科学同好会
~宙(そら)と地上を繋ぐ物質科学~
科学同好会
~宙(そら)と地上を繋ぐ物質科学~
科学は楽しい!!と思う研究者の自由で自発的な集まりです。様々なプローブや実験手法を縦断的に活用し、様々な「物質」や「科学現象」を多角的かつシームレスに分析・評価することを目指します。さらには人間社会への知の還元を視野に入れた分野横断型の新しい科学を展開し、既成概念に捕らわれずに自由に科学研究を楽しみます。現象や実験データを演繹的にも帰納的にも追求し、世界をリードする独創的な研究に繋げたいと思っています。科学は世界共通語、百年後の未来にも千年後の地球全体にもその成果と技術を志と共に伝承します。
当同好会は、どの組織にも道具/施設にも学術分野/研究カテゴリーにも所属せず依存せず忖度せずで活動します。多様な分野の様々なプローブをお使いの方々と科学議論会やセミナーを開催します。気軽に自由にお好きな議題の時にご参加ください。
当同好会ではこの4D科学曼荼羅の完成を目指しています。研究ファーストで新しい科学に繋がる種をお持ちの様々な分野の研究者に話題提供いただき、そこで議論・共有した情報を元にバージョンアップしていきます。素粒子・原子核から地球~宇宙に至る広い階層とスケールで物質科学を一緒に考え、新たな研究の展開を目指しましょう。任意の時間軸・空間軸・重力場で切ることで新たな可能性が浮かび上がると期待しています。
※google検索でなかなか出ません。ブックマークお願いします。
https://sites.google.com/view/kagaku-doukoukai-earth/home
今後のセミナーetcのお知らせは、このHPでの掲載に移行させました。
https://sites.google.com/view/kagaku-doukoukai-earth/home
科学好きな研究者向けの科学同好会です。科学を楽しみ、研究者全員と全分野を尊敬も尊重もして繋ぎ、
研究議論を自由闊達にする「科学の茶室」を目指しています。
この中から世の中にご恩返しができる内容も出てくると期待しています。
セミナーの接続アドレス(にじり口)はセキュリティ対策で適宜変えます。
①基本として、質問はセミナー開催時間内のみ。
②質問を除くセミナーの録画や講演パワポは「個人利用のみ・拡散させない」というお約束で公開します。
※講師の方の希望によりパスワード付の場合も有り:気軽に連絡ください。
*連絡先:kagaku.doukoukai.earth@@gmail.com(メアドの@@は半角の@に変えてください)
第21回オンラインセミナー(環境物質科学研究会共催)
