文責: JJ0USZ 加藤
アマチュア無線の楽しみ方は十人十色ですが, 最も一般的なのは, 「CQを出して, レポート交換を行い, 雑談する」というものだと思います.
CQというのは, 「誰でもいいので交信しませんか?」という合図だと考えてください. 「CQ CQ こちらはJJ0USZ. どちらか交信いただける局いらっしゃいませんか?」そうアマチュア無線で呼びかけると, 必ず1局くらいは答えてくれます.
お互いのコールサインと運用地(=今いる場所)の情報を交換した後, 「あなたの電波はこんな状態で入感していますよ」という情報も交換します. これによって相手は, 自分の電波がどこまで, どのくらいの強さで届いているのかを知ることができます. たとえば非常に強く, はっきりと相手の信号が確認できるなら, 「59(ゴーキュウ)で入感しています」と伝えます.
その後はほんとに雑談です. 大抵は今日の天気や予定, 使っている無線機などの話をします. 思いの外盛り上がって1時間近く話してしまうこともありますが, 大抵は10分程度です(これならコミュ障でも安心).
これが, あくまでも一例です. 運用する周波数帯によっては, 電波と時間がもったいないので雑談などせず, レポート交換まででおしまいです.
また, 交信は音声によるものだけではありません. 「ー・ー・ ーー・ー」のようなモールス符号(CW)や, テレビ放送のような画像の送受信(ATV), 最近ではパソコンと接続して行うデータ通信(FT8など)が人気です.
こればっかりはケース・バイ・ケース. 運用する場所, 使用するアンテナ, 無線機の出力, 使用する周波数帯, 電波の型式……いろいろな要素で決まります.
高性能な無線機を使って, 自宅に立派なアンテナを立てている人は海外の局とも交信しているでしょう. 車に無線機を取り付けている人は移動した先で, その地域の人と交信しているでしょう.
一般的に, HF帯という波長の長い電波を使うと遠くの局と交信できます.
「その周波数帯は(電波が)遠くまで飛ばないよ」と言われていても, 思いもよらない局とつながることがあります. 私としては, そういうところが楽しみの一つだと思います.
現状, 私の周囲では8割近くは定年退職したおじさんたちです. 残りの2割前後は定年退職していないおじさんたち.
私の住む長野県の場合10代, 20代の方もいないわけではありません(現にここに4人いる). 小中学生で私などよりも遥かにレベルの高い運用をしている方もいます.
個人的には, もっと同年代の方が増えてくれたらいいなと切に願うところであります.
アマチュア無線用の無線機(リグ)やアンテナ以外に, 「アマチュア無線技士」の資格が必要です. アマチュア無線技士には第一級から第四級まであり, いずれも国家試験に合格するか講習会に参加するなどして取得する必要があります(第三級がおすすめ). 一度取得すれば生涯有効です.
アマチュア無線技士の資格に加えて, 無線局の免許も必要です. 購入した無線機はそのままでは使えず, 総合通信局に申請して無線局の免許を受ける必要があります. 無線局の免許を受けると, 無線局に対してコールサインが発給されます.
アマチュア無線局には一つ一つ「コールサイン」が割り振られています. アルファベットと数字で構成されています. 信州大学無線部のコールサインはJR0ZGYで, 私(加藤)個人の局のコールサインは「JJ0USZ」です.
すべてのアマチュア無線局に重複のないように振られています. コールサインは総合通信局が決めるものなので, 自分でかってに決めることはできません.
日本国内の局の場合……
コールサインは相手の無線局を特定する重要なものなので, 交信の際には特に相手のコールサインを聞き間違えないようにします.