2024年度|日本映像学会 中部支部| 第3回研究会
学生作品プレゼンテーション
日時:2025年3月14日(金) 13:30 〜
会場:椙山女学園大学 星が丘キャンパス メディア棟127教室
https://jasias-chubu.org/wp/
学生作品プレゼンテーションの参加者作品を、大学別(五十音順)に掲載しております。
3月14日(金)の研究会開催日まで公開予定です。
研究会当日のプレゼンテーション内でも作品の上映を行いますが、時間の都合上、全編をご覧いただけない作品もあります。研究会開催までにぜひご視聴ください。
また、作品への感想やアドバイスを、下記のコメントフォームよりお寄せください。
いただいたコメントは、研究会後に作者へ共有させていただきます。
(中部支部会員に限らず、どなたでもコメントいただければ幸いです。)
●愛知県立芸術大学
Through the windows| インスタレーション
柏 日菜乙(美術学部メディア映像専攻 3年)
作品概要:
本作は、他者との何気ない会話の中に潜在する物語性を提示するインスタレーションである。実在する人物が「自分の葬式」について話すインタビュー音声と中空に浮かぶ一つの「窓」によって、現実とフィクションの境界が曖昧になるような空間を目指した。
プライベート| インスタレーション
鈴木 絢子(美術学部メディア映像専攻 3年)
作品概要:
スマートフォンは、私たちの最もプライベートな記録や感情を保存する装置であり、そこに映るものは他者には見えないはずの「内面」を反映する。 しかし、この作品ではその画面がVRによって現実空間に晒されることで、鑑賞者は「暴かれる感覚」と「覗き見る後ろめたさ」の両方を同時に体験することが出来るように試みた。
● 静岡文化芸術大学
未知とは、| 6分03秒 | アニメーション
柿山 いづる(デザイン学部デザイン学科)
作品概要:
「知らないことは恐怖ではなく可能性である」というメッセージを込めた、平面と立体の二つの世界を行き来するアニメーション作品。どちらの世界の住人にも、孤独や退屈などの悩みがある。初めは未知な出会いを拒絶していたものの、少しづつ歩み寄ってふたりが打ち解けることで二つの世界も融合し、互いの悩みも解決される。
● 情報科学芸術大学院大学(IAMAS)
one day / tokyo | 8分8秒 | 映像作品
中岡 孝太(メディア表現研究科1年)
作品概要:
本作品は「記憶のドキュメンタリー映画」である。テーマは「東京」。その場所は、かつて私が住んだ街だった。生成AIが大量に学習した無記名でステレオタイプな東京のイメージから、いち人間である私が感じた極私的な東京のイメージを、自らの意識の内面よりまさぐりだし、身体で切り取り返す。
● 椙山女学園大学
フォーリーアーティストへのインタビューから探るフォーリーの世界|12分 | 映像作品
伊藤 琴乃 (文化情報学部メディア情報学科4年 )
作品概要:
映像の構成要素である音響・効果音。フォーリーサウンドは効果音の中の1つで、作品に登場するモノの動きに合わせて当てられた足音や衣擦れ、小物音(PLOP)といった音である。日本での歴史、現在、今後のフォーリーの在り方を調査した。
*本作品はオンライン非公開。会場のみで上映されます。
オルゴール|2分36秒 | 映像作品
内藤 空 (文化情報学部メディア情報学科4年 )
作品概要:
楽曲生成AI「suno」で制作した曲を使って、「オルゴール」というMVを制作しました。AIが制作したメロディーや歌詞から発想を得て、オルゴールや忘れられない人をテーマに撮影しました。音楽はAI、映像制作は人間というコラボレーションのMVを楽しんでいただきたいです。
● 中部大学
あの娘のビデオレター|59分08秒 | 映画
白井 湧宇 (国際人間学研究科言語文化専攻1年 )
作品概要:
本作は、男女のラブストーリーである。ただ、ヒロインは聴覚障害を患っている。彼女に片想い中の主人公が、映像を通して繋がりを求めるが、失恋してしまう。これは製作者の個人的な体験と人間のコミュニケーションの不完全さを描いた物語です。
● 名古屋学芸大学
More than you think | インスタレーション
安藤 桃花(メディア造形研究科 2年)
作品概要:
スマートフォンや SNS における写真についての考えと、自身の体型や見た目への劣等感を重ねて制作。「着た状態で撮影した服」「自身の皮膚」「食べ物」をスマートフォンで撮影し、縫い合わせていくことで、得体のしれない物体へと変えていく。まるで自身の一部かのように思えてしまう物体だが、実際は自身が勝手に作り上げたイメージにすぎない。
祖母と私の絵空事 | 6分37秒 | アニメーション
石川 真衣(メディア造形研究科 2年)
作品概要:
私の母方の祖母は、非常に楽しい人である。時にはその楽しさにうんざりすることもあるが、なんだかんだ頼もしい人でもある。そんな祖母にまつわるエッセイアニメーション。
● 名古屋芸術大学
蝶 |1分23秒 | アニメーション
許 庭苑(芸術学部 イラストレーションコース/研究生)
作品概要:
人から愛される前に、まず自分を愛すること。
女の子は社会的な美意識に影響され、美しさを追求します。彼女は愛されることを求めて、自分の羽を変えます。しかし、美しい羽によって、偽りの愛をもたらします。自分と向き合う,心の力になって、自分と和解してこそ、本当の愛になれるのです。蛹を破り、蝶は舞う。
● 名古屋文理大学
衰花|3分28秒 | 映像作品
松野 太一 (情報メディア学部 情報メディア学部 2年)
作品概要:
(短編映画)花は時間が経てば萎れてしまう。/それは悲しいことだろうか。/これはある男が花と自分の人生を照らし合わせて考えを変えていく物語。