勤務時間内開催だとエフォートや組織業務のために参加できないというお声を聞き、
録画公開&平日夜の開催にしました。通勤途中・自宅等でお気軽にご参加&録画視聴を。
**10/8(水)のセミナーはお休みします。ごめんなさい!
日時:2025/11/12(水) 19:00-1時間程度
講師:中野貴志さん(阪大RCNP)
https://www.rcnp.osaka-u.ac.jp/ja/about/index.html
テーマ:「 核物理の面白さ(仮題)」
要旨:
接続先:
https://zoom.us/meeting/tJcpd-2tqTMjGtFzVC2KNH8tQ998we9eWJuj/ics?icsToken=DA9Glys6J5rOEiJvagAALAAAAKPCH8UWV7Ln8ZHaGrpNPEmWvtQM-sbVWxgAPyny9O1mJkFhD8z1vdeXtgBZP8iCatTMMF77bFdR88kJzTAwMDAwMQ&meetingMasterEventId=lNXriAGJTk6KwNUW553EjA
オンラインミーティングを月1回ほどの頻度で開催。4D科学曼荼羅の完成を目指して、研究ファーストで科学を考えるアイデアをお持ちのポジティブシンキングな研究者の方々にセミナー講師をお願いしています。分野も手法もプローブも色々です。
今後の予定:
*2025/12/10(水) 夕方から夜
松本浩典さん(阪大)「X線天文学、XRISM衛星のCCDの威力:人間はどこから来てどこに行くのか(仮題)」
https://www.sci.osaka-u.ac.jp/ja/topics/13257/
*2025/01/14(水) 夕方から夜
吉田健二さん(芝浦工業大学)「宇宙線の科学、ダイヤモンド検出器(仮題)」
http://resea.shibaura-it.ac.jp/?053c7c844723e5f928dc1f509c4075d5
*2026/02/18(水)頃、 夕方から夜、日程調整中-
上坂友洋さん(RIKEN)「スピン・アイソスピン」
*2026/03/11(水) 夕方から夜
越水正典さん(静岡大学)「毒も薬も使えるものは使う放射線検出材料開発 (仮題)」
*2026/04/08(水) 夕方から夜
櫻井良憲 さん(京大複合研)「中性子科学(仮題)」
*2026/05/** 夕方から夜 調整中
*2026/06/** 夕方から夜 調整中
*2026/07/** 夕方から夜 調整中
*2026/08/** 夕方から夜
松下智裕さん(奈良先端大学)リバイバルセミナー
「光電子ホログラフィー その2(仮題)」
*2026/09/** 16:00- 夕方から夜 調整中
*2026/10/** 16:00- 夕方から夜 調整中
*2026/11 or 12/** 夕方から夜 調整中
高宮幸一 さん(京大複合研)「原子炉科学・廃炉の実際と中性子科学(仮題)」
*2026/12/** 夕方から夜 調整中
2025/08/18の田村さんのセミナー
「この宇宙の物質は素粒子からどう作られたのか?ビッグバンから中性子星までー原子核物理学の挑戦 」
第1部:宇宙での物質の創成と進化(概論)
第2部:ストレンジクォークで調べる核力の謎と中性子星の謎
のパワポと録画(第一部と第二部↑、第一部と第二部の連続動画↓:低解像度版)を公開しました。
「個人利用のみ・拡散させない」でお願いします。
第20回オンラインセミナー(環境物質科学研究会共催)
日時:2025/09/10(水) 19:00-1時間程度
講師:長谷川靖哉さん(北大)
テーマ:「希土類を含む発光分子の世界 」
要旨:
現代の情報通信や医療関連およびエネルギー関連分野は
多くの光科学技術によって支えられています。未来社会発展のためには、
新しい光科学技術の開拓が重要になります。
光科学技術研究の中でも発光体開発はとても重要です。
本講演では、希土類を含む発光分子を紹介します。
また、発光分子開発の鍵になる分子の構造解析についても説明します。
発光分子開発と多様な応用展開の世界を楽しんでいただければ幸いです。
第19回オンラインセミナー(環境物質科学研究会共催)
第19回科学同好会オンラインセミナー(環境物質科学研究会共催)当日表示.pdf
※第16回 6/25 通信の問題で中断、のやり直し企画
日時:2025/08/18(月) 14:00-16:10 (Max 16:30)(途中に10分休憩)
講師:田村裕和さん(東北大)
テーマ:「この宇宙の物質は素粒子からどう作られたのか?
