分科会の概要

大気環境学会 都市大気エアロゾル分科会 概要(2022~2024年)


(1)分科会の名称: 都市大気エアロゾル分科会


(2)代表者及び幹事:

 熊谷 貴美代 (群馬県衛生環境研究所)


幹事 (五十音順):

 浅川 大地(大阪市立環境科学研究センター)

 飯島 明宏 (高崎経済大学地域政策学部)

 池盛 文数 (名古屋市環境科学調査センター)

 太田 幸雄 (北海道大学名誉教授)

 工藤 慎治(滋賀県立大学環境科学研究院)

 関口 和彦 (埼玉大学大学院理工学研究科)

 高橋 克行 (一般財団法人日本環境衛生センター)

 長谷川 就一 (埼玉県環境科学国際センター)

 溝畑 朗 (大阪府立大学地域連携研究機構)

 米持 真一 (埼玉県環境科学国際センター)


(3)設立目的:

全国におけるPM2.5の環境基準達成率は90%を超え、その年平均値は環境基準設置当時に比べると大きく低下した。これは、国内の排出ガス規制効果や越境汚染の影響が低減されたのに加え、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大に伴う海外のロックダウンや国内の緊急事態宣言、まん延防止等重点措置による産業活動の低下と行動制限がその一因を担っていると考えられる。しかし、これらが都市大気エアロゾルに与えた影響はよくわかっていない。また、二次有機エアロゾルの生成メカニズム,特に気候変動の影響を受けると考えられる植物起源のエアロゾルの都市域への寄与、未来予測等の課題も多く残されている。

 本分科会は、こうした都市大気エアロゾルに関する課題について、国内外の研究動向、知見などを共有化する場を提供するとともに、今後必要とされる研究の方向性を発信することを目的として活動する。


(4)活動内容および年次計画

・2022年および2023年の大気環境学会年会において、関連するテーマの講演・討論会を企画・開催する。

・各支部のエアロゾル関連部会との協同により講演会やセミナーを開催する。

・関連する他の分科会や、エアロゾル学会など他学会において都市大気エアロゾル分野で活躍する研究者と交流する機会を持ち、情報交換や研究活動の促進を図る。

・行政施策の参考となるような報告や科学的で公平な提言活動を行う。

●都市大気エアロゾル分科会の沿革

前身のエアロゾル分科会を引き継いで,2003年に設立


代表者

2003~2005年 唐澤 正宜 (豊田中央研究所)

2005~2007年 内藤 季和 (千葉県環境研究センター)

2007~2009年 長谷川 就一 (国立環境研究所)

2009~2011年 米持 真一 (埼玉県環境科学国際センター)

2011~2013年 山神 真紀子 (名古屋市環境科学調査センター)

2013~2015年 飯島 明宏 (高崎経済大学地域政策学部)

2015~2018年 高橋 克行 (一般財団法人日本環境衛生センター)

2018~2020年 長谷川 就一 (埼玉県環境科学国際センター)

2020~2022年 池盛 文数 (名古屋市環境科学調査センター)