S4E3-E2 英語で見たよ編

The Lying Detective 臥せる探偵・The Final Problem 最後の問題

は、吐きそう…。

E2とE3を続けて見た。

これ、もうS4で完結でいいよ…このあと3人の親子は仲良く謎解きして暮らしましたとさ、めでたしめでたし、でいいよ….。

字幕で一気に見たので色々分かっていない…混乱の極み…。

まずEurusの読み方が分からないのだけどユーラスでいいのかな?

えっまって…感想…?(絶句)

ちょっと落ち着きたい。落ち着こう。

・モリーが生きてて良かった…

・メアリー大好き…

ていうかあれだよ、ほんっとに色々分かってないな!!

シェリンフォードに居たスミスのことをEurusが操作したということ?

さらに言うとクリスマスプレゼントな”5分間ジムさん”によってライヘンフォール後を全部操作してたということ??

だめだ、これはあとでちゃんと整理するとして、箇条書きで思ったことを残しておく作戦に移ろう…時系列は諦める!

えーと

・メアリーの死後、メアリーの幻覚を見てるジョンさんに大変ショックを受けました

・だけど、なんだろう、シャーロックが死んだ時にそうなっていたかもしれないところをメアリーに救われたのかな、とも思うし、一方でシャーロックの死とメアリーの死は全く別物なんだと叩きつけられた感じ

・あとロージーちゃんをちゃんと世話できる状態ですらないことも怖かった

・ヤク漬けになっちゃってるシャーロックさんと舞い戻ってるウィギンズのペアにも衝撃を受けました

・Faithと会ってる時のシャーロックがちょっと楽しそうというか嬉しそうというか人間ぽくてかわいそうだった

・モリーからジョンの言伝を聞いてるシーンがとてもつらい

・メアリーが死んでしまってから2人が会ってないことに衝撃を、

・というか常に精神的打撃の連打で基本的にとてもつらいS4

・だけど、S3より踏み込んで核心に迫っている感じにドキドキ

・「ほら、ゲームが始まった。私のことなんて忘れちゃうでしょ?」っていうメアリー…メアリー…

・メアリーが常にジョンをメアリーらしい言い方できっちりと励ましていて、ジョンにとってのメアリーがどんな存在だったかを強く感じるよ

・S4全編を通して、スミスのところでジョンがシャーロックを殴って蹴ってるシーンが一番辛かった。二度と見たくない

・殴られた直後のシャーロックの表情よ…泣いてしまう…そうされても仕方ないと思ってるでしょう…

・ジョンが「シャーロックがメアリーを殺した」と言ったのを聞いたときの表情も悲しい

・時系列が混乱しているけどジョンがシャーロックのことをずっと嘘つきだったと言っていたのが(言ってたよね?)、S3からの怒りがずっと解決されずにいたことを表に出していて、じんとした

・S4のジョンはちゃんと口で言うよね。メアリーのおかげなところもあるけど、そのメアリーもジョンの幻覚なわけだから

・ハドソンさんがもう全力でハドソンさんで最高だった。赤いスポーツカーぐらい持ってるし派手に運転できるよね、一等地にフラットを構えているしハウスキーパーではないもんね!

・ハドソンさんがジョンに言葉をかけているシーンが全部、優しくて嬉しかった。

・浮気の件(私は浮気だと思ってる)は結局はEurusの掌の上だったわけだけど、それとは別にメアリーへの懺悔が、ジョンの涙が、ううううほんと、地獄行きだからねジョンンンンと思いました

・あっ、よくわかってないんだけどこの時、メアリーが死んでしまってからもテキストしてるって言った?? I still do.ってテキストのこと?

・シャーロックが何て言って慰めてるのかよくわからなかった。But it is what it is.って起きたことは起きたことだ、ということ?

・ジョンの肩を抱くシャーロック、なんか、ありがとうかな…

・マイクロフトの私邸がとてもマイクロフトっぽくて良かった

・お気に入りの映画をフィルムで見る趣味があるとはお兄ちゃん

・ていうか傘よ、まじか、傘

・大掛かりなドッキリがジョンの憂さ晴らしになってる感、好き

あああ〜だめだ、ちょっと、みんなについて書こう。

《メアリーについて》

ジョンの幻覚であるメアリーの言葉と、ビデオレターのメアリー本人の言葉とが交差しているのが上手いなあって。

ジョンが「メアリーの見落とした(知らない)点」によってメアリーの描くジョンワトソン像とジョン本人が違うということを辛く思って幻覚のメアリーに語りかけている一方で、ビデオレターのメアリーは「私は2人のことを知っている」と語りかけてくる。