ビッグバンから中性子星までー原子核物理学の挑戦 」
内容:
第1部:宇宙での物質の創成と進化(概論)
第2部:ストレンジクォークで調べる核力の謎と中性子星の謎
要旨:
この宇宙では、ビッグバンで作られたクォークが数個ずつ閉じ込められて陽子・中性子のようなハドロン粒子となり、それがさらに緩く束縛してさまざまな原子核が形成されますが、なぜ自然はそんな複雑な「階層構造」をつくるのでしょうか。この物質科学の根本といえる問いに、我々はまだ明確に答えることができません。さらに、宇宙の物質進化の最終形といえる中性子星内部の物質形態は、いまだにまったくわかっていません。こうした謎だらけの物質進化の過程を、クォークの基礎理論QCDに基づいて一貫して理解することが現代の原子核物理学の使命です。特に、私が関わっている中性子星内部の解明を目指す地上実験による研究をとりあげながら、原子核物理の現状をご紹介します。
参考HP:
http://kakudan.rcnp.osaka-u.ac.jp/jp/overview/world/NeutronStar.html
参考書:
宇宙の物質はどのようにできたのか 素粒子から生命へ
https://www.nippyo.co.jp/shop/book/6770.html
日本評論社 (2015/3/12) 日本物理学会
●編集委員
伊藤好孝(名古屋大学)
田村裕和(東北大学)
●各章の執筆者
第1章 宇宙と物質の起源をさかのぼる
杉山 直(名古屋大学)
第2章 質量の起源を知る --- ヒッグス粒子発見のインパクト
徳宿克夫(高エネルギー加速器研究機構)
*第3章 反物質はどこへ --- 素粒子実験が挑む物質優勢宇宙の謎
市川温子(京都大学)
*第4章 クォークの熱いスープから原子核へ --- 4兆度の初期宇宙の再現
平野哲文(上智大学)
*第5章 元素合成の謎 --- 超新星爆発がウランをうみだしたのか?
櫻井博儀(東京大学・理化学研究所)
第6章 分子の誕生と星間物質
坂井南美(東京大学)
第7章 太陽系の起源
小久保英一郎(国立天文台)
第8章 宇宙の生体物質 --- 生命の起源を求めて
大石雅寿(国立天文台)
*第9章 中性子星の奇妙な物質
田村裕和(東北大学)
第10章 ダークマターの正体をあばく
伊藤好孝(名古屋大学)
↓事前勉強、事後勉強用の参考書の3,4,5,9章のPDF
宇宙の物質はどのようにできたのか_表紙(カラー)_目次_3_4_5_9章と索引_small.pdf
※出版社様の許可を頂いています。
※「個人利用限定・拡散させない」のお約束でお願いします。
2025/08/18の田村さんのセミナーのパワポと録画(第一部と第二部、低解像度版)です。
「個人利用のみ・拡散させない」でお願いします。
【講演のPPT】科学同好会_tamura_v2.pdf
【第一部の録画:低解像度版】8_田村裕和さん(東北大)セミナー_講演部分のみ_第1部のみ‗低解像度2.mp4
【第ニ部の録画:低解像度版】2025.8.18_田村裕和さん(東北大)セミナー_講演部分のみ_第2部のみ‗低解像度.mp4
第一部と第二部の連続動画も公開します。
【第一部と第二部の連続録画:低解像度版】2025.8.18_田村裕和さん(東北大)セミナー_講演部分のみ_第1部と第2部‗低解像度.mp4
第18回オンラインセミナー(環境物質科学研究会共催)
日時:2025/08/06(水) 16:00-17:00 (Max 17:20)
講師:松下智裕さん(奈良先端大学)
(来年夏にリバイバルセミナーも予定)
テーマ:
「光電子ホログラフィによる局所原子配列の観測
~結晶中のドーパント(不純物)や、結晶上の薄膜界面の立体原子配列観測と、その観測原理・測定原理と原子像再構成理論~」
【要旨】:
■光電子ホログラフィの有用性についてのリスト(主なもの)
下記にリンクを記載するので、気になる方は読んでみてください。
■ドーパントの立体原子配列の解明
○Si結晶にAsをドープ(イオン注入)すると置換サイトに入るが、高濃度の場合はAs2V(空孔)クラスターを形成することを示した。
Individual Atomic Imaging of Multiple Dopant Sites in As-Doped Si Using Spectro-Photoelectron Holography
Doi: 10.1021/acs.nanolett.7b03467
○ダイヤモンドにリンをドープ(CVD成長時)すると、置換サイトに入るリン原子も存在するが、隣接する2つの炭素が抜けて、その間にリン原子が入る構造形成されることを観測した。これはCVD成長時のリン原子の動きに起因し、n型半導体ダイヤモンドの作成が難しい原因である。Asymmetric Phosphorus Incorporation in Homoepitaxial P-Doped (111) Diamond Revealed by Photoelectron Holography
