このたび、第13回日本介護予防・健康づくり学会大会を、2025年9月6日(土)・7日(日)の2日間にわたり、奈良女子大学にて開催させていただくこととなりました。本大会のメインテーマは、「健幸華齢(サクセスフルエイジング)を支える身体機能評価」です。少子高齢化が進む現代社会において、健康で幸せに年齢を重ねる「健幸華齢」は、個人の生活の質(QoL)を高めるのみならず、社会的・経済的な観点からも持続可能な未来づくりに不可欠な視点です。人生100年時代を見据えたとき、加齢に伴う身体機能の変化を的確に捉え、適切な評価と支援を行うことの意義は、ますます高まっています。本大会では、身体機能評価に関する最新の研究成果や技術、臨床での実践的な知見、さらに奈良県内での地域包括的な取り組みなどを広く共有し、多職種が連携した科学的根拠に基づく介入のあり方を多角的に議論したいと考えております。研究者の方々はもちろんのこと、介護・福祉・医療の第一線で活躍されている実践者の皆さまにとっても、有意義な学びと交流の機会となることを願っております。
開催地である奈良女子大学は、豊かな自然と歴史に恵まれた地に位置し、学際的な知が交わるキャンパスです。万葉の古都・奈良の静謐な空気の中で、対面ならではの熱量とつながりを感じていただけるよう、実行委員一同、鋭意準備を進めております。多くの皆さまのご参加を、奈良の地にて心よりお待ち申し上げております。
2025年5月
第13回日本介護予防・健康づくり学会大会
大会長 中田 大貴(奈良女子大学 研究院工学系)