新アンテナファーム

ロケーション

自宅シャックから直線で約300m程離れた場所にあり、標高510mです。もともと牧草地だったところをアンテナファームとして利用させていただいています。約1町歩の平らな土地があるので重宝しています。

ここには商用電源や電話回線は無いので、電源はソーラーパネルとバッテリーを使用し、インターネット回線はモバイルルーターを使用して、自宅のコタツトップパソコンからリモートコントロールしています。

2m EME用アンテナ

144MHzでEME(月面反射通信)を行うためのアンテナです。

自作9エレ八木(ブーム長7m)を2パラ2段スタックにして、垂直偏波に対応しています。

80mバンド用フォースクエア

3.5MHz帯用のビームアンテナが欲しくて、念願叶って2017年末に建設しました。4本のラジエータはAFA-75のエレメントを流用し、単管パイプを追加して20mに長さにしました。

FT8で運用すれば、50W出力でも地球の裏側まで飛んで行きます。

30mバンド用2エレ八木

AFA-40を流用して、フルサイズの2エレ八木を自作しました。

新アンテナファームを建設する時に、タワーを2本立てて、こちら側には将来50MHz用の2パラ2段でも上げたいと思っていますが、まだ実現できていません。

Cush Craft R-5

1991年にデイトンハムベンションで購入し、その足でFS(セントマーチン)のDXペディションに持って行ったアンテナです。

倉庫に仕舞っておいても邪魔になるので設置しています。FT8でWARCバンドにたまにオンエアします。

コンテナハウス

リグなどやリモートコントロールシステムを雨風から守るために、コンテナハウスを設置しています。

夏場には、室温が40℃を越えてしまうので、電子機器が正常に動作しません。バッテリーではクーラーを作動させることもできず、困ったものです。

メインリグ

メインリグはFT-991AMです。

電源はバッテリーなので、正真正銘50Wで運用しています。

リモートコントロールシステム

Raspberry Pi 3B+とArduinoをベースにした自作の装置です。

FT-991AMや3台のローテータ、2台のアンテナスイッチを遠隔操作します。

ソーラーパネル

LG製の240Wソーラーパネルです。

すべての電源は、これで賄っています。

バッテリー

イタリア FIAMM社製のバッテリーです。

電圧は13.8V、容量は235AHで重量が75kg近くあります。

チャージコントローラ

ソーラーパネルで発電した電気をバッテリーに充電するための装置です。

効率を重視して、MPPT方式のものを使用しています。

ACインバータ

3台のローテータに電源を供給するためにACインバータを使用しています。

色々試した結果、電菱製(COTEC社からのOEM品?)が最もノイズが小さくてHF帯での使用に耐えられます。安物でも、VHF(2m)ではインバータのノイズは気になりませんでしたが、HFではノイズが小さいことが求められます。

分電盤

DC回路を分岐し、ブレーカ(スイッチ)で切断したり、パワーリレーで回路毎にArduinoからON/OFFできるようにしています。