それで、最後にはやっぱりメアリーは2人のことをよく分かっていたんだなとこちらも思えるし、最後に一緒にDVDを見た時に2人もそう思っただろうと思うとメアリーがいなくて悲しい。

あと、死んでしまった人はやはりちょっとずるい。

でもそのずるさも分かっていて、2人に幸せになってほしいからあんな置き手紙したんだろうなー、メアリー。

きっとほんとはちゃんと、ジョンにもシャーロックにも時間をかけて自分のしたことについてevenになれるようにと考えていたんじゃないかな、と思う。

《ジョンについて》

E1でもこれはジョンの話なんだと思っていたことが感想に書いてある(もう覚えてない)んだけど、改めてS1〜S2がシャーロックの話でS3〜S4がジョンの話だったのかなあと思った。

もちろん2人の話ではあるんだけど、何かを乗り越えるという点においてはそんな風じゃないかしらん。

メアリーが過去を隠していたことやシャーロックを撃ったことを、完全に許せたわけじゃないと言っていたジョン、だけどメアリーは死んでしまって、愛しさも怒りもどこにもやれないでいて、さらに自分は他の女の人とやり取りしたことを言えないままだったという罪悪感まで抱えたままになってしまった。

いっつもいっつも何でもかんでも”シャーロック”だ、って周囲に向かって頑なになっているジョン、とてもジョンっぽくて、そういう人なんだよ、だから大変なんだよね、と思う。

ジョンのブログをシャーロックのブログだと言われまくるのもわざとらしくていい。ジョンはシャーロックの付属品として見られがち、或いはジョンの抑えている自意識がそうだっていう。

メアリーについてにしろシャーロックについてにしろ、考えなくてはいけないことに関する感情が深すぎるし激しすぎるね。

考えただけで気がおかしくなりそう。

シャーロックを殴って蹴ったのも、拒絶したのも、モリーを呼んだことに苛ついたのも、アイリーンについて遠慮せずに思ったことを言っているのも全部、感情を抑えるシーンの多かったジョンの抑えてきた内容だなあと思いました。

あと、マイクロフトに対する接し方も。

その閉じ込めて1人で考え続けた物事に対して、S4では誰かに振り回されるという形ではなくジョン自身が表に出して周囲との関わりの中で答えを出そうとしていたなあと思う。

なんか本当に、私はS3でジョンが何を考えているのかぜんっぜん分からなかったので、今回のお話で色々と垣間見たジョンの気持ちをもっとよく考えたい。

《シャーロックについて》

メアリーの言葉に従ってジョンを守ることを第一主題にしていたE2のシャーロック、種を明かされるとそこのところはよく分かる。

ジョンを守るためなら何でもやる、という今までとあんまり変わらない姿。

もう恐れも友愛もシャーロックを驚かさないんだね。

驚いていたら守れないもんね…。

なんだろう、つまりはグレッグのいうところのグッドマンなシャーロックだった。

この、変わっていったシャーロックじゃないとEurusの開けた瞼の先にはいられなかったろうと思うと脚本がにくい。

脚本といえばさあ!!赤髭は犬じゃなかったんですか!!!!!!

ヴィクター君、ここで出てくるのか…。

親友を妹に殺されたと知ったシャーロックの涙が苦しい。

シャーロックがまた親友(ジョン)に出会えて良かった。

シャーロックのADHDっぽい部分は元々持っていたものだろうと思うけど、感情が無いとか愛情が分からないとかいう部分はこの出来事に依るところが大きいんじゃないかなあ…。