Doi: 10.1021/acs.nanolett.9b01481
○次世代半導体材料として研究されているGa2O3は複数のGaサイトがあり、ドーピングをする上でどのサイトに入るかが問題であった。Siをドープした場合には、4面体サイトに入ることが判った。
Photoelectron Holographic Study for Atomic Site Occupancy for Si Dopants in Si-Doped κ-Ga2O3(001)
Doi:10.1021/acs.nanolett.4c00482
■原子空孔
○超伝導体の候補物質として研究がなされているSr2IrO4はLaをドーピングしてIrO2面にキャリアを導入する。光電子ホログラムの測定の結果、Laは正しくドーピングされているが、IrO2面に、多くの酸素空孔が見つかった。これが超伝導化を難しくしていると考えられる。
Origin of Unexpected Ir3+ in a Superconducting Candidate Sr2IrO4 System Analyzed by Photoelectron Holography
Doi:10.1021/acs.inorgchem.2c03788
■薄膜界面
○ダイヤモンドデバイスを開発するためには、水素終端ダイヤモンド表面に良質な絶縁膜を形成する必要がある。その為には絶縁膜と水素終端ダイヤモンド基板の間に形成される欠陥の原子配列の情報が必要であった。光電子ホログラフィにより、水素終端ダイヤモンドとアモルファスAl2O3薄膜との間に形成された欠陥の立体原子配列を決定した。
Atomic Imaging of Interface Defects in an Insulating Film on Diamond
Doi: 10.1021/acs.nanolett.2c04176
■測定装置
ホログラムを測定するために新型の阻止電場型電子エネルギー分析器を発明した。電子軌道計算を行うことで、従来型の阻止電場型電子エネルギー分析器の10倍のエネルギー分解能と0.5度の角度分解能を達成した。
Spherical micro-hole grid for high-resolution retarding field analyzer
Doi: 10.1107/S1600577521007773
Wide-angle display-type retarding field analyzer with high energy and angular resolutions
Doi: 10.1063/1.4990769
■光電子ホログラムの原理と原子像再生理論について
光電子ホログラムの原理はSzökeまで遡るが、光電子ホログラムのシミュレーションができるプログラムはそれほど多くない。独自開発した理論(TMSP)により、光電子ホログラムのシミュレーションを可能にした。
また、ホログラムからの原子像再構成理論として、SPEA-MEMやSPEA-L1などの方法を開発しました。下記の論文のリファレンスに多くの計算法が掲載されている。
Data processing for atomic resolution holography
※セミナー後にフリー で取れるレビュー(日本語と英語)を追加しました
https://www.jstage.jst.go.jp/article/oubutsu/89/9/89_519/_article/-char/ja/
光電子ホログラフィによる半導体中のドーパントの立体原子配列の可視化
応用物理2020 年 89 巻 9 号 p. 519-523
DOI https://doi.org/10.11470/oubutsu.89.9_519
http://www.spring8.or.jp/pdf/en/res_fro/20/012-015.pdf
Recent achievements using X-ray fl uorescence holography and photoelectron holography
Kouichi Hayashi,and Tomohiro Matsushita
SPring-8 Research Frontier 2020
第17回:2025/07/16(水) 16:00-17:20
セミナー講師:是枝聡肇さん(立命館大学)
https://www.ritsumei.ac.jp/se2017/educators/detail/?id=22
テーマ:
「レーザー分光とフォノン物理 」
【要旨】:
レーザー分光法は物性物理学の幅広い分野において盛んに用いられている実験手法であり,レーザー自然光散乱(ラマン散乱・ブリルアン散乱・レイリー散乱)をはじめ,レーザーのコヒーレンスや超短パルス特性を最大限に利用した「素励起のコヒーレント励振」なども盛んに行われてきた.本講演では,「フォノンが主役となる物理」に関して,レーザー分光の立場からいくつかの興味深い研究について紹介する.
