第64回大気環境学会年会 都市大気エアロゾル分科会・環境大気モニタリング分科会・モビリティ環境分科会 合同分科会
日時: 2023年9 月13 日(水)16:10~18:40
場所: 産業技術総合研究所つくば中央(年会B会場) (つくば市)
テーマ: 「タイヤおよびタイヤ摩耗粉じん等の環境影響を探る」
趣旨:
近年、電気自動車等の普及により、自動車排ガスの環境影響はさらに低減していくと予想される。その一方で、タイヤ摩耗粉じんなど道路粉じんは自動車と交通量が減らない限り減少することはない。さらにタイヤ摩耗粉じんはマイクロプラスチックの発生源であるとの指摘もされている。そこで、本企画では、タイヤ摩耗粉じん等の道路粉じんによる環境影響について、幅広い分野の専門家から最新の情報を講演いただき、情報共有を図るとともに今後の研究テーマを考える機会としたい。
座長: 戸野倉賢一(東京大学)
プログラム:
1.タイヤ・路面摩耗粉塵(Tire and Road Wear Particles)に関して
楠本拓士(日本自動車タイヤ協会)
2.タイヤ摩耗粉塵計測法の開発と全国排出量分布の作成に向けた取り組み
利根川義男,柏倉桐子,森川多津子,冨田幸佳,伊藤晃佳(日本自動車研究所)
3.道路交通由来の粒子状物質の観測
高橋克行(日本環境衛生センター)
第63回大気環境学会年会 都市大気エアロゾル分科会
日時: 2022年9月14日(水)16:00~18:00
場所: 大阪府立大学中百舌鳥キャンパス(年会A会場) (堺市)+オンライン(Zoom)
テーマ: 有機エアロゾルの特性と発生源にせまる
座長: 池盛文数(名古屋市環境科学調査センター)
趣旨:
大気エアロゾルの20%~90%を占める有機エアロゾルは、数万種以上の有機化合物の集合体であり、その特性、発生源や生成過程は多様で理解が遅れている。都市大気においても有機エアロゾルは重要な研究課題であるため、本企画では、有機エアロゾルに関わる特性や発生源について、第一線で研究を進められている3名の先生にご講演いただき、有機エアロゾルに対する理解を深め、今後の研究について考える機会としたい。
プログラム:
① 有機エアロゾルの揮発性分布-凝縮性ダストに関わる測定法と実態観測-
藤谷 雄二 (国立環境研究所)
② 有機エアロゾルのモデル研究
森野 悠 (国立環境研究所)
③ 有機エアロゾルの光学特性-ブラウンカーボンの実態観測
中山 智喜 (長崎大学)
大気環境学会 都市大気エアロゾル分科会 および モビリティ環境分科会 合同講演会
(東京電機大学 環境・燃焼工学研究室公開ゼミ)
(東京大学大学院 新領域創成科学研究科環境システム学専攻大気環境システム学分野 合同公開ゼミ)
日時: 2022年6月21日(火)13:10~17:10
開催形式: オンライン(Zoom)
テーマ: PM2.5 の現状と新たな自動車排出ガス規制
趣旨:
微小粒子状物質(PM2.5)は 2009 年 9 月に環境基準が告示されて以来,大気中の濃度や動態,発生源などについて研究が進んできた物質です.
自動車はPM2.5 の発生源の一つですが,排出ガス規制の強化に伴い発生源としての寄与は⼩さくなっています.
大気中 PM2.5 の濃度も低くなり,近年の環境基準達成率は 90%を超えるようになりました.
しかし,2021 年に世界保健機関が示した新たなガイドラインの値と比較するとまだ十分安全なレベルとは言えない状況です.
本講演会は,大気環境のさらなる改善のために PM2.5 の発生源やこれからの自動車排出ガス対策,自動車からの排出実態について知見を得ることを目的としました.
ご参加くださる皆さまのご研究に有益な機会となることを願っています.
