インターラボセミナー

「2024年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー」企画募集

 日本細菌学会・関東支部 会員各位

 

時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。日本細菌学会関東支部では若手会員の育成と支部活動の活性化を目的に「インターラボセミナー」の企画を募集します。若手会員の積極的な応募をお願い致します。

 

開催および支援要件

・ 複数研究施設の参加がある研究会(セミナー)とする。(開催形式、テーマは自由)

・ 公開の研究会とする。(関東支部会メーリングリストやFacebookで開催予告を行う)

・ 翌年の関東支部総会で研究会の報告を行う。(会務総会時もしくは一般演題発表時)

・ 翌年の関東支部総会で参加各研究施設から少なくとも1演題を発表する。

・主催者の年齢については制限を設けないが、複数の応募がある場合は、会のテーマを考慮した上で原則として「より若い人を優先的に支援する」。

 

支援額:上限10万円 (採択件数によって変更することがある)

 

応募締切:令和6年6月28日 応募書類:A4、1枚以内(形式自由)に下記の内容を記載すること。

・セミナー代表者(連絡先;E-mail & Tel)  

・研究会のテーマ、参加予定研究室等の概略

 

応募先:日本細菌学会関東支部 支部長(東京薬科大学)中南 秀将

    (申請書をwordファイルで作成し、nakami@toyaku.ac.jpへ送付する)

 

 

 

令和6年4月23日

日本細菌学会関東支部 支部長

中南 秀将

「2023年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー」報告書

2023年12月26日 

武蔵野大学 薬学部

石井 雅樹 

  

 

「2023年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー 」を、2023年12月22日(金)に武蔵野大学 武蔵野キャンパスおよびオンライン(ハイブリッド)にて開催いたしました。

 

細菌学を含む微生物学は、これまでも多分野に広がりを見せており、病原性微生物学の研究領域としてだけでなく多岐にわたる重要な領域に研究が展開されております。一方で、このような多分野の研究者間の繋がりの場となり、特に若手研究者が将来、細菌学などの研究に打ち込むためのモチベーションを作り出せる場の提供機会は限られており、本セミナーはそのような次世代の研究者を育む場となればとの思いで開催いたしました。

 本年度のインターラボセミナーは、「基礎研究が切り開く新たな化学療法の可能性」をテーマに細菌学、真菌学、免疫学、脳科学、製剤学、有機化学、天然物化学といった多分野の研究者にご参加いただいた多分野横断的なセミナーとなり、参加者は総勢34名となりました。専門とされている研究分野は大きく異なるものの、各分野の参加者からは様々な視点からの質問が飛び交い、予定していた質問時間内では十分な議論の時間を確保できず、ほとんどの発表で時間内に全ての質問を捌けないという状況で、大変な盛会となりました。

 

演題数は、11演題となりました。

開会の辞は武蔵野大学薬学部長である市瀬浩志先生にお願いいたしました。

最初のセッションでは、現在意欲的に研究を展開されている30代半ばの若手の先生を招待して最先端の研究をご発表いただこうという趣旨で、東京薬科大学薬学部の山中大輔先生に、『糖質加水分解酵素を応用したβ-グルカンの構造解析』と題して、細菌や真菌を含む生物の複雑な多糖構造を解析するためのツールとその応用に関するお話を伺いました。また、帝京大学医真菌研究センターの宮下惇嗣先生からは、『カイコを用いた感染症の理解と克服』と題して日本の農産業を代表する蚕糸昆虫であるカイコをモデル動物として用いた感染症研究の現状を未発表データをふんだんに盛り込んだ形でご発表いただきました。

第二セッションは、学生セッションとして、学部2年生から博士課程3年生までの5名の学生にご発表いただきました。学生セッションの座長は、発表を終えた学生が順番に行うという、インターラボセミナーで恒例の形式で行ってもらい、それぞれの学生さんが懸命に座長を行なってくれました。また、本セッションの発表は、学生優秀発表賞の対象としました。最優秀発表賞は、帝京大学の三上雄大さん、優秀発表賞は武蔵野大学の中尾英嘉さんが受賞されました。

学生およびポスドクといった若手研究者に口頭発表および質疑応答の機会を提供するという目的に関しては、参加者34名のうち16名が学生ということで、将来の研究者候補が多く参加して、同年代の学生同士が活発に質疑応答を行なっており、学部生からも鋭い質問が出ていました。

最終の第三セッションでは、武蔵野大学の大畑慎也先生、室井正志先生、帝京大学の田渕史晃さんから治療薬のスクリーニング法やそれを推進するための共同研究ユニットに関するご発表があり、細菌学会本会や関東支部会ではあまり見られない発表がある一方、国立感染症研究所の鳥越祥太さんの『抗酸菌バイオフィルムが発揮する菌体保護機能の解析』は、細菌学の魅力が詰まった基礎的な研究発表であり、多分野の交流会を印象付けるような素晴らしいセッションとなりました。

 

本セミナーでは情報交換会も行い24名が引き続き参加してくださいました。評議員会メンバーで活性化委員長の平川秀忠先生(群馬大学)に開会の辞をお願いし、細菌学会関東支部の活動であることをご説明いただきました。情報交換会では、それぞれの発表に関する議論や、共同研究に関する相談、使用している外注先、試薬などの情報共有など、それぞれの研究を推進する情報を広く交換できたようでした。また、学生の優秀発表賞の受賞者発表も情報交換会で行いました。

 

本セミナーは4年ぶりに対面形式で開催したインターラボセミナーで、参加者同士が直接交流できたのが何より良かったと感じました。

参加者からは、他分野・他施設の研究者間で議論・交流ができたことが良かったとの意見や、若手がよく勉強していたこと、若手の質疑応答が活発だったこと、学生の参加者が多く同世代の大学院生と交流できたことを良い点としてあげていただきました。また、改善点としては、時間が超過していたことや、参加証を配ってほしかった、オンライン参加者からの質問を回収できていなかった等の運営の準備不足に関するご指摘をいただきました。参加者数・演題数に関しては、インターラボセミナーとしてちょうど良いという意見と、もっと多くの参加者を募ってほしいという意見の双方があがっておりました。

 

今回、インターラボセミナーをお世話させていただき、和やかな雰囲気の中で学部学生から教授まで世代を超えて活発な議論を行うことで、若い研究者に科学の面白さを伝えることができる場になりうるところが、インターラボセミナーの良さだなと改めて実感しました。

