ご挨拶


このたび、第33回日本睡眠環境学会学術大会を9月6日(金)・7日(土)の両日、沖縄県産業支援センター(開催校:琉球大学)にて開催する運びとなりました。


本大会ではテーマを「睡眠とウエルネス,ウエルビーイング」とし、一般の方にも睡眠の重要性、魅力と将来性について知っていただきたく、第一線で活躍されている先生方のご賛同とご協力のもと、多くのシンポジウムや講演を公開で行うことにしました。睡眠に影響を与える物理的環境や社会的環境についても見つめ直したいと思います。対面・オンラインハイブリッド開催の予定で,東京サテライトも開場予定です。


1日目は、基調講演は白川修一郎先生(睡眠評価研究機構)にお願いしました。学会員各々が、今担うべき役割や今後の方向性等について考える機会になればと思っております。また、公開シンポジウム「音と光環境から睡眠を考える」と教育講演「自殺予防対策としての職場環境と睡眠」、ミニシンポジウム「発達障がいの睡眠支援」、「ウエラブルデイバイスを用いた睡眠計測」、特別講演「時間栄養学と睡眠」をお願いしています。


さらに、2日目の市民公開型のシンポジウム「子どもと大人の睡眠を考える,眠育の重要性」を開催します。一般市民の方にわかりやすく情報発信するとともに、市民のニーズを学会会員がしっかり捉えることは、睡眠への理解や関心の促進に加え、睡眠教育、睡眠環境研究に携わる人材確保、人材育成、学会の発展にも繋がります。例年通りの発表・報告に加え、特に、本大会では多彩な領域からの研究発表を募る予定で、懇親会では、沖縄の泡盛を堪能しながら、世代間交流ができる企画を準備しております。本大会では、産学の枠を越えたアットホームな学際的交流、学会の将来をつなぐ世代間交流を通して、地域連携、産学連携への発展の一助となることを願っております。研究発表や実践報告以外は、大部分が公開講座形式で行いますので、更新ポイントの講演にも活用できます。


最後になりましたが、大会準備委員会一同、多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。


2023年12月 

第33回 日本睡眠環境学会学術大会長

笹澤 吉明(琉球大学)