ヌマツボ科Amnicolidae

概要

小型で卵円形~卵円筒形、巻数は4~6で各螺層は少し膨らむ。殻表面は平滑で光沢がある。蓋は革質で少旋形、核は内側下方にある。頭部には細長い触角があり、目はその外側基部にあるが、地下水産の種では目が退化している。卵生、まれに胎生。

おもな生息環境:湖沼、河川源流、地下水

国内における分布:北海道(北方四島)、本州、四国、九州、対馬

下位分類

国内からは以下の3属が知られる

ミジンツボ属 Akiyoshia

ヌマツボ属 Amnicola

ホラアナミジンニナ属 Moria

参考文献:波部 忠重, 1973. 17 軟体動物 in 日本淡水生物学;309-341.     増田 修・内山 りゅう, 2004. 日本産淡水貝類図鑑② 汽水域を含む全国の淡水貝類. 株式会社ピーシーズ.     久保 弘文, 2017. 貝類 in 改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(レッドデータおきなわ)第3版-動物編-