シンポジウム
テーマ:デューイのプラグマティズムと教育の可能性
テーマ:デューイのプラグマティズムと教育の可能性
<趣旨>
本シンポジウムでは、ジョン・デューイのプラグマティズムに焦点を合わせ、現代教育におけるその理論的意義と実践的可能性を多角的に検討する。デューイの思想は、しばしば経験の哲学として特徴づけられ、その中心には個人が環境との相互作用を通じて成長し続けるという動的で体験的な学習観が据えられている。その一方で、デューイの思想にはプラグマティズムに基づく探究の理論があり、問題解決学習や探究学習の理論的根拠となってきた。こうした経験主義とプラグマティズムが混然一体となった枠組みは、学校教育の理論のみならず、持続可能な民主主義社会の創造や公私のウェルビーイングの実現といった幅広い多様な領域に影響を与えてきた。
特に今日、生成AIの普及、社会の不確実性の増大、コミュニティの分断化が急速に進む中で、「経験に根ざした探究」「民主的な対話」「公共性の育成」というデューイの提起した概念は、教育研究および学校現場において再解釈を迫られている。子どもたちが自ら課題を見い出し、主体的に考え判断し、協働して問題解決に取り組み、反省的思考を深め探究し続ける学びをいかに実現するか。そこで個人の自己実現的な経験と民主的共同体の連帯的価値はいかに結びつきうるのか。こうした問いに対し、デューイのプラグマティズムは依然として示唆に富む視座を提供してくれる。
本シンポジウムでは、教育実践哲学・経験主義哲学・道徳哲学・民主主義哲学の各視点から報告者が提題を行い、デューイの思想の核心に立ち返りつつ、その現代的意義と可能性を検討する。各提題を通じてデューイのプラグマティズムを再評価するとともに、未来の教育や共生社会を構想する上で必要となる理論的枠組み、および実践的方向性を明らかにしていきたい。
発表資料(準備中)
司 会: 岩﨑 保之(関西大学)
提題者① 大藏 純子 (名古屋経営短期大学)
「プラグマティズムを活かした教育実践」
提題者② 藤井 千春(早稲田大学)
「プラグマティズムと経験主義教育」
提題者③ 柳沼 良太(岐阜大学)
「プラグマティズムと道徳教育」
提題者④ 加賀 裕郎(同志社女子大学名誉教授)
「プラグマティズムと民主主義教育」