プログラム:
第62回大気環境学会年会 都市大気エアロゾル分科会
日時: 2021年9月21日(火)13:30~16:00
開催形式: オンライン(Zoom)
テーマ: 成分データによるPM2.5の実態解明と疫学やモデル研究への展開
趣旨:
PM2.5は多様な成分の混合物であるため、その効果的な対策検討のため成分分析を行うことは
重要である。成分分析を継続的に実施することで、発生源の経年的な推移や対策の効果の検証
に関する知見を得ることが可能となるが、自治体が行っている四季の成分測定や、環境省が行って
いる毎時間のPM2.5成分の連続測定により、膨大な成分データが蓄えられ、公開されている。
本企画では、PM2.5の実態解明を目指して行われた全国規模の成分データの解析結果や、成分
データが疫学やモデル研究で活用された事例について、4名の先生方にご講演いただく。講演を
通して、大気エアロゾルの成分分析の重要性、課題、今後の展望について考える機会としたい。
プログラム:
①全国でのPM2.5連続成分測定の概要と解析事例
岩本 真二、村嶋 暁子、日下部 正和 (日本環境衛生センター西日本支局)
②全国PM2.5成分測定結果から見た化学組成の季節・地域特性と経年変化
熊谷 貴美代 (群馬県衛生環境研究所)
③成分データを活用した疫学研究:国内知見と今後の展望
上田 佳代 (京都大学)
④モデルの検証と発生源感度解析に対する日本のPM2.5成分濃度時間値の連続モニタリングの有用性
茶谷 聡 (国立環境研究所)、板橋 秀一 (電力中央研究所)、山地 一代 (神戸大学)
⑤総合討論
第61回大気環境学会年会 都市大気エアロゾル分科会
日時: 2020年9月18日(金)15:00~17:00
開催形式: Zoom
テーマ: 大気エアロゾルの粒径を改めて考える
趣旨: 大気エアロゾルの大きさ(粒径)は,数nmから100 µm程度にまでわたって幅広く,粒径に
よって生成・反応・消失機構が異なり,人の健康や生態系などへの影響も異なる.このため,
大気エアロゾルの粒径分布の把握は極めて基本的で重要なことである.粒径分布の測定,
あるいは粒径分離(分粒)した測定の方法には従来から最新まで様々あるが,粒径による
物理的・化学的特性を踏まえて適切に用い,適切に結果を解釈する必要がある.また,特定
の粒径のみを見ているだけでは,大気エアロゾルの動態を正しく理解できないこともある.
そこで本企画では,粒径分布や複数の粒径区分の測定データからわかることを,長期に
わたって行われた大気観測を基に,測定上の留意点も含めて3名の方に解説していただき,
大気エアロゾルの粒径について再認識する機会としたい.
座 長: 長谷川 就一(埼玉県環境科学国際センター)
プログラム:
1. ガス・微小粒子・粗大粒子同時測定による無機イオン成分の動態
速水洋(早稲田大学)
2. PM1の長期観測から見えたこと~PM2.5、SPMとの比較から~
米持真一(埼玉県環境科学国際センター)
3. 自動車排ガス由来の超微小粒子について
藤谷雄二(国立環境研究所)
第60回大気環境学会年会 都市大気エアロゾル分科会
日時: 2019年9月17日(水) (年会1日目) 16:10~19:00
場所: 東京農工大学府中キャンパス (年会A会場) (府中市)
テーマ: PM2.5の10年を振り返る ―これからのエアロゾルと大気環境のために―
趣旨: 2009年9月にPM2.5の環境基準が設定されてから今年で10年が経つ.当初,成分分析を
含めた常時監視体制の整備があまり思わしくない中,2013年1~2月に中国での深刻な大気
汚染に端を発してPM2.5が社会問題となり,2013年3月には注意喚起のための暫定指針値
が設定された.これを契機に常時監視体制の整備が進むとともに,各方面で様々な調査・研
究が精力的に行われ,実態の把握や発生源寄与の解析,健康影響の解明などにおいて多くの
成果が出された.しかし,近年PM2.5濃度は下がってきている状況にあり,相対的にPM2.5
の重要度も下がりつつある.
本企画では,こうした10年の動向と成果を振り返り,これまでにわかったことや今後の
課題を俯瞰的に整理するとともに,この10年で得られた知見や経験の中で,大気環境問題
に携わる我々が共有すべき点は何か,また,後継に残し伝えていくべき点は何か,大気エア
ロゾル全体の問題,あるいはエアロゾル以外の様々な大気環境問題という視点も持ちながら
議論したい.
座 長: 長谷川 就一(埼玉県環境科学国際センター)
プログラム:
1. 基調講演
PM2.5の過去・現在・未来
新田 裕史(国立環境研究所)
2. 各分野からの講演
微小粒子状物質(PM2.5)観測クロニクル
高橋 克行(日本環境衛生センター)
PM2.5の高濃度イベント観測・解析でわかったこと -自治体の取り組みについて-
山神 真紀子(名古屋市環境科学調査センター)
PM1との並行観測から見たPM2.5の長期トレンド
米持 真一(埼玉県環境科学国際センター)
レセプターモデルによるPM2.5発生源寄与解析の進展
飯島 明宏(高崎経済大学)
