日本生物教育会会長・第78回全国大会会長
鈴木 宏治(東京都立立川高等学校長)
東京都生物教育研究会会長・大会実行委員長
内田 隆志(東京都立三田高等学校長)
日本生物教育会第78回全国大会は、11年ぶりに東京で開催されます。令和6年度は、新学習指導要領が全面的に実施され、新課程による大学入試が初めて実施される年でもあり、大学や研究機関の多い東京でこの時期に探究を軸として大会を開催することには、大きな意義があると考えております。この地の利を生かし、今大会では実験講習5講座を用意するとともに、生物学の各分野において先端的な研究に取り組まれている講師を多数お迎えし、記念講演、シンポジウム、そして研究協議を企画しました。さらに、東京においても自然の素晴らしさを堪能し、その経験を生態分野の授業に役立てていただけるよう、現地研修を企画しました。豊かな自然と生態系を観察できる伊豆大島、一つの島で遷移のさまざまな段階を観察できる三宅島、FSC認証林を活用したフィールドワークを実践できる檜原村、都心にも近く自然の見方を学ぶことができる高尾山の4コースを設けました。大会記念誌については、授業での探究指導に役立つ内容を取り上げ、今後の生物教育について考えていただく材料となるような冊子を作成しています。
東京大会では、参加者の皆様に、さらに充実した授業づくりに役立つ新しい知識と生命現象の見方をお土産としてお持ち帰りいただきたい。そして、この東京大会を、これからの時代にふさわしい万人のための生物教育とは何かを、全国の会員の皆様とともに再び考え始める場としたい。そのような思いを込めて、『みんなで広げよう探究の輪 〜本物から学ぶ生物教育〜』を大会主題とし、実行委員会一同、力を合わせて準備を進めております。是非、多くの会員の皆様のご参加を賜りますよう、ご案内申し上げます。
日本生物教育会 東京都生物教育研究会
文部科学省、農林水産省、環境省、東京都教育委員会、日本理科教育協会、東京都中学校理科教育研究会、東京都小学校理科教育研究会、東京私立中学高等学校協会、 公益財団法人日本教育弘済会東京支部