これからも、若手の研究者に研究の面白さを知ってモチベションを高めてもらえるようなご支援を続けていただければ幸甚です。

 

最後になりましたが、本セミナーを開催するにあたり、日本細菌学会関東支部長の松本靖彦先生含め、日本細菌学会関東支部評議員会の先生方には、本セミナーの提案時から貴重なご助言・多大なご尽力を頂き、心より感謝申し上げます。また、発表いただいた方はもちろんですが、活発な討論で会を盛り上げていただきました参加者の皆様、会の準備に尽力してくださった武蔵野大学分子細胞生物学研究室の大畑慎也准教授および学生の皆様に厚く御礼申し上げます。


「2023年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー」報告書

2023年12月26日 

武蔵野大学 薬学部

石井 雅樹 

  

 

「2023年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー 」を、2023年12月22日(金)に武蔵野大学 武蔵野キャンパスおよびオンライン(ハイブリッド)にて開催いたしました。

 

細菌学を含む微生物学は、これまでも多分野に広がりを見せており、病原性微生物学の研究領域としてだけでなく多岐にわたる重要な領域に研究が展開されております。一方で、このような多分野の研究者間の繋がりの場となり、特に若手研究者が将来、細菌学などの研究に打ち込むためのモチベーションを作り出せる場の提供機会は限られており、本セミナーはそのような次世代の研究者を育む場となればとの思いで開催いたしました。

 本年度のインターラボセミナーは、「基礎研究が切り開く新たな化学療法の可能性」をテーマに細菌学、真菌学、免疫学、脳科学、製剤学、有機化学、天然物化学といった多分野の研究者にご参加いただいた多分野横断的なセミナーとなり、参加者は総勢34名となりました。専門とされている研究分野は大きく異なるものの、各分野の参加者からは様々な視点からの質問が飛び交い、予定していた質問時間内では十分な議論の時間を確保できず、ほとんどの発表で時間内に全ての質問を捌けないという状況で、大変な盛会となりました。

 

演題数は、11演題となりました。

開会の辞は武蔵野大学薬学部長である市瀬浩志先生にお願いいたしました。

最初のセッションでは、現在意欲的に研究を展開されている30代半ばの若手の先生を招待して最先端の研究をご発表いただこうという趣旨で、東京薬科大学薬学部の山中大輔先生に、『糖質加水分解酵素を応用したβ-グルカンの構造解析』と題して、細菌や真菌を含む生物の複雑な多糖構造を解析するためのツールとその応用に関するお話を伺いました。また、帝京大学医真菌研究センターの宮下惇嗣先生からは、『カイコを用いた感染症の理解と克服』と題して日本の農産業を代表する蚕糸昆虫であるカイコをモデル動物として用いた感染症研究の現状を未発表データをふんだんに盛り込んだ形でご発表いただきました。

第二セッションは、学生セッションとして、学部2年生から博士課程3年生までの5名の学生にご発表いただきました。学生セッションの座長は、発表を終えた学生が順番に行うという、インターラボセミナーで恒例の形式で行ってもらい、それぞれの学生さんが懸命に座長を行なってくれました。また、本セッションの発表は、学生優秀発表賞の対象としました。最優秀発表賞は、帝京大学の三上雄大さん、優秀発表賞は武蔵野大学の中尾英嘉さんが受賞されました。

学生およびポスドクといった若手研究者に口頭発表および質疑応答の機会を提供するという目的に関しては、参加者34名のうち16名が学生ということで、将来の研究者候補が多く参加して、同年代の学生同士が活発に質疑応答を行なっており、学部生からも鋭い質問が出ていました。

最終の第三セッションでは、武蔵野大学の大畑慎也先生、室井正志先生、帝京大学の田渕史晃さんから治療薬のスクリーニング法やそれを推進するための共同研究ユニットに関するご発表があり、細菌学会本会や関東支部会ではあまり見られない発表がある一方、国立感染症研究所の鳥越祥太さんの『抗酸菌バイオフィルムが発揮する菌体保護機能の解析』は、細菌学の魅力が詰まった基礎的な研究発表であり、多分野の交流会を印象付けるような素晴らしいセッションとなりました。

 

本セミナーでは情報交換会も行い24名が引き続き参加してくださいました。評議員会メンバーで活性化委員長の平川秀忠先生(群馬大学)に開会の辞をお願いし、細菌学会関東支部の活動であることをご説明いただきました。情報交換会では、それぞれの発表に関する議論や、共同研究に関する相談、使用している外注先、試薬などの情報共有など、それぞれの研究を推進する情報を広く交換できたようでした。また、学生の優秀発表賞の受賞者発表も情報交換会で行いました。

 

本セミナーは4年ぶりに対面形式で開催したインターラボセミナーで、参加者同士が直接交流できたのが何より良かったと感じました。

参加者からは、他分野・他施設の研究者間で議論・交流ができたことが良かったとの意見や、若手がよく勉強していたこと、若手の質疑応答が活発だったこと、学生の参加者が多く同世代の大学院生と交流できたことを良い点としてあげていただきました。また、改善点としては、時間が超過していたことや、参加証を配ってほしかった、オンライン参加者からの質問を回収できていなかった等の運営の準備不足に関するご指摘をいただきました。参加者数・演題数に関しては、インターラボセミナーとしてちょうど良いという意見と、もっと多くの参加者を募ってほしいという意見の双方があがっておりました。

 

今回、インターラボセミナーをお世話させていただき、和やかな雰囲気の中で学部学生から教授まで世代を超えて活発な議論を行うことで、若い研究者に科学の面白さを伝えることができる場になりうるところが、インターラボセミナーの良さだなと改めて実感しました。

これからも、若手の研究者に研究の面白さを知ってモチベションを高めてもらえるようなご支援を続けていただければ幸甚です。

 

最後になりましたが、本セミナーを開催するにあたり、日本細菌学会関東支部長の松本靖彦先生含め、日本細菌学会関東支部評議員会の先生方には、本セミナーの提案時から貴重なご助言・多大なご尽力を頂き、心より感謝申し上げます。また、発表いただいた方はもちろんですが、活発な討論で会を盛り上げていただきました参加者の皆様、会の準備に尽力してくださった武蔵野大学分子細胞生物学研究室の大畑慎也准教授および学生の皆様に厚く御礼申し上げます。