排出インベントリに見るPM2.5対策
森川 多津子(日本自動車研究所)
PM2.5の影響評価と影響発現メカニズムに関する実験的研究の進展
高野 裕久(京都大学)
3. 総合討論
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9月17日(水)に東京農工大学府中キャンパスで行われた、第60回年会における当分科会に
多数ご参加いただき、ありがとうございました。「PM2.5の10年を振り返る ―これからのエアロ
ゾルと大気環境のために―」をテーマに、基調講演と各分野からの講演を7名の方々にして
いただきました。2009年9月にPM2.5の環境基準が設定されてからちょうど10年が経ったタイミ
ングで、環境基準の設定の経緯や意義などを改めて理解するとともに、観測・測定・発生源
寄与・排出インベントリ・毒性など各分野の進展や成果を共有する機会になったのではないか
と思います。しかし、限られた時間の中で質疑や総合討論の時間を十分に取ることができず、
消化不良の思いが残った方もおられたかと思います。そこで、当日、付箋紙に書いていただ
いた質問やコメント、そしてそれに対する講演者からの回答などを、下記にまとめましたので、
ご覧いただければと思います。
※閲覧パスワードが必要です。
研究セミナー「PM2.5の現在地:これまでわかったこと、そしてこれから」
主催:日本エアロゾル学会・PM2.5の化学特性に関する研究会、大気環境学会・都市大気エアロゾル分科会
共催:国立環境研究所と地方環境研究所等とのⅡ型共同研究「PM2.5の環境基準超過をもたらす地域的/広域的
汚染機構の解明」
日時:2019年3月19日(火)14:00~16:30
会場:埼玉県環境科学国際センター 研修室1(埼玉県加須市上種足914)
趣旨:
微小粒子状物質(PM2.5)の測定や分析は、2013年以降拡充され、データの蓄積がなされてきました。
それによってPM2.5の汚染実態が明らかになってきたとともに、最近では明確な低減傾向がみられてきて
います。また、測定や分析上の課題も浮かび上がってきました。こうした事実について情報共有し、今後
の課題を考える機会として、本セミナーを企画しました。
プログラム:
中国のPM2.5生成過程に関する最近の話題と発生源寄与の推定
畠山 史郎(埼玉県環境科学国際センター総長)
全国データに基づくPM2.5の地域的特徴と汚染要因の考察
長谷川 就一(埼玉県環境科学国際センター)
都市と郊外におけるPM2.5と無機ガスの同時観測~NH3と粒子生成~
熊谷 貴美代(群馬県衛生環境研究所)
試料採取フィルターによるPM2.5の無機元素の操作ブランク値の違い
本多 将俊(環境省環境調査研修所)
第59回大気環境学会年会 都市大気エアロゾル分科会(全国環境研協議会共催)
日時: 2018年9月12日(水) (年会1日目) 15:00~18:00
場所: 九州大学春日キャンパス 総合研究棟筑紫ホール(年会A会場) (春日市)
テーマ: 測定・分析に関する最近の研究と取組
趣旨: PM2.5の成分モニタリング体制は段階的に強化されており、平成28年度には質量
濃度の常時監視測定局は全国で1,045局、成分分析の測定地点は190地点となった。
濃度分布や成分組成が詳細に明らかになりつつある。
一方で、測定手法に起因する影響要因があり、そのことを承知あるいは排除して測
定するとともに、データの解釈をしなければならない。
本講演会を全環研との共催で行うことで、常時監視の現場で従事する方にこれらの
課題や注意点について有益な情報を共有することを目的とする。
座 長: 近藤 大輔(佐賀県環境センター)
プログラム:
(1) PM2.5 に関する環境省の取組みについて
上尾 一之(環境省)
(2) PM2.5 自動測定機の空試験の実態とその変動要因
高橋 克行(日本環境衛生センター)
(3) PM2.5 成分自動測定機の観測網から得られる知見など
桐山 悠祐(アジア大気汚染研究センター)
(4) テープろ紙を用いたPM2.5 無機成分測定の分析精度とネットワーク観測
辻 昭博(京都府保健環境研究所)
(5) フィルタ材質、捕集時間および捕集方法の違いが有機成分分析に与える影響
池盛 文数(名古屋市環境科学調査センター)
第58回大気環境学会年会 都市大気エアロゾル分科会
日時: 2017年9月6日(水) (年会1日目) 16:10~19:00
場所: 兵庫医療大学 M203 講義室(年会C会場) (神戸市)
テーマ: PM2.5 自動測定機の1 時間値の実態,評価,開発
趣旨:
2009年にPM2.5の環境基準が制定されて以来,常時監視局に自動測定機が配備され,2016年度には
全国の984局でモニタリングが行われている。
常時監視には濾過捕集法との等価性が認められた自動測定機が用いられているが,等価性が検証
されたのは日平均値であり,1時間値については参考値扱いとなっている。しかしながら1時間値が
注意喚起の判断に利用されたり,機種ごとの測定精度の差異が報告されたりするにつれ,関心が
高まっている。
