2019年製作。
この頃ランドスケープや都市に関心があり、この作品を発想しました。
都市は無機物のようですが、人が暮らすことで実は刻々と変化しているものです。まるで、生き物のように。
マクロの視点では、私たち人間も細胞の中の活動のひとつと言えます。
インスタレーションは自分も作品の中に入り観賞者自身も俯瞰することができるので、作品の世界観に没入できます。この作品では、インスタレーションの特性を活かしつつ、造形的には都市と細胞との差異をぐっと狭め、観賞者に細胞の中に暮らしているという感覚を想起させることをコンセプトとしました。