トラウマの抑圧による弊害なのでは…。

スミスの写真を221Bの部屋に貼りまくっておかしくなってたのは、記憶を刺激されてのこともあるのかしらん。

こんなに大変なことについてずっと記憶を書き換えて生活していたなんて、ショックだろうな。

あと、シャーロックにとってジョンが絶対的に大切な人間なのは分かりきっているんだけど、今回はゲームにモリーが巻き込まれた時がドキドキしたよ。

I need you.が I love you.を意味することを知らずにそう言ったS2のシャーロックとは対称的だった。

だってもう、そのままI love you.だからね。

個人的には、予告で見たあの言葉の宛先がモリーで嬉しかったな。

ここは難しい問題だけど、シャーロックのI love youも恋では無いけど愛ではあるよね。

だってもう実験でもゲームでもないところで、それでも何も聞かずにI love you と言ってくれ、って…うううううう

耐えきれずに棺を破壊するシャーロックが大好きよ。

見た時はモリーが本当に死んでしまってたらどうしようかと脚本を恨みそうになってたけど。

モリーを数に入れなかったジムさんとは違って的確に殺しにかかるEurusおっかない。

そうだ、今回はシャーロックは直接的には誰のことも殺さなかったね。ジョンもだけど。

自分に銃口を当ててカウントダウンをするシーンは、とてもシャーロックぽかった。

相手の嫌がる、意外な抜け道を提示するシャーロック。かっこいいしね。

《マイクロフトについて》

シャーロックに拳銃を向けられた時はどうなることかと…まさか撃たないだろうとは思ったけど。

心底シャーロックのことが大事なのはよおおおおおっっく分かったよお兄ちゃん。

Eurusのこともありつつ英国政府のお仕事もしつつシャーロックの心配までしていたの…?嘘でしょ大変すぎるお兄ちゃん…。

ていうか2人のために要職についたんでしょうこれは…。

アンシアはどこまで知ってるんだろうか…。

実家でシャーロックが「マイクロフトは彼なりにベストを尽くした」ってフォロー入れてて、この兄弟の仲が悪い意味が逆に分からなくなってきた。

でもそこのところもシャーロックの変化なのかな。

議員から私用の電話番号をもらったときのシーン良かったね。

でもこんなことならどうしてS3の結婚式で赤髭のことを揶揄したようなことを言ったりしたんだろう〜?

親友を持つことは危険だと、真剣にそう思ってたのかな。

まあ、実際問題シャーロックにとっては危険でありうるんだけど、こうなってくるとEurusの存在を知っているマイクロフトとしてS1から見直したい。

シャーロックが東欧に行く予定のお別れシーンとか。

秘密の多い人だなあ。

なんというか、魅力的すぎないか…今更だけどさ…。

私はキャラクタ的にそんなに好きというほどでもなかったんだけど、人物像がかなり立体的になって驚いた。

人殺しはできない、とか。死んだのを見て吐きそうになってるのとか。

《Eurusについて》

さすがホームズの末子、そこはしっかりと頭が良すぎる設定なんだね。

途中でマイクロフトがあんまりな仕打ちに、非人間的すぎる、というようなことを言ってたような気がするんだけど、ちょっとどきっとした。

Eurusのやったことは彼女にとっての動機があってのことだけど、視聴者である私にとっては登場人物たちの心情や関係、秘密といったものが結局なんであるのかを一気に開示させた方法だったから。

みんなにあんな思いをさせないとこんなに一気に決着をつけることはできないんでしょうか…とか思っちゃった。

しかし、Eurusもシャーロックが好きなんだなあ。

みんなシャーロックが大好きだよね…ふふ…

いかにも狂ってる人ではなく、シャーロックが限界でどういう行動を取るのかをひたすらに知りたがっている感じや、ただものすごく冷静なだけなんだな、と思わせる感じがホームズっぽくて、怖いのに魅力的だった。

いや、結果と手段を見れば狂ってるんだけども。

殺しちゃだめだよ殺しちゃ…。ゲームの犠牲になった人たち、かわいそうすぎたね。

ヴァイオリンで会話しているような最後のシーン、良かったんだけど、Eurusは法で裁かれないの…?

《ふたたび箇条書きに戻る》

・ヴィクトリアンの感想で、

「私が抱いている二人への幻想は、ソシオパスでもスリルジャンキーでも、人間としては尊敬できる人たち、だよ! 結局みんな人間なんだからこれくらいは格好悪くなるけど仕方ないよね、 みたいなのはどれくらい許容できるか分からない…」

と書いていたんだけど、そこのところの不安はEurusによって試されてつづけたモラルが3人の心構えが兵士となっても潰えなかったから、よかった。ほっとした。

・あとグレッグね。完全に百パーセント何の心配もなくシャーロックの味方だったね。味方というか、頼りにできるというか。

・ハドソンさんも味方なんだけど、ハドソンさんはボーイズ2人の味方なんだよね。グレッグはそれとはまたちょっと違う感じ。

・あっあと水のイメージがずっと強調されていたのが何故なのかも説明されていてとても納得しました。(作文)

やっぱりもうだめ吐く…

3時間くらいこれ書いてるから…

2回目、3回目を見ることで色々と咀嚼したらまた書きます!!!

ひとまず、S4とてもよかった!!!!!!

やっぱりクリフハンガーなかったし、出来事は色々とすっきりしたので満足!!!

頑張って待っててよかった…!!