第16回 :2025/06/25(水) 16:00-17:20(質問無制限:最長17:30)
セミナー講師:田村裕和さん(東北大)
※通信の問題で中断、のやり直し企画を行います
※科学同好会の世話人の一人の岡田のミスです。
※誠に申し訳ありません。
※第19回オンラインセミナー(環境物質科学研究会共催)
※日時:8/18(月)14:00-16:10(16:30Max,途中に10分休憩)
テーマ:「この宇宙の物質は素粒子からどう作られたのか?
ビッグバンから中性子星までー原子核物理学の挑戦 」
要旨:
この宇宙では、ビッグバンで作られたクォークが数個ずつ閉じ込められて陽子・中性子のようなハドロン粒子となり、それがさらに緩く束縛してさまざまな原子核が形成されますが、なぜ自然はそんな複雑な「階層構造」をつくるのでしょうか。この物質科学の根本といえる問いに、我々はまだ明確に答えることができません。さらに、宇宙の物質進化の最終形といえる中性子星内部の物質形態は、いまだにまったくわかっていません。こうした謎だらけの物質進化の過程を、クォークの基礎理論QCDに基づいて一貫して理解することが現代の原子核物理学の使命です。特に、私が関わっている中性子星内部の解明を目指す地上実験による研究をとりあげながら、原子核物理の現状をご紹介します。
参考HP:
http://kakudan.rcnp.osaka-u.ac.jp/jp/overview/world/NeutronStar.html
参考書:
宇宙の物質はどのようにできたのか 素粒子から生命へ
https://www.nippyo.co.jp/shop/book/6770.html
日本評論社 (2015/3/12) 日本物理学会
●編集委員
伊藤好孝(名古屋大学)
田村裕和(東北大学)
●各章の執筆者
第1章 宇宙と物質の起源をさかのぼる
杉山 直(名古屋大学)
第2章 質量の起源を知る --- ヒッグス粒子発見のインパクト
徳宿克夫(高エネルギー加速器研究機構)
*第3章 反物質はどこへ --- 素粒子実験が挑む物質優勢宇宙の謎
市川温子(京都大学)
*第4章 クォークの熱いスープから原子核へ --- 4兆度の初期宇宙の再現
平野哲文(上智大学)
*第5章 元素合成の謎 --- 超新星爆発がウランをうみだしたのか?
櫻井博儀(東京大学・理化学研究所)
第6章 分子の誕生と星間物質
坂井南美(東京大学)
第7章 太陽系の起源
小久保英一郎(国立天文台)
第8章 宇宙の生体物質 --- 生命の起源を求めて
大石雅寿(国立天文台)
*第9章 中性子星の奇妙な物質
田村裕和(東北大学)
第10章 ダークマターの正体をあばく
伊藤好孝(名古屋大学)
参考書_田村 (1).pdf
宇宙の物質はどのようにできたのか_表紙(カラー)_目次_3_4_5_9章と索引_small.pdf
第15回 2025/05/14(水) 16:00-17:15
セミナー講師: 木村滋さん(JASRI/SPring-8)
テーマ:「放射光マイクロ/ナノビーム回折による薄膜・ナノ構造の評価」
要旨:
放射光マイクロ/ナノビーム回折は電子顕微鏡と比較して、空間分解能では劣るが、1)埋もれた界面の測定ができる、2)試料を薄片化する必要がない、3)その場測定ができる、等の特長がある。本セミナーでは、放射光マイクロ/ナノビーム回折で何ができるかを測定例を交えて紹介する。
【講演のPPTの抜粋】seminar_SK_20250514_2.pdf
第14回 2025/04/08(火) 16:00-17:15
セミナー講師: 橋本佳男さん(信州大学工学部)
https://www.shinshu-u.ac.jp/institution/icst/future/hashimoto.html
https://www.shinshu-u.ac.jp/institution/icst/aboutus/message.html
