何十年・何百年後の森林を管理する。
弊社、林材事業部は未来の森林を管理することを目標に活動し、主に道内の国有林や道有林を中心に委託を受けて管理しております。
林業といえば、木を植える・伐採するイメージを持たれやすいですが、その他の役割も含めて、当社は「造林」「造材」と呼ばれる工程を中心におこなっています。
「造林」とは森を育てる活動の工程、苗木を植えるために土壌を拵える[地拵え]、その後に苗木を[植え付け]し、苗木の成長を促すために周囲の草などを[下刈り]、周辺の木の[間伐]を行います。
「造材」は木材製品にする準備をする工程、まず重機などを通りやすくするために砂利などを敷き詰める[道付け]、高性能林業機械やチェーンソーを用いて[伐採]、伐採した木を集めて運ぶ[集材]、最後に運んだ木を保管場所に積む[巻立て]をして、原木として製材工場や住宅・建築資材、発電用原木など各種用途に利用されております。
「造林」・「造材」を繰り返し行うことで森林を管理しております。
造材終了後の場所で、苗木を植えるための下準備
何十年後の成長を見据えて、人の手で一本一本苗木を植えていきます
周りの草を刈ることで苗木の成長を管理します
木の成長のためスペースを作って、より大きな成長を促します
木を搬出するための安全な道を重機でつけたり、砂利を敷いたりします。
チェーンソーや高性能林業機械で伐採します
山で伐採した木を集めて、土場まで運び出します
土場に運ばれたら、樹種やサイズで分けられて積み上げられます。
林材事業部の営業課では、原木の取り扱いやシェービングマット・とこじきといった馬や牛、ネズミなどに使用する動物用敷料を販売しております。脱臭効果や、吸湿性に優れているため、ハエや虫などが寄りつかず、臭気がないなど非常に衛生的。年中、安定供給可能なので藁のように、大量の在庫を抱えなくてもすみます。
街路樹や公園、牧場、民間施設、個人邸など、さまざまな空間での植栽・造園工事・維持管理・外構工事・遊具設置などを手掛けています。
特に植栽工事は、完成して終わりではありません。
5年後、10年後を見据えた設計・管理が求められる奥深い仕事です。
また、現場ごとにお客様との打ち合わせや、施工計画の提案も行うため、自分の感性を活かした空間づくりに挑戦できます。