「2023年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー -基礎研究が切り開く新たな化学療法の可能性-」開催のお知らせ


日本細菌学会・関東支部 会員各位

 


平素よりお世話になっております。

「2023年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー 」を2023年12月22日(金)に以下の内容で開催いたします。

 

 「基礎研究が切り開く新たな化学療法の可能性」をテーマに広い研究フィールドの研究者に参加してもらうことで、研究者の視野を広げ学際的研究の活発化に繋がる会となることを目指しております。用いる技術や手法は問わず、化学療法をキーワードに様々な治療戦略を化学的視点を取り入れて研究されている研究者にご発表願えればと考えております。

また、学生およびポスドクといった若手研究者に口頭発表の機会を提供し、次世代の研究者の交流を促し新たな研究が生まれる場となればと幸いです。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

 

  

開催日:              2023年12月22日(金)11時00分〜17時30分(予定)

                                     交流会 同日18時00分~(予定)


開催場所:          武蔵野大学武蔵野キャンパス及びオンライン(Zoom)でのハイブリッド開催予定

       〒202-8585 東京都西東京市新町1丁目1号20番


参加費:              無料                *日本細菌学会の会員はもちろん、非会員の方も参加できます。 


発表形式:          口頭発表


事前参加登録:   所属、氏名などを下記の連絡先にご連絡下さい

(当日参加はできません、事前参加登録の提出が必要です)。

参加者には当日、秘密保持誓約書にサインしていただきます。

([参加登録について]及び様式1を御参照下さい)


演題登録:          タイトル、発表者名、共同研究者名、所属、要旨(A4サイズ半分から1ページ程度、5ページ目の様式2をご使用いただいても構いません)を作成し、下記の連絡先にメールでご連絡下さい。

 

 

事前参加登録・演題募集期間:2023年11月6日 ~  2023年12月6日 

 

連絡先:m_ishii@musashino-u.ac.jp(武蔵野大学 石井 雅樹)


[参加登録について] 

 

下記の件名で、各項目を記載してメールの本文にコピー&ペーストしてご連絡下さい。   

 

宛先:m_ishii@musashino-u.ac.jp(武蔵野大学 石井 雅樹)   

件名:2023年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー参加登録
本文: 

 -------------------------------------- 

 ご所属: 

ご氏名: 

 ご発表の有無: 

-------------------------------------- 


[様式1] 

https://docs.google.com/document/d/1dOQ0WQRcCiRCbSr5JkadP4jEjZp4ax4N/edit?usp=share_link&ouid=111106551822628705605&rtpof=true&sd=true


[様式2] 

https://docs.google.com/document/d/14_p4r2ltP9FDO4ybmBwvjzNDbpCjgCcv/edit?usp=share_link&ouid=111106551822628705605&rtpof=true&sd=true




2023インターラボセミナーポスター.pdf

「2023年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー」企画募集

日本細菌学会・関東支部 会員各位

 

時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。日本細菌学会関東支部では若手会員の育成と支部活動の活性化を目的に「インターラボセミナー」の企画を募集します。若手会員の積極的な応募をお願い致します。

 

開催および支援要件

・ 複数研究施設の参加がある研究会(セミナー)とする。(開催形式、テーマは自由)

・ 公開の研究会とする。(関東支部会メーリングリストやFacebookで開催予告を行う)

・ 翌年の関東支部総会で研究会の報告を行う。(会務総会時もしくは一般演題発表時)

・ 翌年の関東支部総会で参加各研究施設から少なくとも1演題を発表する。

・主催者の年齢については制限を設けないが、複数の応募がある場合は、会のテーマを考慮した上で原則として「より若い人を優先的に支援する」。

 

支援額:上限10万円 (採択件数によって変更することがある)

 

応募締切:令和5年7月10日 応募書類:A4、1枚以内(形式自由)に下記の内容を記載すること。

・セミナー代表者(連絡先;E-mail & Tel)  

・研究会のテーマ、参加予定研究室等の概略

 

応募先:日本細菌学会関東支部長(明治薬科大学) 松本靖彦

    (申請書をwordファイルで作成し、ymatsumoto@my-pharm.ac.jpへ送付する)

 

 

令和5年5月12日

日本細菌学会・関東支部 支部長

松本靖彦

「2022年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー -微生物生態を可視化する様々な解析技術-」開催のお知らせ

 

日本細菌学会・関東支部 会員各位

 


平素よりお世話になっております。

「2022年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー 」を2022年11月22日(火)に以下の内容で開催します。

 

 「微生物生態学」をテーマとし、細菌の行動解析に用いられている様々な分野の技術や手法を紹介することで、 微生物学・細菌学から物理化学・コロイド物理学に至るまで、異分野間の議論・助言・融合を促進する学際的な環境を構築することを目指します。また、学生会員およびポスドクといった若手研究者に口頭発表の機会を提供し、次世代の細菌学研究者の活性化と相互交流を促す場となればと考えています。

 

若手同士やシニア、そして異分野間の研究者の議論を通じて、細菌学を盛り上げていく機会にしたいと考えております。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

開催日:2022年11月22日(火)9時00分〜17時30分(予定)

    オンライン交流会 同日18時00分~(予定)

開催場所:オンライン開催:(Zoom)

参加費:無料                *日本細菌学会の会員はもちろん、非会員の方も参加できます。

発表形式:口頭発表   *発表および質疑応答はZoomでのライブで行います。

事前参加登録:所属、氏名などを下記の連絡先にご連絡下さい。([参加登録について]を参照して下さい。) 

*事前参加登録をした方には後日、オンラインでの参加に必要なURLを送ります。事前参加登録をした方しかセミナーに参加できません。 

演題登録:タイトル、発表者名、共同研究者名、所属、要旨(約700文字、A4サイズ1ページ)を作成し、下記の連絡先にメールでご連絡下さい([参加登録について]を参照して下さい。)。 

 

優秀発表賞がありますので、対象者は参加登録時に記載して下さい。 

事前参加登録:2022年9月23日 ~  2022年11月19日 

演題募集期間:2022年9月23日 ~  2022年11月5日 

 

連絡先:obana.nozomu.gb@u.tsukuba.ac.jp(筑波大学 尾花 望) 

  

[参加登録について] 

