シンポジウム
アカデミックライティングと国語教育
―書くこと・考えることの高大接続―
2025.11.22(土曜) 15:10-17:40
14号館2階201教室
コーディネーター 幸田 国広 氏(早稲田大学教育・総合科学学術院)
登壇者 梶谷真司 氏(東京大学大学院)
登壇者 佐渡島 紗織 氏(早稲田大学名誉教授)
登壇者 田中 洋美 氏(椙山女学園高等学校)
登壇者 渡邉 雅子 氏(名古屋大学大学院)
シンポジウムの企画趣旨
大学進学率が5割を超えて久しく、専門学校進学者を含めれば、卒業後すぐに就職する高校生の割合は相対的に少なくなっている。また、ユニバーサルアクセス化に伴い、すでに4半世紀以上にわたって大学では初年次教育が実施され、大学での学修に必要な文章の書き方、発表の仕方、情報収集の仕方等を学ぶ。小学校から高等学校まで12年に及ぶ国語科の中でも、こうしたことはそれなりに学ぶことになっているはずだが、実態としては十分ではない。
現行学習指導要領では、アカデミック・ライティングを多分に意識した選択科目(「論理国語」)の新設や、考えること、特に論理的思考と関わる「情報の扱い方」が、小学校から高等学校までの「知識及び技能」に系統的に位置づけられることとなった。とりわけ、引用の仕方や出典の示し方に関する事項は小学校から繰り返し登場する。
本シンポジウムではアカデミックライティングを軸に、書くことと考えることについてどのような高大接続・連携が求められるのか、どのようなカリキュラムや指導方法が必要なのか、さらには、「書くこと」に関する日本の国語教育の課題や展望等についても議論を深めたい。
シンポジウム録画の視聴
(準備中)