科学同好会
(そら)と地上を繋ぐ物質科学~

 科学は楽しい!!と思う研究者の自由で自発的な集まりです。様々なプローブや実験手法を縦断的に活用し、様々な「物質」や「科学現象」を多角的かつシームレスに分析・評価することを目指します。さらには人間社会への知の還元を視野に入れた分野横断型の新しい科学を展開し、既成概念に捕らわれずに自由に科学研究を楽しみます。現象や実験データを演繹的にも帰納的にも追求し、世界をリードする独創的な研究に繋げたいと思っています。科学は世界共通語、百年後の未来にも千年後の地球全体にもその成果と技術を志と共に伝承します。

 当同好会は、どの組織にも道具/施設にも学術分野/研究カテゴリーにも所属せず依存せず忖度せずで活動します。多様な分野の様々なプローブをお使いの方々と科学議論会やセミナーを開催します。気軽に自由にお好きな議題の時にご参加ください。

当同好会ではこの4D科学曼荼羅の完成を目指しています。研究ファーストで新しい科学に繋がる種をお持ちの様々な分野の研究者に話題提供いただき、そこで議論共有した情報を元にバージョンアップしていきます。素粒子・原子核から地球~宇宙に至る広い階層スケールで物質科学を一緒に考え、新たな研究の展開を目指しましょう。任意の時間軸・空間軸・重力場切ることで新たな可能性浮かび上がると期待しています。

お知らせ


第13回オンラインセミナー(環境物質科学研究会共催
日時:2025年3月11日(火)  15:15~

粉砕による物質の構造変化と機能性材料の合成

梶並昭彦 (神戸大、物性研究)

接続先:https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/j/5504492769?pwd=aVFHTWlEOTdpU3M5L3B1OFRCbDhjdz09

結晶を長時間粉砕すると構造が破壊され、非晶質になることが知られているが、その詳細な構造変化についてはあまり明らかとなっていない。ボールミルで石英(シリカ)を長時間粉砕し、種々の方法で検討を行った。粉砕シリカ試料の構造と溶融急冷法で合成したシリカガラスの構造との差について説明したい。また、長時間粉砕することにより、固体表面が活性化し、低温でも化学反応(メカノケミカル反応)が起こることが知られている。このメカノケミカル反応を利用して、高温加熱することなく容易に金属酸化物から機能性材料を合成した例を紹介する予定である。質問は無制限

環境物質科学研究会の第1回研究会(宙と地上を繋ぐ物質科学の科学同好会共催)

日時:2025年3月11日 (火) 13:00~15:00

接続先:宙と地上を繋ぐ物質科学のオンラインセミナーと同じ

https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/j/5504492769?pwd=aVFHTWlEOTdpU3M5L3B1OFRCbDhjdz09


プログラム

13:00-13:10 開会の辞:高橋 嘉夫(東大・理・地球惑星科学/地球惑星物理・地球惑星環境&東大アイソトープ総合センター)

  「会結成の趣旨と本日の研究会の目的」

13:10-13:35 有害物質の挙動:藤森 崇(龍谷大・先端理工)

       「汚染物質の発生源から生物までの環境運命:化学形態を切り口としたアプローチ」

13:35-14:00 エアロゾル化学:坂田 昂平(筑波大・放射線・アイソトープ地球システム研究センター)

       「X線(顕微)吸収分光法の大気エアロゾル粒子への応用と将来展望
―結像型X線顕微鏡と深層学習による高精度な粒子特性の把握を目指してー」

14:00-14:25 土壌-微生物系:光延 聖(愛媛大・農/生物環境)

       「放射光を使った水田土壌における有害元素(ヒ素)の挙動解析」

14:25-14:50 鉱物・宇宙系:松野 淳也(九大・工・化学工学/エネルギー研究教育機構)

       「X線CTによる小惑星試料の密度計測による鉱物3Dマッピング」(仮題)

14:50-15:00 総合討論と閉会の辞:大藤 弘明(東北大・理・地学/地球惑星物質科学)

        「今後の活動予定と期待、科学同好会とのコラボ」仮題

【定例ミーティング】

オンラインミーティングを月1回ほどの頻度で開催。4D科学曼荼羅の完成を目指して、研究ファーストで科学を考えるアイデアをお持ちの研究者の方々にセミナー講師をお願いしています。 

接続先:https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/j/5504492769?pwd=aVFHTWlEOTdpU3M5L3B1OFRCbDhjdz09


今後の予定

2025/04/11(火) 16:00-

橋本佳男さん(信州大学)「カーボン科学(仮題)」

https://www.shinshu-u.ac.jp/institution/icst/future/hashimoto.html


2025/05/14() 16:00-

2025/07/09() 16:00-

2025/09/10() 16:00-

(2025/10/08(水) 16:00-)

中野貴志さん(阪大RCNP)「核物理(仮題)」

https://www.rcnp.osaka-u.ac.jp/~nakano/

https://www.rcnp.osaka-u.ac.jp/ja/about/index.html

長谷川靖哉さん(北大)「化学のマテリアル開発(仮題)」

https://www.eng.hokudai.ac.jp/labo/amc/

木村滋さん(JASRI)「放射光サイエンス、ナノX線回折(仮題)」

http://rud.spring8.or.jp/member/0004124.html


2025/06/10(火) 16:00- 

田村裕和さん(東北大)「原子核(仮題)」

https://lambda.phys.tohoku.ac.jp/~tamura/

https://lambda.phys.tohoku.ac.jp/


2025/08/06 or 13(水) 16:00-

松下智裕さん(奈良先端大学「ホログラフィー(仮題)」

https://mswebs.naist.jp/LABs/surface-material-physics/index.html

【過去のミーティング】

第12回 2025/02/18(火) 16:00-17:15

タイトル:”技術者人生を過ごしてみて”

概略:

①技術者としてのベース確保と軸構築

②CVDダイヤモンドの用途開発

③VGCF(カーボンナノチューブの一種)の用途開発

④経験した技術の社会浸透


第11回 2025/01/17(金) 10:00-11:00

テーマ:「放射光による顕微分光が切り拓く材料研究のフロンティア~新開発の化学イメージングによる新発見の極意~」

要旨:

 放射光実験施設であるフォトンファクトリーBL-19A/Bのビームラインでは、走査型透過X線顕微鏡(STXM)や軟X線吸収分光(XAS)を用いた高度なin-situ測定システムを開発・整備し、共同利用実験を展開している。本講演では、実験手法の基礎やメリットやデメリット、最新のシステムについて紹介する。

https://www2.kek.jp/imss/pf/workshop/kenkyukai/20241003/1_yamashita.pdf

(基本的な内容は勿論、どういうことがわかるか、メリット・デメリット、工夫による改善の試みや実際について説明します。)


第10回 2024/11/29(金) 16:00-17:30


第9回 2024/10/23(水) 16:00-17:30


第8回 2024/10/04(金) 13:30-15:00


第7回 2024/09/03(火) 17:00-18:30


第6回 2024/07/16(火) 09:00-10:30


第5回 2024/06/26(水) 13:30-15:00集まったが諸般の理由でSKIP)


第4回 2024/06/12(水) 14:00-15:30


第3回 2024/04/25(木) 10:00-11:30


第2回 2024/04/03(水) 15:00-16:20


第1回 2024/03/01(金) 09:00-10:30

問い合わせ先

679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1
(公財)高輝度光科学研究センター
放射光利用研究基盤センター
散乱・イメージング推進室 岡田京子
Email: okada@@spring8.or.jp 

(メールアドレスは全角の@@を半角の@に変えてください)