●教科学習をベースに日本語も体系的に身に付くデジタル教材の素案(中1「正負の数」)を検討しました。
●教科の授業の中での日本語教育(視覚的にわかる導入アニメーション教材開発など)を提案しました。
●「整理しよう」「足りる」など、言葉の言い換えではなく「算数的体験活動」が効果的な事例を共有しました。
●算数・数学のことばは、体験活動・やさしい日本語での概念理解を通して、置き換えずにそのまま教えることが必要。
●経験がなく「寒い」がわからない、日本の中でも気温がマイナスにならない地域で負の符号を目にする機会が少ないなど、文化の問題は子どもたちの学び合いが有効。
●教科の補充指導にとどまらず、ことばの力をどう育むか、スキャフォールディングの「はずしかた」という視点も重要。
【感想・提案など】
●数学言語、日本語、概念、イメージの関係は、難しいながらも面白いテーマでした。
●今回提案された教材の例は「日本人児童も」苦手としているタイプの問題に感じました。「外国にルーツのある」と形容することの是非もクリティカルに捉え直すとより良い研究になると思います。
●今回の報告とフロアのリアクションをみていると、「インクルーシブ教育」の観点が重要かと思いました。
●教科教育の研究者だけではなく、教育社会学、心理学、経営学、哲学など多様な「教育学者」が協働することで、より<よい>教育が実現できるのではないか(否、協働なしには実現できない?)と思いました。
●研究者の立場の考え、意見が多数聞けてとても興味深かったです。現場とのつながりを強くしていく必要を感じました。
●より多くの参加者と交流できるように、メンバーを変えながらグループトークする時間があっても面白いかもしれません。
●研究会以外でも、相談できたり、話したりできるフォームがあるといいと思います。
→ 「3人寄れば・・・」のオンライン茶話会を随時開催したいと思います。
ご希望の方は、かけプロ事務局:本サイトお問い合わせ欄の小池までメールにてご連絡ください。