下記の件名で、各項目を記載してメールの本文にコピー&ペーストしてご連絡下さい。   

連絡先: obana.nozomu.gb@u.tsukuba.ac.jp(筑波大学 尾花 望)

   

件名:日本細菌学会関東支部インターラボセミナー参加登録

 本文: 

 -------------------------------------- 

 所属: 

 氏名: 

 発表の有無:

 優秀発表賞への登録:

 -------------------------------------- 

 

*優秀発表賞への登録 

優秀発表賞の対象は,在学生(学部、修士課程、博士課程学生),卒・修了後1年未満の方となります。演題募集時に優秀発表賞にお申し込みになった演題を対象に,学会当日審査を行い,優秀発表受賞演題を決定します。対象の発表者の方は,抄録内の「優秀発表賞への登録」 の項目に○を記入してください。 

  

*発表がある方は、発表の有無の項目に有と記載して、併せて発表要旨をメールに添付して下さい。

支部総会では発表できるほどのデータはないが、発表したい、自己紹介を兼ねて研究とラボの紹介をしたい、という方の発表も歓迎しています。


筑波大学 生命環境系 Andrew Utada

筑波大学 医学医療系 トランスボーダー医学研究センター尾花 望 



 

Dear Members of JSB Kanto 

 


The Bacteriological Society of Japan Kanto Branch InterLab Seminar 2022 will be held on Tuesday, November 22, 2022, with the following content. 

 

           The seminar aims to create an interdisciplinary environment to facilitate discussion, provide advice, and promote cross-fertilization in different fields ranging from microbiology/bacteriology to physical chemistry and colloidal physics. We hope to do so by introducing techniques and methods used in these various fields to facilitate the analysis of bacterial behavior analysis under the theme of "microbial ecology”.

             We aim to provide “young” researchers, such as students (undergraduate and graduate) and post-doctoral fellows, with opportunities for long-format scientific talks, thereby stimulating the next generation of bacteriological researchers and promoting mutual exchange. We also welcome presentations from those who do not have enough data to present at the general meeting, but would like an opportunity to present preliminary data or to introduce themselves, their research and lab. Furthermore, we aim to provide an English friendly environment to include those who can’t easily access Japanese.

   We would like to provide an opportunity to boost bacteriology in Japan through discussions among young researchers, senior researchers, and researchers from different fields. We look forward to your participation.

 

Kind regards,

Andrew Utada

Nozomu Obana

 

 

Date: Tuesday, November 22, 2022, 9:00 a.m. - 5:30 p.m. (tentative)  

*Online social event same day from 6:00 p.m. (tentative)

Place: Online (Zoom)

Admission: Free of charge              *Both members and non-members are welcome to attend.  

Presentation format: Oral              *Presentations and Q&A will be conducted live via Zoom.  

Pre-registration: Please send your name and affiliation to the following address. (Please refer to [Registration]).                                          *Only those who have pre-registered can attend the conference.  

Abstract Registration: Please prepare a title, presenter's name, co-presenter's name, affiliation, and abstract

 (approx. 1400 characters, 1 A4 size page) and send it to the contact address below by e-mail (see [Registration]).  

 

There will be a 1st, 2nd, and 3rd place awards for the best student or “young” scientist (1 year since PhD) presentations.  

 

 

Registration Period: September 23, 2022 ~ November 18, 2022 

Call for Abstracts: September 23, 2022 ~ November 5, 2022  

 

Contact: obana.nozomu.gb@u.tsukuba.ac.jp (Nozomu Obana, University of Tsukuba)  

 

[Registration]

Please use the following subject line and copy and paste each item into the body of the e-mail.    

Contact: obana.nozomu.gb@u.tsukuba.ac.jp (Nozomu Obana, University of Tsukuba)

 

Subject: Registration for InterLab seminar of JSB Kanto

Text:

 -------------------------------------- 

 Organization:

 Name:

 Presentation:

 Best Presentation Award: 

 --------------------------------------



「2022年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー」報告書

筑波大学 生命環境系

Andrew S Utada

筑波大学 医学医療系 トランスボーダー医学研究センター 微生物叢生態学研究室

尾花 望

 

 「2022年インターラボセミナー」は、日本細菌学会関東支部会のご支援のもと、令和3年11月22日にオンラインで開催されました。本セミナーは、「微生物生態学」をテーマとし、細菌の行動解析に用いられている様々な分野の技術や手法を紹介することで、微生物学・細菌学から物理化学・コロイド物理学に至るまで、異分野間の議論・助言・融合を促進する学際的な環境を構築することを目指しました。サブタイトルとして「微生物生態を可視化する様々な解析技術-Methods for analysis of microbial communities and their formation」を掲げました。本セミナーでは学生やポスドクといった若手研究者が口頭発表できる機会を提供し、次世代の細菌学研究者の活性化と相互交流を促す場とすることを目指しました。また、本セミナーを通じて若手同士やシニア、そして異分野間の研究者の議論を通じて、細菌学を盛り上げていく機会となればと考えました。

 当日は、7大学、1研究所、2企業より合計41人が参加し、そのうち31人が学部学生、修士課程学生、博士課程学生でした。16演題の発表があり、そのうち13演題は学生による発表でした。多くの参加者および発表者は学生となりました。一般演題の発表時間は15分、質疑応答は4分に設定しており、学生や若手研究者に長時間の発表の場を提供することを目指しました。会場からは多くの質問が出て、活気ある議論が展開されました。また、日本細菌学会関東支部長の松本靖彦先生(明治薬科大学)にもご参加頂き、積極的に質疑応答に参加して頂きました。今回のセミナーは、4つの一般演題セッションと2つの特別講演セッションから成り、1つの一般演題と2つの特別講演では英語で発表と質疑応答が行われました。英語セッションにおいても多くの質問と議論があり、本セミナーのもう一つの目的である英語に親しみやすい環境づくりも達成できたものと考えています。

 発表者および参加者の専門は細菌学に限らず、発表内容の分野は多岐にわたりました。微生物を観察・定量・解析する手法としてnano-SIM、コロイド工学、シミュレーション、光ピンセット、マイクロ流体デバイス、マイクロドロップレットおよび一細胞顕微鏡観察など様々な研究例が紹介されました。我々を含めて参加者みなさまにとって、他分野の研究内容を聞き、学際的な研究交流を深めるよい機会になったと考えています。学際的な研究交流においては、専門外の方々にわかりやすく自分の研究内容を伝える力が重要となってきます。発表者にとって、他分野の方にもわかりやすく発表し、的確に質疑応答することの難しさを学ぶ機会になったと考えています。

