【第2日・午前】課題研究発表 2026.5.31(日) 9:30-12:00
会場:F402 *後方椅子のみ (事後復旧にご協力ください)
国語科教育研究の存立基盤
-〈枠組み〉としての教科-
●コーディネーター●
初谷 和行(はつがい・かずゆき 武蔵野大学)
●登壇者(五十音順)●
上谷 順三郎(かみたに・じゅんさぶろう 鹿児島大学)
酒井 英樹(さかい・ひでき 信州大学)
中村 純子(なかむら・すみこ 東京学芸大学教職大学院)
森 篤嗣(もり・あつし 武庫川女子大学)
●3大会での小テーマ●
□2026秋 鳥 取「〈立脚点〉としての学会」
趣旨
本講座は前回である第149回 全国大学国語教育学会 早稲田大会からはじまった「国語教育の存在意義」をテーマとした課題研究の二回目である。今回は、「(枠組み)としての国語科」を副題とし、「ことばの教育」として国語科に今後どのような枠組みが求められるのかということについて、議論を深めることを目的とする。
現在の教科の枠組みや教科内の教育内容は、学習指導要領とともに変化が加えられながら展開しているわけであるが、言語能力的教科内容と言語文化的教科内容を含むものとして展開されているという点では、国語科の教育内容は昭和22年の試案から大きな変化はないと言えるのではないだろうか。その一方で、この十年弱を捉えても、コロナ禍、少子高齢化、人口減少、学級における学習者の多様性、IoTや生成AI技術の急激な発展など、世界的規模のものから日本特有のことまで社会状況は激しく変化している。そしてこのような社会的状況とそれに伴う社会的要請を背景としながら、SDGs教育、STEAM教育、STREAM教育、シチズンシップ教育、デジタル・シチズンシップ教育、多文化共生教育、国際理解教育等、様々な教育方針が巷には溢れている。このような激しい社会状況等の変化を鑑みると、国語科の存立基盤と枠組みの在り方について、ドラスティックな再編を視野に入れた検討をしていくタイミングにあるのではないだろうか。
本課題研究では「(枠組み)としての国語科」を検討するにあたり、英語教育、日本語教育、IB教育、国語教育をフィールドとする「ことばの教育」に関わる四人の登壇者から提言をいただく。それぞれの視点から、現在の国語科の「枠組み」やこれからの「枠組み」について提起をいただきつつ、参加の皆様と議論を深めたい。