経験など環境情報や社会的文脈を踏まえて、その子どもに今、一番重要なのは何かを考えて授業をつくることの重要性を学びました。
●インストラクショナルデザインの観点から、授業の展開における9教授事象(R.M.ガニエ)、ARCS動機づけモデル(J.M.ケラー) での分類を確認し、ICTをどのような機能として位置付けて使うのかを意識した授業デザインについて考えました。
【感想・提案など】
●各々の立場でICT活用という共通の話ができて視野が広がりました。ICT活用の可能性を広げる機会ともなりました。
●参加者紹介のやさしい日本語の自動変換サイトは、画像認識や辞書まで搭載されており、インプットがスムーズに行われると感じました。理解できる範囲での日本語を使用することで他の授業でも使用できる、興味深いアイデアでした。
●NHK for School の動画を利用したいと感じた。視覚化でイメージを掴むことは、授業の中で活用できる。また映像と合わせて多様な音声に触れることができるサイトでは現場のリアルな発音を聴く機会になるので、日本語の幅を感じることができると参考になった。
●授業がわかるようになる、という目的を置いて日本語を支援するという視点を考えた時、小・中学校での日本語支援の内容、方法は、今後、構築していくべきことがたくさんあると感じました。分析は大切ですね。
●ICTを効果的に活用できると、さまざまな場面で日本語だけでなく文化や教科学習など幅広い学びが得られると感じました。しかし、ICTを使う場面や方法を、対象児童生徒の学習歴に合わせて、何をどのように使うか考えないと、意味が分からずじまいだったりICT依存になってしまったりする危険性もあることが危惧されます。
●少人数でのグループ設定等、ゆっくりお話をすることができました。いろいろな立場の方から情報をいただくことができて良かったです。今日、教えていただいたことを指導に活かしていきたいと思います。
●受動的な学びに留めず、主体的に考え、判断できる力を育成すべく、自身も研究を深めていきたいと思います。
●現場の先生と意見を交わすことで、ニーズや提案等、これからの教材開発・企画に参考になりました。
●他分野の先生方と交流ができて学びになりました。
●人とのつながりができる研究会だと思います。