 若手研究者の意欲向上のために、本セミナーでは若手優秀発表賞を準備いたしました。松本靖彦先生(明治薬科大学)、中村修一先生(東北大学)そして我々世話人2名を合わせた4名で審査し、水谷雅希研究員(産総研)、Paula Prodzinsky博士課程学生(東工大)、宮川大修士課程学生(筑波大)、Shufeng Zhao修士課程学生(筑波大)および窪井秋介修士課程学生(東北大)の5名(同得票数1位2名と同得票数2位3名)が選出されました。査員の先生方は、「どの発表もすばらしく選ぶことが難しい」とコメントされており、受賞に至らなかった発表も非常に独創的かつ印象的な研究が多かったように感じました。

 本セミナー後には情報交換会をオンラインで開催いたしました。情報交換会では幅広い分野の研究内容を聞くことができて非常に有用であったとの意見をいただきました。我々を含めて、若手研究者達の訓練およびお互いの親睦を深めるための貴重な機会になりました。

 最後に、本セミナーは東北大学の中村修一先生の多大なるご尽力、並びに参加者の熱意により開催できました。心より感謝申し上げます。また、本セミナーを支援して頂きました日本細菌学会関東支部会に深謝いたします。

 

参加大学・研究所・企業(50音順)

・ オリンパスメディカルシステムズ株式会社

・ 花王株式会社

・ 北里大学

・ 群馬大学

・ 産業総合技術研究所

・ 筑波大学

・ 東京工業大学

・ 東北大学

・ 明治薬科大学

・ 昭和薬科大学

 

参加者の内訳

・教授                  1名

・准教授       3名

・講師          1名

・助教          1名

・研究員         3名

・学生                  31名


 

日程表

 

2022年11月22日(火)

 

9:55-10:00              開会の挨拶     

Welcome and Opening words

10:00-11:20            第一セッション
Biofilm Disruption, Surface Properties,

and Heterogeneity

11:20-11:30             休憩    

Coffee Break

11:30-12:05             特別講演        

Biofilm phenotypic heterogeneity,

surface properties, active collective matter

12:10-13:15             昼休み

Lunch Break

13:15-14:35             第二セッション

Swimming and Group hydrodynamics

14:35-14:45             休憩    

Coffee Break

14:45-15:25             特別講演        

Flagellar motility

15:25-15:40             休憩    

Coffee Break

15:40-17:00             第三セッション

Molecular level behavior

17:00-17:20             休憩    

Coffee Break

17:20-18:00             第四セッション

Microfluidics applications in microbiology

18:05-18:10             閉会の辞        

Closing words


 

プログラム

 

第一セッション                                 10:00-11:20

 

 iGEM Gunma2021 の研究活動-Breaking down Biofilm in Baths

        発表者:内山皓太

        所属:  群馬大学大学院医学系研究科細菌学

 

 Suppressing Bacterial Attachment and Surface Colonization with Biosurfactants

        発表者:Li Xiaojie

        所属:  Grad. Sch. of Sci. and Tech., Univ. of Tsukuba

 

Phenotypic Heterogeneity across Growth Temperatures in Methanogenic Archaea

        発表者:Paula Prondzinsky

        所属:  Earth-Life Science Institute, Tokyo Institute of Technology

 

    Electrohydrodynamics of soft microbial particle interface

        発表者:Santanu Saha

        所属:  Graduate School of Life and Environmental Sciences, University

of Tsukuba

 

 

特別講演                                    11:30-12:05

 

 Bacteria Mess-up the Interface to Clean Oil

        発表者:A. S. Utada

        所属:  Dept. of Life and Environmental Sciences, Univ. of Tsukuba

 

 

第二セッション                                 13:15-14:35

 

    Suspension dynamics of swimming microorganisms

        発表者:Kiyoto KUBO

        所属:  Tohoku University

 

  Flow-induced diffusion in a concentrated suspension of swimming 

microorganism

        発表者:Yu Kogure

        所属:  Tohoku University

 

  光ピンセットをいた Mycoplasma  pneumoniae運動の力測定

        発表者:水谷雅希

        所属:  産業技術総合研究所・生物プロセス研究部門

 

 サルモネラべんの剛性計測

        発表者:窪井秋介

        所属:  東北大学大学院工学研究科応用物理学専攻

 

 

特別講演                                    14:45-15:25

 

 Flagella-driven motility of bacteria

        発表者:Shuichi Nakamura

        所属:  Department of Applied Physics, Graduate School of Engineering,

Tohoku University

 

第三セッション                                 15:40-17:00

 

 属腐性海洋細菌が持つマルチコピーフラジェリン遺伝の役割分担

        発表者:宮川大

        所属:  筑波大院・生命環境

 

 レプトスピラの運動性や物性・病原性に与える外膜分子の影響

        発表者:阿部 圭吾

        所属:  東北大・院工

 

 ヘテロダイマーを用いて理解するタンパク質分子モーターKIF1Aのヘッド間の協調性

        発表者:北智輝

        所属:  東北大・院工

 

 緑膿菌における形態変化

        発表者:原田潤

        所属:  筑波大・生命環境系

第四セッション                                 17:20-18:00

 

 腸管粘液層模倣系における腸内細菌の定着とバイオフィルム形成の解析

        発表者:野村佳祐

        所属:  筑波大院・生資科

 

 A high-throughput screening of mutant libraries combining microfluidics and FACS

        発表者:Zhao Shufeng

        所属:  Grad. Sch. of Sci. and tech., Univ. of Tsukuba

 


「2022年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー」企画募集

 

日本細菌学会・関東支部 会員各位 

 

時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。日本細菌学会関東支部では若手会員の育成と支部活動の活性化を目的に「インターラボセミナー 」の企画を募集します。若手会員の積極的な応募をお願い致します。 

 

開催および支援要件: 

・ 複数研究施設の参加がある研究会(セミナー)とする。(開催形式、テーマは自由) 

・ 公開の研究会とする。(関東支部会メーリングリストやFacebookで開催予告を行う) 

・ 翌年の関東支部総会で研究会の報告を行う。(会務総会時もしくは一般演題発表時) 

