対面企画
対面企画
第35回研究大会(宇都宮大学)2025年9月21日
年報第34号特集「『実践研究』を問う」をめぐって
【趣旨】
本学会年報第34号では、課題研究Ⅰ部会が協力し、特集「『実践研究』を問う」を構成した。以下が執筆者およびタイトルの一覧である。
渡辺貴裕 「実践研究論文」をめぐる議論の整理のための試論
有井優太 教職大学院における実践研究の在り方の探究 ―学術論文と実践記録・報告の二項対立を超えて―
八田幸恵・大坂遊 教科教育による実践/実践研究の捉え方の違い ―国語科教育と社会科教育を事例に―
大村龍太郎 大学教職関連授業における授業者自身の実践研究を問う ―教師教育学会年報における実践研究群の考察をもとに―
園部友里恵 年報「実践研究論文」採択者にとっての「実践研究論文」とは ―実務経験の有無と投稿区分選択への「迷い」に着目して―
齋藤眞宏 なぜ教師教育におけるセルフスタディなのか ―協働性からの専門性開発のために―
南浦涼介 教師教育の実践研究とポリティクス ―外国人児童生徒をめぐる〈教育〉装置の力学のジレンマから―
1~3が「実践研究」全般を扱うもの、4~7が教師教育の実践の「実践研究」に焦点を合わせるものである。今大会では、指定討論者を招き、各論文の簡潔な内容紹介と相互批評を行う。会場で頒布予定の年報第34号を持参の上ご参加いただけると幸いである。
【登壇者】
特集論文執筆者
渡辺貴裕(東京学芸大学) ※コーディネーター兼
有井優太(新潟大学)
八田幸恵(大阪教育大学)
大坂遊(周南公立大学)
園部友里恵(三重大学)
齋藤眞宏(旭川市立大学)
南浦涼介(広島大学)
※執筆者のうち、大村龍太郎(早稲田大学)は公務のため不参加
指定討論者
若松大輔(弘前大学)
↓当日の板書(一部加工有) 協力:高橋彩希(東京学芸大学院生)、津田涼平(大阪教育大学院生)
第34回研究大会(島根大学)2024年9月22日
「実践研究」をめぐる論点は何か
―近接分野の例を参照しながら―
【趣旨】
今期から新設された、「実践研究」をテーマとする本課題研究は、①教師教育の実践研究の特質およびあり方を検討すること、②教師教育の実践研究の活性化と質の向上を図ることの2点を目的としている。
①に関連して、まず、「実践研究」がさまざまな分野においてどう扱われてきたかを明らかにするために、教師教育学以外の分野も含めた各分野の学会誌を手がかりにして、調査を進めてきた。そのなかで、何を「実践研究」と呼ぶかは、その分野で何を前提としているかによって異なることが見えてきた。また、実践に関わる研究全般を、実践に対する立ち位置やアプローチの違いによって分類する試みも行ってきた。
今回は、そうした調査の途中経過を報告・共有し、ディスカッションを通して、「実践研究」をめぐる論点について、さらに、教師教育学分野の場合の特質について、考えたい。
【報告者】
報告1:全体の趣旨説明と問題設定 渡辺 貴裕(東京学芸大学)
報告2:国語科教育学・社会科教育学分野をもとに 八田 幸恵(大阪教育大学)・大坂 遊(周南公立大学) ※大坂は大会当日は不参加
報告3:日本語教育学分野をもとに 南浦 涼介(広島大学)
報告4:教師教育学分野をもとに 大村 龍太郎(東京学芸大学)・園部 友里恵(三重大学)
【指定討論者】
大島 崇(大分大学)
【コーディネーター】
渡辺 貴裕(東京学芸大学)
渡辺スライド
八田&大坂スライド
南浦スライド
大村スライド
園部スライド
大島(指定討論)スライド
日本教師教育学会 第12期 課題研究Ⅰ(実践研究)