授業公開とミニシンポジウム
「学級活動⑵によるいじめの未然防止教育の公開模擬授業と心理的安全性」
模擬授業提案:天野幸輔(名古屋学院大学)
共同研究者解説とコメント1:笠井善亮(流山市立東深井中学校校長)
共同研究者解説とコメント2:小林渓太(福井大学)
いじめの未然防止教育と心理的安全性:長谷川祐介(大分大学)
いじめの未然防止教育を、特別活動の特質を踏まえて学級活動⑵で模擬授業として提案する。「生徒指導提要」p.132のロールプレイを、ディスプレイの2次元アバター(少年のアニメキャラクター)を活用して実現する。その後、「実践研究校の背景と生徒や教職員の学びについて」「アバター開発の意図と研究の経緯」が語られ、提案授業に対する心理的安全性からの考察が示される。最後に参加者で意見交換および総括討論を行う。
なお提案授業の状況設定は、岡田康孝・池田誠喜(2019)「いじめ防止に向けた問題解決的学習の試み-学級活動の学習過程の検討-」鳴門教育大学授業実践研究第18号, pp.169-176を参考にさせていただいた。【参考】小林渓太ら(2024)「小規模学級に多様性を与える転校生アバターの開発と授業実践」福井大学教育・人文社会系部門紀要第8号, pp.155-165、および天野幸輔・加藤英樹(2024)「モラルジレンマ授業における出にくい本音の発言の受け入れと道徳性の発達-ICT によるアバター導入授業と段階的理由づけ提示型授業の比較と検討-」道徳性発達研究第17巻第1号, pp.23-34