本講演会では1時間値に関して,実態,評価,開発についての取組を紹介し,問題を共有するとともに,
PM2.5観測の実務者,研究者により意見交換を行う場としたい。
座 長: 長田和雄(名古屋大学)
プログラム:
(1) 環境省のPM2.5 の1 時間値測定精度検証に関する取組みについて
高橋克行, 吉村有史(日本環境衛生センター), 船越吾朗, 井形瑛莉(環境省大気環境課)
(2) 常時監視の現場からみた自動測定機による1 時間値の課題
長谷川就一(埼玉県環境科学国際センター)
(3) PM2.5 自動測定機の1 時間平均値に対する人工粒子を用いた精度試験法の提案とその有効性の検証
村島淑子, 桜井博(産業技術総合研究所)
(4) PM2.5 の正確な1時間値モニタリング法開発(2)3種類の乾燥方式による検討状況
伏見暁洋, 田邊潔(国立環境研究所),高橋克行(日本環境衛生センター), 高見昭憲(国立環境研究所)
(5) PM2.5 自動測定機の一時間値の誤差
賢持省吾, 水野裕介, 藤原雅彦(公益社団法人 日本環境技術協会)
第57回大気環境学会年会 都市大気エアロゾル分科会・自動車環境分科会 合同分科会
日時: 2016年9月7日(水) (年会1日目) 16:15~19:00
場所: 北海道大学工学部 B32講義室(年会C会場) (札幌市)
テーマ: 沿道大気汚染の現状-PM成分にも注目して-
趣旨:
PM2.5等による大気環境問題は従来より関心の高いテーマである。その主な発生源は自動車排ガス
とされていたが,現在では沿道の大気環境は急速に改善され,一般環境との濃度差はほぼ解消され
つつある。その一方,炭素成分やナノ粒子など自動車由来と思われる課題もあり,更なる研究が
求められている。本分科会では自動車環境と都市大気エアロゾルの最近の研究成果について,
互いの研究者が情報共有し,今後の研究の発展を議論する場としたい。
座 長: 高橋 克行(日本環境衛生センター)
プログラム:
(1) 一般環境における元素状炭素濃度の経年変化と自動車排出ガス規制
山神 真紀子、池盛 文数(名古屋市環境科学調査センター),長田 和雄(名古屋大学)
(2) 道路沿道環境における微小粒子状物質(PM2.5)及びナノ粒子に及ぼす要因に関する調査研究:その1 沿道における測定結果
藤谷 雄二、小林 伸治(国立環境研究所),沿道PM2.5・ナノ粒子研究会
(3) 道路沿道環境における微小粒子状物質(PM2.5)及びナノ粒子に及ぼす要因に関する調査研究:その2 自動車からの排出量推計手法の検討
小林 伸治、藤谷 雄二(国立環境研究所),沿道PM2.5・ナノ粒子研究会
(4) 都内沿道における粒子状物質中成分の継続観測と炭素成分ごとの放射性炭素同位体分析
萩野浩之、森川多津子、伊藤晃佳(一般財団法人日本自動車研究所)
第56回大気環境学会年会 都市大気エアロゾル分科会・都市大気環境モデリング分科会 合同分科会
日時: 2015年9月15日(火) (年会1日目) 16:00~19:00
場所: 早稲田大学西早稲田キャンパス 52 号館1階 52-102 教室(年会B会場) (東京都新宿区)
テーマ: 国内における PM2.5 排出インベントリの現状と今後の課題
趣旨:
昨年度まで、環境省において「PM2.5排出インベントリ及び発生源プロファイル策定検討会」が
開かれていた。そのなかで、最新インベントリへの更新作業が行われ、同時にインベントリ策定
におけるいくつかの課題が抽出された。この検討会の成果等も含めて今後のPM2.5対策に関する
課題について議論する。
座 長: 大原利眞(国立環境研究所)
プログラム:
(1) PM2.5 排出インベントリ整備事業について(環境省)
笠井 淳志、小平 和博(環境省水・大気環境局総務課環境管理技術室)
(2) わが国の PM2.5 排出インベントリの現状と課題
森川 多津子(一般財団法人 石油エネルギー技術センター、一般財団法人 日本自動車研究所)
(3) 排出インベントリ及び発生源プロファイル策定に係る固定発生源測定
高橋 克行(一般財団法人日本環境衛生センター)
(4) 大気中 PM2.5 濃度再現性をインベントリの改良に結びつけるために
茶谷 聡(国立環境研究所)
第55回大気環境学会年会 都市大気エアロゾル分科会
日時: 2014年9月17日(水) (年会1日目) 15:30~18:00
場所: 愛媛大学城北キャンパス 共通教育講義棟3階 講35(年会B会場) (松山市)
テーマ: 有機マーカーに着目した PM の起源解析
趣旨:
PM2.5の低減策を考える上で、主成分の一つである有機エアロゾルの起源解析は重要な課題である。
有機エアロゾルは排出・生成形態の視点から、大気中に直接粒子として排出される一次有機エアロゾル
(POA) と、ガス状前駆物質の酸化によって大気中で粒子化する二次有機エアロゾル (SOA) に大別される。
また、起源の視点から、それぞれはさらに化石燃料起源 (APOA、ASOA) と生物起源 (BPOA、BSOA) に
区別される。有機エアロゾルを構成する化学種は極めて多様で、個々の物質濃度を網羅的に定量する