・ 翌年の関東支部総会で参加各研究施設から少なくとも1演題を発表する。 

・主催者の年齢については制限を設けないが、複数の応募がある場合は、会のテーマを考慮した上で原則として「より若い人を優先的に支援する」。

 

支援額:上限10万円(採択件数によって変更することがある) 

 

応募締切令和年7月1日 応募書類:A4、1枚以内(形式自由)に下記の内容を記載すること。

・セミナー代表者(連絡先;E-mail & Tel) 

・研究会のテーマ、参加予定研究室等の概略 

 

応募日本細菌学会関東支部長(明治薬科大学) 松本靖彦

    (申請書をwordファイルで作成し、ymatsumoto@my-pharm.ac.jpへ送付する)

 

 

 

令和年5月

日本細菌学会・関東支部 支部長

松本靖彦

「2021年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー-様々なイメージング技術で解き明かす細菌の真の姿」開催のお知らせ

 

第104回日本細菌学会関東支部総会

2021年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー

開催案内ならびに発表演題募集のお知らせ

2021年8月26日

国立感染症研究所細菌第二部

(名古屋大学大学院医学系研究科分子病原細菌学) 柴山 恵吾

群馬大学大学院医学系研究科 細菌学 久留島 潤

 

 

 COVID-19の終息がなかなか見通せない状況が続いており、会員の皆様におかれましては大変な日々をお過ごしと思います。今年度、日本細菌学会関東支部総会ならびにインターラボセミナーはできるだけ対面での開催を模索していましたが、広い会場の確保が難しいことなどからオンライン開催とさせていただくことにしました。また、会の活性化のため関東支部総会とインターラボセミナーを共催とさせていただきました。

細菌学会関東支部総会では主に若手研究者や学生に口頭発表の機会を提供して、若手同士やシニアと質疑応答を行なってお互いがレベルアップする機会にできればと考えています。インターラボセミナーでは「様々なイメージング技術で解き明かす細菌の真の姿」と題した魅力ある特別講演を予定しています。多くの皆様の参加をお待ちしています。

 

開催日:2021年10月21日(木)9時30分〜17時30分

開催場所オンライン開催(Zoom)

参加費:無料  *日本細菌学会の会員、非会員どちらも参加できます

発表形式:口頭発表(発表時間10分、質疑応答5分)

*インターラボセミナーは、一般演題公募はせず特別講演のみとなります。

事前参加登録、演題登録:下記のURLから登録をお願いします。


https://forms.gle/M7skmJCNbVtQRMyH9

 

*参加登録された方には後日、オンライン参加に必要なID等をお送りします。

 

参加登録期間:2021年8月26日 ~  2021年10月20日


「2021年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー」企画募集

 

日本細菌学会・関東支部 会員各位 

 

時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。日本細菌学会関東支部では若手会員の育成と支部活動の活性化を目的に「2021年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー 」の企画を募集します。若手会員の積極的な応募をお願い致します。 

 

開催および支援要件: 

・ 複数研究施設の参加がある研究会(セミナー)とする。(開催形式、テーマは自由) 

・ 公開の研究会とする。(関東支部会メーリングリストやFacebookで開催予告を行う) 

・ 翌年の関東支部総会で研究会の報告を行う。(会務総会時もしくは一般演題発表時) 

・ 翌年の関東支部総会で参加各研究施設から少なくとも1演題を発表する。 

・主催者の年齢については制限を設けないが、複数の応募がある場合は、会のテーマを考慮した上で原則として「より若い人を優先的に支援する」。

 

支援額:10万円(採択件数によって変更することがある) 

 

応募締切令和3年7月16日 応募書類:A4、1枚以内(形式自由)に下記の内容を記載すること。

・セミナー代表者(連絡先;E-mail & Tel) 

・研究会のテーマ、参加予定研究室等の概略 

 

日本細菌学会関東支部長(明治薬科大学) 松本靖彦

    (申請書をwordファイルで作成し、ymatsumoto@my-pharm.ac.jpへ送付する)

 

 

 

令和3年5月13日

日本細菌学会・関東支部 支部長

松本靖彦

「2021年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー」企画募集

 

日本細菌学会・関東支部 会員各位 

 

時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。日本細菌学会関東支部では若手会員の育成と支部活動の活性化を目的に「2021年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー 」の企画を募集します。若手会員の積極的な応募をお願い致します。 

 

開催および支援要件: 

・ 複数研究施設の参加がある研究会(セミナー)とする。(開催形式、テーマは自由) 

・ 公開の研究会とする。(関東支部会メーリングリストやFacebookで開催予告を行う) 

・ 翌年の関東支部総会で研究会の報告を行う。(会務総会時もしくは一般演題発表時) 

・ 翌年の関東支部総会で参加各研究施設から少なくとも1演題を発表する。 

・主催者の年齢については制限を設けないが、複数の応募がある場合は、会のテーマを考慮した上で原則として「より若い人を優先的に支援する」。

 

支援額:10万円(採択件数によって変更することがある) 

 

応募締切令和3年7月16日 応募書類:A4、1枚以内(形式自由)に下記の内容を記載すること。

・セミナー代表者(連絡先;E-mail & Tel) 

・研究会のテーマ、参加予定研究室等の概略 

 

日本細菌学会関東支部長(明治薬科大学) 松本靖彦

    (申請書をwordファイルで作成し、ymatsumoto@my-pharm.ac.jpへ送付する)

 

 

 

令和3年5月13日

日本細菌学会・関東支部 支部長

松本靖彦

「2019年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー -薬剤耐性菌の現状とアカデミアにおける新規抗菌薬の開発-」開催のお知らせ

 

日本細菌学会 会員各位


平素よりお世話になっております。


「2019年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー -薬剤耐性菌の現状とアカデミアにおける新規抗菌薬の開発-」を2019年11月26日(火)に国立感染症研究所にて以下の内容で開催します。


■ 開催概要:近年、ESKAPE細菌 (腸球菌、黄色ブドウ球菌、アシネトバクター属菌、緑膿菌、腸内細菌科細菌)、抗酸菌 (結核菌、非結核抗酸菌) の多剤耐性株による難治性感染症が世界の公衆衛生上の問題となっている。感染症起因菌の菌種によって有効な治療薬の種類は異なり、国・地域によって問題となっている薬剤耐性の機序は異なる。本セミナーでは、国内外におけるグラム陽性菌、グラム陰性菌、抗酸菌の分離株における薬剤耐性の現状と、各々の病原体の研究者が行っている新規抗菌薬開発の試みを紹介したい。また、アカデミア創薬を産業化に結びつける前に横たわる死の谷を越えるために、研究開発にどのような創意工夫・着眼点が必要であるか、製薬会社およびファンディングエージェンシーの有識者を交えた議論を行いたい。


