第3回石積み甲子園
第3回石積み甲子園は盛況のうちに終了いたしました。ご協力いただいた皆様、ご観覧いただいた皆様に御礼申し上げます。
第4回石積み甲子園は2026年11月頃開催予定です。参加校のエントリーと協賛金受付は5月頃に開始予定です。
第3回石積み甲子園
第3回石積み甲子園は盛況のうちに終了いたしました。ご協力いただいた皆様、ご観覧いただいた皆様に御礼申し上げます。
第4回石積み甲子園は2026年11月頃開催予定です。参加校のエントリーと協賛金受付は5月頃に開始予定です。
大会内容:高校生が農地の石積み修復技術を競う
開催日時:2025年11月2日(日)9時00分〜16時00分
開催場所:高知県高岡郡四万十町大井川788 付近
参加校:高知県立四万十高等学校(準優勝)、高知県立安芸高等学校、愛媛大学附属高等学校、愛媛県立伊予農業高等学校(準優勝)、徳島県立城西高等学校神山校(優勝)
主催:一般社団法人石積み学校
協力:公益財団法人四万十川財団、四万十オートキャンプ場ウエル花夢、ショッピングみたに、ライフショップまつした、ストローベイルsankanya、やたて旅館 他
後援:四万十町、高知県、農林水産省、国土交通省
協賛:株式会社奥村組、株式会社竹中工務店、株式会社竹中土木、大日本ダイヤコンサルタント株式会社、株式会社土佐百、株式会社イー・エー・ユー、 有限会社一ノ宮土木、荒川化学工業株式会社、環境工学株式会社、光海陸株式会社、株式会社菅組、有限会社松元建設、有限会社大和建設
上原審査員
「昨年同様のチームワークの良さを維持しつつ、石積みの技術は予想を上回る上達を見せていた。石を積み始めてから床掘りを追加した判断は、オペレーションとして非常に優れている。また、境界を共有する四万十高校に声をかけ、相手が積みやすいような石の置き方を相談するなど、強い石垣を築くという本来の目的に対する高い配慮が伺えた。理想の形を求めて石を積極的に確保する姿勢など、石積みに対する習熟度が高い。伝統を継承し、さらなる取り組みを期待する。」
西山審査員
「競技に向かう熱意が表面に見える。昨年苦しんだ面(つら)を見つける動作についても大きく改善しており、全般的な技術の向上を感じさせた。技術が自分たちのものになっている安定感・安心感が作業中に一貫して見て取れた。完成後の仕上がりにも十二分に表出しており、ほとんど指摘することがないほど。今後の課題として取り組んでもらいたい(まださらに上はある)。」
真田審査員
「チームワークが良かった。正しく積めていた。『こういう石を探そう』など、作るべき壁をイメージできている様子がうかがえた。」
上原審査員
「個々のメンバーが要領よく全行程に関われる、現場対応能力の高いチームである。一方で、根石の設置に時間を要したことが課題となった。全員が動ける反面、全体を統率する現場監督的な役割が必要だったのではないか。終盤、残り時間を考慮して小石を選択するなどの判断力は評価できる。技術的には、控えの長い石を根石に用いる際は、床掘りを追加してグリ石を詰め、据わりを確実にすべきである。来年のさらなる向上を求める。」
西山審査員
「石材の尻を低くする・胴込を確実に詰める意識は安定して高かった。早くも伝統が感じられた。一方で、今年はスタートから迷いが見え、昨年までのような十分な練習量に裏打ちされた安定感は希薄だった。水糸をクリップで留めるアイデアはよかったが、結ぶのに時間を労費してしまうという場面も見られた。」
真田審査員
「丁寧に積んでいたが、隙間を小さい石で埋めたりなど、『かみ合わせ』以外のところが気になってしまったようだ。」
上原審査員
「短い訓練期間で上端まで積み上げた点は、資質の高さを示している。技術的な課題としては、石垣に『目通り』が入る点や、面の勾配が部分的に変化する点が挙げられる。また、序盤にグリ石を入れすぎて積石が浮いてしまう場面も見受けられたが、これらは経験と道具の正しい習熟により改善が可能である。チーム内のコミュニケーションや他校との調整も適切に行われており、疑問点を解消しようとする姿勢も評価に値する。」
西山審査員
「初出場で経験が少ないながら、スタートから集中力とチームワークを見せた。残り時間が短くなった後半、速度を上げるギアチェンジが見られ、大きい隙間を許容する積み方にシフトした感があった。この方針変更で速度を上げつつも、大きな破綻を来さずに一定の仕上がりを確保した。よい雰囲気で協力して動けていた。」
真田審査員
「ところどころに目通りなどがあったが、比較的正しく積めていた。石の傾きもよかった。」
上原審査員
「石垣の強度に直結するグリ石の詰め込み作業が徹底されていた。序盤に不整形な根石を選択したことで苦戦を強いられたが、妥協せずに施工を完了させようとする意志が確認できた。石積みのセオリーに対する理論的理解は深いため、今後は現場での実践に加え、石積みキット等を活用した反復練習により、さらなる技能の習得が期待できる。」
西山審査員
「作業の手が止まっている人が目立つことは少なく、小まめに交代して全員が参加しており、人間関係がよい雰囲気のチームという印象。他のチームと進捗の差が開いていく中でも諦めることなく積み続けた点も称賛に値する。最終盤に石を飛び越えるといった動作が見られ、安全については石積みの完成よりも優先するよう意識を身につけてもらいたい。」
真田審査員
「最初はもたついたが、丁寧にぐりをつめたり、基本に忠実にやっていた。この調子で練習すればうまくなると思う。」
上原審査員
「布積みによる石積みを展開し、高い位置の水糸に頼らずに面の平滑さを確保していた点は評価できる。施工上のアドバイスとしては、布積みにおいても低い箇所から順に積むのが原則である。高い位置から石を置くと、自重でズレが生じ、微細な隙間による強度低下を招く恐れがある。また、整形が困難な石材に対しては、適宜『谷積み』の技法を併用することで、より強固で美しい仕上がりが可能となる。」
西山審査員
「準備段階の練習量が多かったことを伺わせた。参加チームの中で最も余裕を持って(時間ぴったりに)工事を完成させており、工程管理の面でレベルの高さを示した点も評価したい。布積みの傾向として(弱点が)できやすいため、改善と練習によって、次回は優勝を狙えると思われる。」
真田審査員
「布積みを基本とした積み方で、その選択には問題ない。表面のかみ合わせは良かったが、石の後ろ方向への傾きがおろそかになっていたり、安定性に不安が残るものとなっていた。」
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2025/11/5 読売新聞 棚田の石積み 四万十準V