ことは困難である。そのため、発生源の指標となる有機マーカー成分に注目した解析が有効であるとされて
いる。本分科会では、有機マーカーに着目したPMの起源解析の動向について議論する。
座 長: 長谷川 就一 (埼玉県環境科学国際センター)
プログラム:
(1) SOA 起源解明のためのアプローチ
高橋 克行(日本環境衛生センター)
(2) 東京都における PM2.5 に含まれる有機成分の分析と発生源解析
上野 広行(東京都環境科学研究所)
(3) PM2.5 中極性有機マーカー成分の測定法と群馬県における観測結果
熊谷 貴美代(群馬県衛生環境研究所)
第54回大気環境学会年会 都市大気エアロゾル分科会・環境大気モニタリング分科会 合同分科会
日時: 2013年9月18日(水)15:30~18:00 (年会1日目)
場所: 朱鷺メッセ 302B(年会B会場) (新潟市)
テーマ: PM2.5問題と注意喚起について
趣旨:
2013年1月における中国でのPM2.5による大気汚染問題が、国内のマスコミで大きく取り上げられた
ことにより、PM2.5は一般市民にも関心の高い大気汚染物質となった。しかし、正しい情報が伝わらず、
PM2.5は急に発生した越境汚染のような印象を一般市民に与え、混乱を招いた。国内の環境基準達成率
は低く、特に西日本での環境基準達成率が低いことから、大陸からの越境汚染の影響が示唆されている
ものの未解明な部分が多い。こうしたPM2.5の問題と3月に決められた暫定指針値と注意喚起について
解説を聴き、討論する場としたい。
座長: 星 純也(東京都環境科学研究所)
プログラム:
(1) PM2.5に対する環境省の取り組み
山口 恒平(環境省)
(2) 健康影響と注意喚起のための暫定指針について
内山 巌雄(京都大学)
(3) 本年1月の中国北京市のPM2.5汚染と埼玉県の状況
米持 真一(埼玉県環境科学国際センター)
(4) わかりづらいPM2.5問題
河野 博子(読売新聞)
(5) 測定器メーカーから見たPM2.5問題
戸矢崎保雄(紀本電子工業)
第53回大気環境学会年会 都市大気エアロゾル分科会・健康影響分科会 合同分科会
日時: 2012年9月12日(水) (年会1日目) 16:00~18:00
場所: 神奈川大学 23号館301号室(年会G会場) (横浜市)
テーマ: 都市大気における粒子の生成とその生体影響
趣旨:
都市大気、特に粒子生成反応の過程やその動態、健康影響については不明な部分が多い。
本企画では、主に二次生成粒子の動態、健康影響評価、およびそれらを明らかにする研究の
取組についての話題を提供する。
座長:
新田裕史(国立環境研究所)、山神真紀子(名古屋市環境科学調査センター)
プログラム:
(1) 微小粒子状物質の環境動態と毒性、健康影響に関する研究
高見 昭憲(国立環境研究所)
(2) 微小粒子状物質の環境測定の現状と疫学研究における環境測定
長谷川 就一(埼玉県環境科学国際センター)
(3) 小規模チャンバーによる二次生成有機エアロゾルの発生手法確立と毒性影響評価
藤谷 雄二(国立環境研究所)
(4) 微小粒子およびその成分の健康影響 健康影響:疫学的手法による評価と課題
上田 佳代(国立環境研究所)
第52回大気環境学会年会 都市大気エアロゾル分科会
日時: 2011年9月14日(水) 16:10~18:10
場所: 長崎大学環境科学部102教室 (年会I会場) (長崎市)
座長: 米持真一(埼玉県環境科学国際センター)
テーマ: PM2.5 に関する最近の動き-常時監視としての成分分析-
趣旨:
2009年に環境基準の設定されたPM2.5は、2012年を目途として常時監視体制の整備が進められている。
一方、これと併せ、全国の自治体で「成分分析」が開始されるが、取組は自治体によって様々である。
しかし、自前分析、委託分析を問わず、試料採取から結果の取扱や意味、精度管理、更には内在する
課題について理解を深めておくことは重要である。
以上を踏まえ、本集会では、まず常時監視と成分分析の全体像を把握した上で、既に発生源を含めた
大規模な調査を行った東京都、更に、成分分析のうち、特に課題となる炭素分析、金属分析について
これまで取り組まれてきた地環研の研究者に講演をお願いし、知見の共有化を図る。
プログラム:
講 演
(1) わが国におけるPM2.5 の常時監視体制の構築に係る環境省の取組について
手島裕明(環境省水・大気環境局)
(2) 東京都におけるPM2.5 成分分析調査
上野広行(東京都環境科学研究所)
(3) PM2.5 中炭素成分の分析と名古屋市の取組
山神真紀子(名古屋市環境科学研究所)
(4) 大気エアロゾル中無機元素のICP-MS 分析と元素濃度比による起源の推定
日置 正(京都府保健環境研究所)
第51回大気環境学会年会 都市大気エアロゾル分科会・都市大気環境モデリング分科会 合同分科会
日時: 2010年9月8日(水)17:30~19:30
場所: 大阪大学豊中キャンパス 共通教育管理講義棟 1F B118講義室(年会E会場) (豊中市)