■ 開催日時:2019年11月26日(火)13:00~18:00


■ 情報交換会:2019年11月26日(火)18:10~ *参加無料


■ 開催場所:国立感染症研究所 戸山庁舎 共用第一会議室

(〒162-8640 東京都新宿区戸山1-23-1)


■ 参加登録:2019年11月22日(金)までに以下の参加フォームにてご登録ください。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfc6K0Ht3tUeYM_VuKMcgiN9nEdjnl8d3MWp07ktjB6-OwToQ/viewform


詳細は、添付のポスター、もしくは下記URLからご覧ください。


日本細菌学会関東支部会Facebook

https://www.facebook.com/J.S.Bacteriology.Kanto/


多くの皆様のご参加を心からお待ちしております。


連絡先:鈴木 仁人

国立感染症研究所 薬剤耐性研究センター

E-mail: suzuki-m@nih.go.jp


「2019年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー」企画募集

 

日本細菌学会・関東支部 会員各位 

 

時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。日本細菌学会関東支部では若手会員の育成と支部活動の活性化を目的に「2019年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー 」の企画を募集します。若手会員の積極的な応募をお願い致します。 

 

開催および支援要件: 

・ 複数研究施設の参加がある研究会(セミナー)とする。(開催形式、テーマは自由) 

・ 公開の研究会とする。(関東支部会メーリングリストやFacebookで開催予告を行う) 

・ 翌年の関東支部総会で研究会の報告を行う。(会務総会時もしくは一般演題発表時) 

・ 翌年の関東支部総会で参加各研究施設から少なくとも1演題を発表する。 

・主催者の年齢については制限を設けないが、複数の応募がある場合は、会のテーマを考慮した上で原則として「より若い人を優先的に支援する」。(今年は複数の研究会設定も考慮する。) 

 

支援額:10万円(開催様態によっては増額を考慮する) 

採択件数:最大2件

 

応募締切:令和元年8月15日 応募書類:A4、1枚以内(形式自由)に下記の内容を記載すること。 

・セミナー代表者(連絡先;E-mail & Tel) 

・開催日時、開催場所 

・研究会のテーマ、参加予定研究室等の概略 

 

応募先:日本細菌学会関東支部長(北里大学) 阿部章夫

(申請書をwordファイルで作成し、abe@lisci.kitasato-u.ac.jpへ送付すること)

 

 

令和元年7月19日

日本細菌学会・関東支部 支部長

阿部章夫


「2018年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー」報告書

 

北里大学医学部微生物学単位

阪口 義彦

麻布大学獣医学部微生物学第一研究室

内山 淳平

 

「2018年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー」は、日本細菌学会関東支部会のご支援により、2018年8月31日、9月1日の会期で、神奈川県相模原市の麻布大学獣医学部におきまして開催致しました。広い裾野を持つ微生物学分野の学会は、学問の進歩に伴って細分化が進み、分野間や学会間の交流が少ないことが現状であります。近年の学術研究は分野の境界がなく、異分野融合による新しい分野創生や若手育成という面でも学会連合の必要性が高まっています。本セミナーには、医歯薬、獣医学、農学、理学、環境学、生態学等の学術領域の若手微生物関連研究者にご参加して頂き、基礎から応用までの討論および情報交換を行い、各分野の研究者との交流・学際的共同研究を推進することを目的と致しました。我々は、本合同大会の開催にあたり、学際的共同研究の活性化、学生、大学院生、若手研究者の育成が期待されると考えました。そこで、今回、「第7回ファージ研究会」と「2018年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー」との合同大会として企画致しました。また、麻布大学獣医学部が取り組む文部科学省私立大学研究ブランディング事業の研究プロジェクトメンバーにもご参加・ご発表して頂けるように致しました。本合同大会では、演題募集期間が短い状況にも関わらず、多数の演題が集まり、30大学、9企業から集結した合計105名にご参加を頂きました。特に、多数の若手研究者には積極的にご参加して頂き、学術発表および発表に対する質疑応答を行って頂きました。演題数は、口頭発表が33演題、ポスター発表が18演題であり、このうち22演題は学生・大学院生による発表でした。口頭発表は、6つのセッションを構成し、各セッションで、応募して頂きました演題をテーマによりまとめました。セッション1では「応用とファージ療法」、セッション2では「疫学と進化・方法」、セッション3ではシンポジウム「ファージ療法の臨床研究と未来」、セッション4では「薬剤耐性と分子生物・構造」、セッション5では「細菌叢」、セッション6ではワークショップ「動物共生科学の創生によるヒト健康社会の実現」のテーマを企画し、日頃の研究成果をご発表して頂きました。口頭発表時間は、一般では7分間、質疑応答は3分間(合計10分間)、シンポジウムでは20分間、発表後に20分間の総合討論、ワークショップでは7分間、質疑応答は3分間(合計10分間)としました。今回の口頭発表では、なるべく多くの方に発表していただけるように、発表時間を短くしました。また、他分野の方々にご参加して頂いたため、発表者には、できるだけ分かりやすい内容で発表して頂きました。各テーマでの進行は、2名ずつの座長にお願い致しました(合計17名)。座長には、会場からの質疑応答を促して頂き、研究内容に対する理解を深め円滑に議論するための重要な役割を果たして頂きました。従って、会場からは、多くの質問があり活発な議論が展開されました。日本細菌学会関東支部評議員の林俊治先生(北里大学医学部微生物学)や松本靖彦先生(帝京大学医真菌研究センター)にもご参加して頂き、口頭発表での質疑応答をして頂きました。また、学生も発表内容に興味を持ち、積極的に質疑応答を行っていました。

本合同大会では、情報交換会も行いました。本交換会を通じて、お互いの親睦を深めるための貴重な機会になりました。皆様からは、「参加して良かったです」「今回のような合同大会を今後も行って欲しいです」「素晴らしい合同大会でありました」「プログラム編成が良かったです」「お陰様で共同研究ができそうです」などのお褒めの言葉を頂戴いたしました。本合同大会の目的が達成できたと考えており、合同大会実務一同、大変喜んでおります。また、本合同大会を通じて、日本細菌学会関東支部インターラボセミナーの活動についてよく知って頂き、今後の参加を促すことにつながったのではないかと思っております。

