【第1日・午後】シンポジウム
演劇で言葉の教育を探究する 言葉の教育で演劇を探究する
2026年10月24日(土) 15:10~17:40
会場:共通教育棟A20 講義室
*サテライト教室(地域学部5160講義室)
コーディネーター
石田喜美(横浜国立大学)
登壇者
渡辺 貴裕(東京学芸大学教職大学院)
中井 悠加(広島大学大学院)
ゲスト・中島 諒人(「鳥の劇場」芸術監督・演出)
《シンポジウムの企画趣旨》
演劇の実践においては、子ども自身が、誰かから表現されたことをもとに、参加者全員でそれを共有し、ともに意味や価値を発見したりするプロセスが存在する。また、教育という観点から見てみると、演劇の実践において行われているこのようなプロセスが、いかなる言葉やコミュニケーションの学びであるのかを、新たな視点から見直すことにもつながるだろう。
本シンポジウムでは、演劇の実践のなかで見えてくる言葉やコミュニケーションの学びの姿と、言葉の学びのプロセスのなかで見えてくる「演じる」ことの姿を相互に往還させることによって、「共同で意味や価値を創造する」ような「対話」やそこから生まれる言葉の学びの可能性について議論したい。
渡辺会員は、これまで、「理解から表現へ」の一方向性を前提とした従来の学習観に問いを投げ続けてきた。演劇的手法においては、表現と理解とが往還するなかで見えてくるもの、そのなかで生じうる学びについて、報告する。
中井会員は、詩創作の実践を中心に、言葉の芸術を創作する体験が、子ども自身の価値観を認めたり、価値そのものを創造する場となることを論じる。
中島氏は、演劇ワークショップの実践から、「何が面白いのか」を共に探るプロセスが、子どもたちの主体的な学びを起動する姿を紹介する。
当日は、登壇者からはじめに15分程度の簡単な話題提供を行っていただいたのち、フロアから、「共通質問」を募集する。「共通質問」についてのディスカッションを通じて、シンポジウムの場での即興的で創発的な議論を通じて、「「共同的に価値を創造する」ための言葉の教育の姿を、浮かび上がらせることを期待したい。