座長: 米持 真一 (埼玉県環境科学国際センター),茶谷 聡 (豊田中央研究所)
テーマ: 微小粒子状物質に含まれる炭素成分の特徴と課題
趣旨:
炭素成分は、微小粒子状物質PM2.5の主要成分の一つである。炭素成分のうち、元素状炭素(EC)は、
ディーゼル車からの排出量が減り、都市大気中の濃度にも減少傾向が見られる。これに対して、有機性
炭素(OC)は、VOCからの光化学生成やバイオマス燃焼や植物、あるいは未把握発生源なども考えられ、
明瞭な濃度減少は見られていない。今後、PM2.5濃度の低減のためには、その実態や由来、分析法など、
明らかにすべき点が多い。本会では、大気観測と大気モデルという双方の視点から,これらに関する
最新の情報や課題について、知見の共有化をはかる。
プログラム:
・講演
(1)我が国におけるPM2.5の現状と今後の取組み(30分)
○山田克之(環境省水・大気環境局大気環境課)
(2)微小粒子中炭素成分の測定法に関する課題と都市大気における実態(30分)
○長谷川就一(埼玉県環境科学国際センター)
(3)関東北部における微小粒子中有機成分の特徴(30分)
○熊谷貴美代(群馬県衛生環境研究所)
(4)広域大気モデルによるOC濃度再現とその精度向上の試み(30分)
○佐々木寛介、森康彰 ((財)日本気象協会)
第50回大気環境学会年会 都市大気エアロゾル分科会
日時: 2009年9月16日(水)17:30~19:30
場所: 慶應義塾大学日吉キャンパス 独立館2F D203 教室(年会G会場) (横浜市)
座長: 長谷川 就一(国立環境研究所)
テーマ: 大気エアロゾル問題の変遷と今後
趣旨:
大気環境学会は今年で50周年を迎え,その間,大気エアロゾルは主要な大気汚染物質として盛んに
調査・研究が行なわれ,本学会で発表・議論されてきたが,その中で本分科会は1つの中心的な役割を
担ってきた.また,SPMの環境基準設定から約35年経ち,今般新たにPM2.5の環境基準設定に向けた
検討が行なわれている.そのような節目の時期を迎えている今,大気エアロゾルに関する諸問題やその
調査・研究の変遷を振り返る機会を設けるとともに,今後の大気エアロゾル研究について考える場としたい.
プログラム:
・講演
(1)浮遊粒子状物質の性状特性研究 溝畑 朗 (大阪府立大)
(2)大気エアロゾルの気候影響研究の現状と展開 太田 幸雄 (北海道大)
・フリーディスカッション
・分科会運営に関する連絡等
大気環境学会都市大気エアロゾル分科会 シンポジウム
日時: 2009年7月23日(木) 13:20~16:30
場所: 江東区亀戸文化センター(カメリアプラザ5階) 第1・2研修室
テーマ: PM2.5の発生源はどこまで把握できるか
趣旨: 現在,PM2.5の環境基準策定に向けた取り組みが詰めの段階を迎えている.基準が設定され
た後は,基準を達成すべく様々な対策が必要となるが,そのためにはPM2.5の発生源寄与割合を正
しく把握しなければならない.PMの発生源寄与推定は従来から行なわれてきているが,最近は新た
な手法も取り入れられてきている.また,近年は一次排出の削減が進んできており,二次生成の寄与
が懸念されている.そこで,本シンポジウムでは,発生源寄与割合の推定手法の現状や問題点,新
たな手法や展開などについて専門家にご紹介いただき,議論を行なうことで,問題意識を共有し今後
の取り組みに役立てるものとしたい.
プログラム:
13:20~13:25 1.開会,趣旨説明
2.講演
13:25~14:00 (1)「東京都におけるPM2.5調査」
東京都環境科学研究所 三好 猛雄
14:00~14:35 (2)「エアロゾル中の元素濃度比を指標とした越境汚染と地域汚染の寄与推定へのアプローチ」
京都府保健環境研究所 日置 正
14:35~14:45 休憩
14:45~15:20 (3)「レセプターモデルによるPM2.5発生源寄与推定 -PMF法のPros & Cons-」
群馬県衛生環境研究所 飯島 明宏
15:20~15:55 (4)「広域大気シミュレーションによるPM2.5発生源寄与解析と課題」
豊田中央研究所 茶谷 聡
15:55~16:25 3.総合討論
16:25~16:30 4.閉会
第49回大気環境学会年会 都市大気エアロゾル分科会・都市大気環境モデリング分科会 合同分科会
日 時: 2008年9月17日(水)17:00~19:30
場 所: 金沢大学角間キャンパス 自然科学本館大講義室A・B (J会場)
座 長: 長谷川 就一(国立環境研究所),茶谷 聡(豊田中央研究所)
テーマ: PM2.5 の日本における動向と課題
開催趣旨:
近年,国外においてPM2.5の環境基準の強化や設定などの動きがある中,
国内においてもPM2.5の基準設定に向けた調査や議論が進められている.
そこで,PM2.5の全国的な汚染実態や,測定法,排出インベントリー,
二次粒子モデルなどの現状や動向および課題について関係者・専門家に
話題提供いただき,情報や認識の共有と今後どのような取り組みが必要
か議論する場としたい.