最後に、本合同大会開催にあたり、日本細菌学会関東支部長阿部章夫教授、日本細菌学会関東支部評議員の先生方、ファージ研究会の監事であります武田茂樹教授の多大なるご尽力を頂き心から感謝申し上げます。また、合同大会にご参加頂きました皆様、学会企画、準備、運営に携わって頂きました麻布大学の皆様に、本紙面をお借りしまして、厚くお礼申し上げます。

 

 

参加大学(50音順)

・  麻布大学

・  大阪大学

・  北里大学

・  岐阜大学

・  京都工芸繊維大学

・  群馬大学

・  高知大学

・  埼玉大学

・  自治医科大学

・  昭和大学

・  帝京大学

・  東京工業大学

・  東京大学

・  東京農業大学

・  東京農工大学

・  東京薬科大学

・  日本大学

・  弘前大学

・  法政大学

・  松本歯科大学

・  三重大学

・  酪農学園大学

・  立教大学

・  早稲田大学

 

参加企業(50音順)

・  アステラス製薬株式会社

・  イスクラ産業株式会社

・  株式会社カネカバイオテクノロジー研究所

・  国立感染症研究所

・  瀬戸内海区水産研究所

・  トヨタ紡織株式会社

・  日本革新創薬株式会社

・  日本食品分析センター

・  日本全薬工業株式会社

・  北海道立総合研究機構食品加工研究センター

・  ヤクルト本社中央研究所

・  やまだ動物病院

・  理化学研究所

 

参加者内訳

・  教職員(ポスドクを含む) 50人

・  大学院生(学部生、修士課程、博士過程) 40人

・  企業 15人



2018年日本細菌学会関東支部インターラボセミナーでの集合写真

「2017年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー」開催報告書

 

 

世話人 群馬大学大学院医学系研究科細菌学講座

平川秀忠

前橋工科大学工学部生物工学科微生物工学研究室

林秀謙

 

 

    平成29年11月17日に「2017年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー」を群馬大学昭和キャンパスにて開催いたしました。近年、サイエンスの世界では実験技術が日進月歩で発展し、それに伴い研究アイデアの多様化が進んでいます。そのため、細菌学領域の間でも、様々な分野の専門家たちがお互いに連携することで革新的な研究アイデアを創出することが望まれています。 

    「医歯薬学」、「農学」、「理工学」分野問わず、細菌学に携わる研究者(教職員、大学院生、学部学生)に集まっていただき、「インターラボセミナー」の名の通り、「研究室同士の交流」というコンセプトの下で研究会や支部会よりもさらにカジュアルかつ、気軽に情報交換や人材交流を深める「出会いの場」を提供させていただければと思い、本セミナーを企画いたしました。本セミナーにおいて、そのような「出会いの場」のきっかけとなることを願い、テーマとして「異分野細菌学のインターセクションin 群馬」と名付けました。

    本セミナーには、当初想定していた関東圏のラボの方々だけでなく、東北地方(秋田県立大学)や国外(米国ミネソタ大学)のラボ所属の方々からもご参加いただき、最終的には、参加ラボ14研究室、参加者数は総勢40名に上りました。細菌学会関東支部の前評議員である 祝弘樹 前若手活性化委員長にもお越しくださり会を大変盛り上げていただきました。

    演題数は、口頭発表12演題、ポスター発表7演題となりました。口頭発表の最初のセッションでは、私ども主催者からの1演題に加えて、環境細菌のDNA修復機構とアシルホモセリンラクトンと生分解性プラスチックの分解機構に関して、それぞれ東洋大学の鳴海先生、宇都宮大学の奈須野先生と諸星先生にご講演いただきました。2番目のセッションでは、ユニークな腸内細菌科細菌の性状解析や大腸菌のPersister形成、代謝の数理学的モデリングおよび、sRNAに関して、それぞれ群馬大学の高橋先生、早稲田大学の山本先生、筑波大学の高野先生、秋田県立大学の宮腰先生(現 筑波大学)にご講演頂きました。最後のセッションでは、ミネソタ大学の港先生、農研機構の渡部先生、国立国際医療研究センターの祝先生と松村先生に、それぞれST合剤の抗菌活性機構とカンピロバクターのセリン受容体、結核菌の病原性蛋白質と宿主との相互作用についてご講演いただきました。ポスター発表では、私どものラボメンバーに加えて、宇都宮大学の佐藤先生と澤口先生にマイクロデバイスを用いたアシルホモセリンラクトンとレセプターとの結合評価系の確立とシクロデキストリンによる細菌のバイオフィルム抑制についてご発表いただきました。口頭発表とポスター発表ともに、本セミナーのテーマにふさわしく非常に分野の多様性に富んでおり、いずれのご発表も質の高いもので大変刺激的でした。各発表後の質疑応答時間やコーヒーブレイクの時間でも白熱した議論が交わされ、当初想定していたセミナー終了時間に合わせた部屋の予約時間を少し超過するというほどのうれしい悲鳴となりました。

    セミナー後の情報交換会は、群馬大学昭和キャンパス内の石井ホールという会場で行いました。情報交換会の開始に際して、細菌学会関東支部の前評議員である富田治芳先生(現 細菌学会理事)にご挨拶のお言葉をいただきました。情報交換会においても、セミナー同様に、引き続き大変盛り上がり有意義な会となりました。また、後日伺った話によりますと、このセミナーでの「出会い」をきっかけとして実際に、参加メンバーの間で新たに共同研究を始められたグループが複数組あるとのことで、異分野連携の「出会いの場」を提供できたことは大変うれしく思いました。

    最後になりましたが、本セミナーを開催するにあたり、開催資金の援助や貴重なご助言を含め多大なるお力添えをいただきました日本細菌学会関東支部前支部長の奥野ルミ先生、現支部長の阿部章夫先生、前若手活性化委員長の祝弘樹先生をはじめ前、現評議員の先生方および、細菌学会関東支部の会員の皆様に深く感謝申し上げます。 

セミナー風景

「2017年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー」

セミナー後の情報交換会

「2017年日本細菌学会関東支部インターラボセミナー」