https://talk.yumenavi.info/archives/1722?site=p
https://www.shinshu-u.ac.jp/grad/concept/concept02/09.php
テーマ:「研究者が夢を見られる材料探索はあるか」
要旨:
(経歴)
化合物半導体の研究において光電子分光を化学分析ではなく、詳細な電子エネルギーの分析に用いました。のちに、金属膜の形成などから作ることのできる薄膜太陽電池を研究しました。CuInS2などです。一方、平成19年より、設備共用事業(後に、ナノテクノロジープラットフォームやマテリアル先端リサーチインフラ(ARIM))を担当しました。カーボン科学研究所長も担当しましたが、共用事業とカーボン研究の紹介を主にやっていました。
(カーボン系材料の展望)
ナノチューブは1次元伝導と機械的強度が特長で、VGCFは森本氏が前回紹介したとおり、リチウムイオン電池に利用されています。ダイヤモンドは長く研究されていますが、半導体としては競合が多く存在します。
(材料科学の展望)
ARIMでは、設備利用だけでなく、データの収集を意図しています。この目論見どおりに進めば、新規材料の探索や合成条件の最適化は、全国の研究機関で収集したデータと優れた計算科学による予測により、高効率で実現されます。一方の研究者の見たい夢は、各人の知識から紐解かれる新しいアイデアとも思えます。夢を見た「跡」を活用して計算科学に期待するところでしょうか。
第13回 2025/03/11(火) 15:15-16:45
セミナー講師:梶並昭彦 さん(神戸大、物性研究)
http://www.cx.kobe-u.ac.jp/CV/kajinami/index_j.html
テーマ:「粉砕による物質の構造変化と機能性材料の合成」
要旨:
結晶を長時間粉砕すると構造が破壊され、非晶質になることが知られているが、その詳細な構造変化についてはあまり明らかとなっていない。ボールミルで石英(シリカ)を長時間粉砕し、種々の方法で検討を行った。粉砕シリカ試料の構造と溶融急冷法で合成したシリカガラスの構造との差について説明したい。また、長時間粉砕することにより、固体表面が活性化し、低温でも化学反応(メカノケミカル反応)が起こることが知られている。このメカノケミカル反応を利用して、高温加熱することなく容易に金属酸化物から機能性材料を合成した例を紹介する予定である。質問は無制限
☆「環境物質科学研究会」の第1回研究会(宙と地上を繋ぐ物質科学の科学同好会共催)
日時:2025年3月11日 (火) 13:00~15:00
13:00-13:10 開会の辞:高橋 嘉夫さん (東大・理・地球惑星科学/地球惑星物理・地球惑星環境&東大アイソトープ総合センター)
「会結成の趣旨と本日の研究会の目的」
13:10-13:35 有害物質の挙動:藤森 崇さん(龍谷大・先端理工)
「汚染物質の発生源から生物までの環境運命:化学形態を切り口としたアプローチ」
13:35-14:00 エアロゾル化学:坂田 昂平さん(筑波大・放射線・アイソトープ地球システム研究センター)
「X線(顕微)吸収分光法の大気エアロゾル粒子への応用と将来展望
―結像型X線顕微鏡と深層学習による高精度な粒子特性の把握を目指してー」
14:00-14:25 土壌-微生物系:光延 聖さん(愛媛大・農/生物環境)
「放射光を使った水田土壌における有害元素(ヒ素)の挙動解析」
14:25-14:50 鉱物・宇宙系:松野 淳也さん(九大・工・化学工学/エネルギー研究教育機構)
「X線CTによる小惑星試料の密度計測による鉱物3Dマッピング」(仮題)
14:50-15:00 総合討論と閉会の辞:大藤 弘明さん(東北大・理・地学/地球惑星物質科学)
「今後の活動予定と期待、科学同好会とのコラボ」(仮題)
第12回 2025/02/18(火) 16:00-17:15