内 容:
・講 演
(1) 微小粒子状物質の実態把握に向けた環境省の取組
西迫里恵,山崎寿之,松田尚之(環境省水・大気環境局)
(2) 我が国のPM2.5 質量濃度測定におけるフィルタ法と自動測定法の比較検討結果の現状と課題
渡邊一朗(日本環境衛生センター), 倉重千恵子(ムラタ計測器サービス)
(3) PM2.5 予測のために必要とされる排出量データ
森川多津子(日本自動車研究所)
(4) 大気質モデルおける二次生成無機粒子のモデリングと予測性能
速水洋(電力中央研究所),長谷川就一(国立環境研究所),米持真一,梅沢夏実(埼玉県環境科学国際
センター),飯島明宏,熊谷貴美代(群馬県衛生環境研究所)
・総合討論
第48回大気環境学会年会 都市大気エアロゾル分科会
日 時: 2007年9月5日(水)17:00~19:00
場 所: 岡山理科大学 25号館(40周年記念館)22544講義室(岡山市)
座 長: 内藤季和(千葉県環境研究センター)
テーマ: PM2.5の現状と未来
講 演:
(1)長久手におけるPM2.5主要成分の連続測定
唐澤正宜(豊田中央研究所)
(2)都心郊外における微小粒子PM2.5濃度と化学組成の6年間の推移と現状 発表スライド
米持真一・梅沢夏実(埼玉県国際環境科学センター)
(3)堺での大気エアロゾル粒子の長期観測結果 発表スライド
―長期間の観測結果より、大気汚染防止策の効果について検討する。―
伊藤憲男・溝畑 朗(大阪府立大学先端科学イノベーションセンター)
第47回大気環境学会年会 特別集会
(都市大気環境モデリング分科会・都市大気エアロゾル分科会共催)
日 時: 2006年9月20日(水) 17:00~18:15
場 所: 東京大学工学部2号館212号室(東京)
座 長: 速水 洋(電力中央研究所)、内藤季和(千葉県環境研究センター)
テーマ: 最新の都市大気エアロゾル研究~観測とモデルの接点
講 演
(1) 名古屋市におけるPM2.5の観測とSO42-モデル計算値との比較
山神真紀子・中島寛則・酒井哲男(名古屋市環境科学研究所)
(2) ネストCMAQ による関東地域におけるPM2.5の年間シミュレーション
大原利眞(国立環境研究所)、望月江里佳(明電ソフトウェア)
(3) 関東の道路沿道におけるPM2.5の経年的な濃度変動
小山恒人(神奈川県環境科学センター)
(4) 排気~沿道スケールの超微小粒子シミュレーション
茶谷 聡(豊田中央研究所)
第46回大気環境学会年会 都市大気エアロゾル分科会
日 時: 2005年9月7日(水)17:00~19:00
場 所: 愛知県産業貿易館 本館第4会議室(名古屋市)
座 長: 唐澤正宜(豊田中央研究所)
テーマ: 大気中の二次エアロゾルの生成と有機物組成
講 演:
(1)東京における一次および二次有機エアロゾルの季節変動
竹川暢之・宮川拓真・近藤 豊(東京大学先端科学技術研究センター)
(2)二次有機エアロゾル生成に関するラボ実験による研究
竹川秀人(豊田中央研究所)
(3)大気中の二次有機エアロゾルの生成と変質
河村公隆(北海道大学低温科学研究所)
第45回大気環境学会年会 都市大気エアロゾル分科会
日 時: 2004年10月20日(水)17:30~20:00
場 所: 秋田市文化会館 第4会議室(秋田市)
座 長: 内藤季和(千葉県環境研究センター)
テーマ: 粒子状物質研究の新展開-NANO and COARSE-
講 演:
(1)車両排気と沿道大気のナノ粒子
久保修一(豊田中央研究所)
(2)先端計測技術を用いた東京における微小エアロゾルの実時間測定
近藤 豊(東京大学先端科学技術研究センター)
(3)粒径分布から見たPM濃度変動
溝畑 朗(大阪府立大学)
(4)黄砂の肺毒性およびアレルギーへの影響
市瀬孝道(大分県立看護科学大学)
第44回大気環境学会年会 都市大気エアロゾル分科会
日 時: 2003年9月24日(水)16:30~18:00
場 所: 京都大学 総合人間科学部E号館E31室(京都市)
座 長: 唐澤正宜(豊田中央研究所)
テーマ: 夏季のエアロゾル高濃度現象
講 演:
(1)関東における夏のエアロゾル組成(無機イオン成分)
速水 洋(電力中央研究所)
(2)SO2からの硫酸エアロゾル生成におけるダイナミクス
小原ひとみ(産業技術総合研究所)
国際セミナー「二次生成有機エアロゾルと炭素成分分析」
(大気環境学会エアロゾル分科会・日本エアロゾル学会大気環境エアロゾル研究会 共催)
日 時 : 2003年3月15日 (土) 13:30~16:30
場 所 : 東京弥生会館 (東京都文京区)
座 長 : 溝畑 朗 (大阪府立大学 先端科学研究所)
講 演:
(1)Causes and Measurements of Urban, Regional, and Global Haze
John G. Watson (Desert Research Institute, NV, USA)
(2)Research Needs for Measurements of Source-Specific Carbon Fractions
Judith C. Chow (Desert Research Institute, NV, USA)
(3)Rationalizing the differences between OC/EC measurement methods
Kochy Fung (AtmAA Inc., CA, USA)
※ 第43回大気環境学会年会(2002年)以前は,「エアロゾル分科会」として実施.
