労働衛生工学研究室では従来研究所内外と協力のもと、作業環境中のエアロゾルの生体影響(有害性)とその対策について検討を行っています。本講演では、コロナ禍で着目され、労働環境における感染防止効果の観点から実施した呼吸用保護具およびプロテクタ類の飛沫飛散防止効果の計測とその結果に基づく感染リスクの相対的評価について紹介します。一方、感染リスクを低く保ちながら快適な条件を維持するためには、換気と空調のバランスを調整する必要があり、このような室内環境の快適性の評価と解析について少し紹介します。さらに、低管理濃度物質を扱う現場での曝露低減対策であり、呼吸用保護具の有効性評価の基礎実験として実施しているマスクのフィットテストについても触れます。
労働衛生工学研究室では従来研究所内外と協力のもと、作業環境中のエアロゾルの生体影響(有害性)とその対策について検討を行っています。本講演では、コロナ禍で着目され、労働環境における感染防止効果の観点から実施した呼吸用保護具およびプロテクタ類の飛沫飛散防止効果の計測とその結果に基づく感染リスクの相対的評価について紹介します。一方、感染リスクを低く保ちながら快適な条件を維持するためには、換気と空調のバランスを調整する必要があり、このような室内環境の快適性の評価と解析について少し紹介します。さらに、低管理濃度物質を扱う現場での曝露低減対策であり、呼吸用保護具の有効性評価の基礎実験として実施しているマスクのフィットテストについても触れます。
講師:産業医科大学 教授 東 秀憲
◇略歴
1996年 九州大学修士課程修了
2001年 博士(工学)の学位授与(九州大学)
2003年 化学工学会奨励賞(内藤雅喜記念賞)受賞
2007年 Outstanding Paper Award of Journal of Chemical Engineering of Japan 2006受賞
2015年 2014年度化学工学論文集優秀論文賞受賞
2018年 2018年度日本エアロゾル学会論文賞受賞
2019年 日本熱物性学会北陸・信越地区評議員、化学工学会関西支部幹事
2020年 日本空気清浄協会 第37回空気清浄とコンタミネーションコントロール研究大会 研究奨励賞受賞
2022年 Outstanding Paper Award of Journal of Chemical Engineering of Japan 2021受賞
2022年 「エアロゾル研究」編集委員、日本産業衛生学会代議員
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