セミナー講師:森本 信吾さん(信州大学)
第11回 2025/01/17(金) 10:00-11:00
セミナー講師:山下 翔平さん(KEK-PF)
テーマ:「放射光による顕微分光が切り拓く材料研究のフロンティア~新開発の化学イメージングによる新発見の極意~」
要旨:
放射光実験施設であるフォトンファクトリーBL-19A/Bのビームラインでは、走査型透過X線顕微鏡(STXM)や軟X線吸収分光(XAS)を用いた高度なin-situ測定システムを開発・整備し、共同利用実験を展開している。本講演では、実験手法の基礎やメリットやデメリット、最新のシステムについて紹介する。
https://www2.kek.jp/imss/pf/workshop/kenkyukai/20241003/1_yamashita.pdf
(基本的な内容は勿論、どういうことがわかるか、メリット・デメリット、工夫による改善の試みや実際について説明します。)
第10回 2024/11/29(金) 16:00-17:30
高橋 嘉夫代表(東大)の科学のお困りごと相談
石炭灰の実際、碧南火力発電所の見学報告(事前に資料配布済)(岡田 京子(JASRI))
第9回 2024/10/23(水) 16:00-17:30
ナノダイヤモンドのサイエンスに関して
第8回 2024/10/04(金) 13:30-15:00
ダイヤモンドの屈折レンズ・検出器の開発に関して(木村 滋さん(JASRI))
高速を目指す軟X線用のTES試作素子の検討 (岡田 京子(JASRI))
第7回 2024/09/03(火) 17:00-18:30
4Dの科学曼荼羅(松井 文彦さん(UV-SOR))
ダイヤモンドの研究
物質循環1(石炭丸ごと資源利用)高橋 嘉夫さん(会長・東大)
高速TESの可能性と実現のためのアクションの議論
アウトリーチオプション (釜江常好さん(科学顧問))
第6回 2024/07/16(火) 09:00-10:30
9:00-9:30 :本音の測定法セミナー松井 文彦さん(UV-SOR):「カーボン@UV-SOR,PFの得意不得意・不都合な実験事実込」
9:30-10:30: 簡易セミナー:杉浦 悠紀さん(AIST)「生物と無機を繋ぐ、医学工学への応用」
物質循環その1(石炭灰からのRa抽出)高橋 嘉夫さん(会長・東大)
物質循環その1(マサ土のSDGs有効利用)大藤 弘明さん(副会長・東北大)
第5回 2024/06/26(水) 13:30-15:00(集まったが諸般の理由でSKIP)
簡易セミナー:杉浦 悠紀さん(AIST)「生物と無機を繋ぐ、医学工学への応用」
物質循環その1(石炭灰からのRa抽出)高橋 嘉夫さん(会長・東大)
物質循環その1(マサ土のSDGs有効利用)大藤 弘明さん(副会長・東北大)
第4回 2024/06/12(水) 14:00-15:30
簡易セミナー:肥後 祐司さん(JASRI)「X線回折と高圧・地球科学」
物質循環その1(石炭灰からのRa抽出)高橋 嘉夫さん(東大)
SPRUC 環境物質科学研究会の紹介
SPRUC 放射光・ミュオン連携研究研究会の紹介
第3回 2024/04/25(木) 10:00-11:30
物質循環その1(石炭灰からのRa抽出、石炭の地上資源の物質循環)高橋 嘉夫さん(東大)
第2回 2024/04/03(水) 15:00-16:20
宙と地上を繋ぐ物質科学の議論
4D科学曼荼羅の作成の目的
第1回 2024/03/01(金) 09:00-10:30
宙と地上を繋ぐ物質科学の科学同好会キックオフ
科学同好会~宙と地上を繋ぐ物質科学~
https://sites.google.com/view/kagaku-doukoukai-earth/home
世話人の一人の岡田京子
Email: kagaku.doukoukai.earth@@gmail.com
(メールアドレスは全角の@@を半角の@に変えてください)