活動
活動
教師教育分野の実践研究、あるいは実践研究一般について考えるうえで手がかりとなりそうな文献について、登壇者間で、どう読んだか、そこからどんなことが考えられそうか、ディスカッションする企画を行っています。執筆者や翻訳者を招く場合もあります。オンラインで実施し、会員外にも公開しています。
今後の実施予定
(企画中)
実施済
5月31日(土)AM 10:00-11:30
エリオット・W・アイスナー 著、池田 吏志・小松 佳代子訳『啓発された眼 教育的鑑識眼と教育批評』(新曜社、2024年)の読み合わせ
登壇者:南浦 涼介(広島大学)、八田 幸恵(大阪教育大学)、池田 吏志(広島大学)、渡辺 貴裕(東京学芸大学)
質的研究、そしてアートベース・リサーチの古典的著作といえる、エリオット・W・アイスナー 著、池田 吏志・小松 佳代子 訳『啓発された眼』。これを、教育の(あるいは教師教育の)実践研究を考えるうえでどう読むか。訳者の一員でもある池田氏に登壇いただき、部会メンバーと共に話し合う。
2024年12月14日(土)10:00-11:30
ガート・ビースタ著、亘理陽一、神吉宇一、川村拓也、南浦涼介訳『よい教育研究とはなにか -流行と正統への批判的考察-』(明石書店、2024年)の読み合わせ
登壇者:南浦涼介、八田幸恵、川村拓也、渡辺貴裕
2024年8月4日(日)10:00-11:30
アナスタシア・P・サマラス著、武田信子監訳『教師のためのセルフスタディ入門 協働的な問いによる実践の改善』(学文社、2024年)の読み合わせ
登壇者:八田幸恵、大村龍太郎、西田めぐみ、渡辺貴裕
2024年6月22日(土)10:00-11:30
齋藤眞宏・大坂遊・渡邉巧・草原和博編『セルフスタディを実践する 教師教育者による研究と専門性開発のために』(学文社、2024年)の読み合わせ ※広島大学EVRIの後援あり
登壇者:大坂遊、草原和博、園部友里恵、渡辺貴裕
第34回研究大会(島根大学)2024年9月22日
「実践研究」をめぐる論点は何か
―近接分野の例を参照しながら―
【趣旨】
今期から新設された、「実践研究」をテーマとする本課題研究は、①教師教育の実践研究の特質およびあり方を検討すること、②教師教育の実践研究の活性化と質の向上を図ることの2点を目的としている。
①に関連して、まず、「実践研究」がさまざまな分野においてどう扱われてきたかを明らかにするために、教師教育学以外の分野も含めた各分野の学会誌を手がかりにして、調査を進めてきた。そのなかで、何を「実践研究」と呼ぶかは、その分野で何を前提としているかによって異なることが見えてきた。また、実践に関わる研究全般を、実践に対する立ち位置やアプローチの違いによって分類する試みも行ってきた。
今回は、そうした調査の途中経過を報告・共有し、ディスカッションを通して、「実践研究」をめぐる論点について、さらに、教師教育学分野の場合の特質について、考えたい。
【報告者】
報告1:全体の趣旨説明と問題設定 渡辺 貴裕(東京学芸大学)
報告2:国語科教育学・社会科教育学分野をもとに 八田 幸恵(大阪教育大学)・大坂 遊(周南公立大学) ※大坂は大会当日は不参加
報告3:日本語教育学分野をもとに 南浦 涼介(広島大学)
報告4:教師教育学分野をもとに 大村 龍太郎(東京学芸大学)・園部 友里恵(三重大学)
【指定討論者】
大島 崇(大分大学)
【コーディネーター】
渡辺 貴裕(東京学芸大学)
渡辺スライド
八田&大坂スライド
南浦スライド
大村スライド
園部スライド
大島(指定討論)スライド
日本教師教育学会 第12期 課題研究Ⅰ(実践研究)