第43回大気環境学会年会 エアロゾル分科会
日 時: 2002年9月11日(水)16:30~18:30
場 所: 東京農工大学 農学部第1講義棟23号室(府中市)
座 長: 泉克幸(東洋大学)
テーマ: PM2.5のケミカルスペシエーション
講 演:
(1)DRI熱分離光学的補正法による炭素成分分析
溝畑 朗(大阪府立大学)
(2)金属成分の高感度分析
鎌滝裕輝(東京都環境科学研究所)
(3)イオン成分の期間変化
小山恒人(神奈川県環境科学センター)
第42回大気環境学会年会 エアロゾル分科会
日 時: 2001年10月8日(月)9:00~12:00
場 所: 産業医科大学 2号館2208講義室(北九州市)
座 長: 唐澤正宜(豊田中央研究所)
テーマ: SPM濃度の減少傾向は続くのか?
講 演:
(1)東京都心のビル屋上におけるSPM調査-99年以降のSPM濃度低下要因の検討-
高橋克行(グリーンブルー),國見均(日産自動車),箕浦宏明(豊田中央研究所)
(2)PMの粒径分布と成分の経年変化
伊藤憲男・溝畑 朗(大阪府立大学)
第41回大気環境学会年会 エアロゾル分科会・発生源対策分科会 合同分科会
日 時: 2000年9月28日(木)10:30~12:30
場 所: 埼玉大学 共通教育A棟A301講義室(浦和市)
座 長: 福岡三郎((株)数理計画)
テーマ: 微小粒子の発生源と対策技術
講 演:
(1)ディーゼル排気微粒子除去装置(DPF)の技術動向
辜敬之(日本自動車研究所)
(2)ディーゼル車から排出される粒子状物質の特徴
秋山薫(東京都環境科学研究所)
(3)固定発生源の粒子状物質排出抑制技術
守富寛(岐阜大学工学部)
第40回大気環境学会年会 エアロゾル分科会
日 時: 1999年9月28日(火)17:30~19:30
場 所: 三重大学 医学部基礎第一講義室(津市)
座 長: 岩本真二(福岡県保健環境研究所),小山恒人(神奈川県環境科学センター)
テーマ: 都市域の大気浮遊粒子状物質の現状と課題
講 演:
(1)浮遊粒子状物質の高濃度汚染とシミュレーション解析
加来秀典(数理計画)
(2)浮遊粒子状物質汚染の総合対策
芳住邦雄(共立女子大学),佐藤健二(環境庁大気規制課)
第39回大気環境学会年会 エアロゾル分科会
日 時: 1998年9月24日(木)15:20~17:20
場 所: 北海道大学 工学部C301講義室(札幌市)
座 長: 青木正敏(東京農工大学)
テーマ: 生態系に対する酸性降下物の影響
講 演:
(1)森林生態系における酸性緩衝機構と物質循環の関係
柴田英昭(北海道大学)
(2)果たして酸性降下物の影響はでるのか
佐藤一男(電力中央研究所)
第38回大気環境学会年会 エアロゾル分科会
日 時: 1997年9月24日(水)10:00~12:00
場 所: 筑波大学 第一学群棟C505講義室(つくば市)
座 長: 太田幸雄(北海道大学)
テーマ: 地域気象と大気エアロゾル
講 演:
(1)世田谷上空で観測された積雲列-環八雲-について
甲斐憲次(筑波大学)
(2)関東地方の高濃度粒子状物質汚染と気象条件
吉門 洋(資源環境技術総合研究所)
(3)関東地方の地域気象と大気汚染
若松伸司(国立環境研究所)
第37回大気環境学会年会 エアロゾル分科会
日 時: 1996年9月24日(火)14:00~16:00
場 所: 大阪府立大学 農学部第9講義室(堺市)
座 長: 福山力(国立環境研究所),溝畑 朗(大阪府立大学)
テーマ: 凝縮性ダストの意義と諸問題
講 演:
(1)凝縮性ダストの行政的意義
山口泰正(環境庁大気保全局大気規制課)
(2)固定発生源から排出される凝縮性ダストの特性
小暮信之(資源環境技術総合研究所)
(3)凝縮性ダストを含む発生源ダスト測定法と今後の課題
渡辺和男(日本品質保証機構)
(4)凝縮性ダストの排出係数の設定について
山田健二郎・鶴見賢治・青山森芳・久保田康詩(川崎市環境保全局),井上俊明(川崎市公害研究所)