<オススメ書籍>
➀『自閉症スペクトラム 10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体』
(本田秀夫 著 / SBクリエイティブ株式会社)
★当HP「発達凸凹っ子って?」のページでご紹介した書籍です。
*英語の「Disorder(秩序が乱れた状態)」と日本語の「障害」の違い、日本の行政(福祉サービス)上の「障害」について
→第3章.「1.障害か?それとも個性か?」(P82~)参照
*自閉症スペクトラムを「特有の発達スタイルを持つ種族」と見なす考え方について
→第4章.「1.特有の発達スタイルに応じた支援」(P116~)参照
発達凸凹(神経発達症)は、主に以下の3種類とされています。
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①注意欠如・多動症(ADHD:Attention-Deficit / Hyperactivity Disorder)
②自閉スペクトラム症(ASD : Autism Spectrum Disorder)
③限局性学習症(LD / SLD:Learning Disorder / Specific Learning Disorder)
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(参考URL①:発達障害とは | 国立障害者リハビリテーションセンター (rehab.go.jp)
(参考URL②:神経発達症(発達障害)|精神・神経|患者ご家族の皆さま|塩野義製薬 (shionogi.co.jp) )
※日本で精神疾患を診断する際は、DSM(精神障害の診断と統計の手引き:Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders / 米国精神医学会の診断基準)が用いられています。
その第5版のText Revision(本文改定)である「DSM5-TR」が2022年3月米国で発表され、同年6月に日本語版が発表されました。
「DSM5-TR」の日本語版作成に際しては、「原則,病名のdisorderを,disabilityの邦訳として広く使われている「障害」ではなく,「症」と訳すこと(注:赤字は引用者による)」(日本精神神経学会 精神科病名検討連絡会:2023年5月)とガイドラインが定められたとのことです。
(参考URL①:押さえておきたいDSMのキホン(松崎朝樹) | 2023年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院 (igaku-shoin.co.jp)
(参考URL②:DSM-5-TR 精神疾患の診断・統計マニュアル | 書籍詳細 | 書籍 | 医学書院 (igaku-shoin.co.jp) 序文「DSM-5-TRの病名と用語の邦訳について」 )
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精神科医Youtuberの益田裕介先生(このページの「オススメ動画」でもご紹介しています)がこちらの動画で言及されているように、従来の日本語版DSMで使用されていた「発達障害」という名称が、今後徐々に「神経発達症」へ移行していくことを一保護者団体のメンバーとしては願ってやみません。
②『ママも子どもも悪くない! しからずにすむ子育てのヒント』
(高山恵子 著/ Gakken)
(ヘンリー・クラウド、ジョン・タウンゼント 共著 中村 佐知、中村 昇 共訳/地引網出版)
<オススメ動画>
児童精神科医の本田秀夫先生(信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授)のチャンネルで、子育てに関する動画が60本以上公開されています(2024年6月現在)。
本田先生は『埼玉県公式チャンネル(サイタマどうが)』の「発達障害の子どもにみられる不登校」他、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』など、精神科医として数多くのメディアにご出演し、各地で講演会も開催されています。
また2024年5月25日「X(旧Twitter)」にて、本田秀夫先生を含む著名な医師3名により、【自閉スペクトラム医師宣言】が表明されました。
この宣言は「AS」や「ADH」(※「ASD」や「ADHD」の「Disorder(秩序が乱れた状態)」に、現時点で該当しないもの)、「ニューロ・ダイバーシティー(Neuro diversity / 脳神経の多様性)」の概念の周知に一石を投じる試みとして、当事者や福祉関係者を中心に、現在注目を集めています。
★【自閉スペクトラム医師宣言】について、詳しくはこちら(株式会社KaienのYoutube公式チャンネルへ移動します)。
★本田秀夫先生の著作はこちら(Amazonのページへ移動します)。
精神科医の益田裕介先生(早稲田メンタルクリニック 院長)のチャンネルです。
「子どものこころCh」では、「親子関係」、「不登校」、「神経発達症(発達障害)の子ども」、「思春期」、「教師の悩み」など、子ども自身や子どもに関わる大人の悩みを中心に、90本以上の動画が公開されています。
また、メインチャンネルでは精神疾患やメンタルヘルスの解説の他、国内外の精神科医や心理職、精神疾患や神経発達症の当事者との意見交換動画などが、2400本以上公開されています(動画本数はいずれも2024年6月現在)。
精神疾患や神経発達症について、さらに詳しく知りたい方、子どもの将来像から逆算して「現在必要な支援が何か」を考えたい方、また保護者、支援者自身のメンタルヘルスのケアや発達特性などについての気づきを得たい方は、メインチャンネルと合わせてのご視聴もオススメです(益田先生も、ご自身の発達特性について動画内で言及されています)。
★益田祐介先生の著作はこちら(Amazonのページへ移動します)。
★「発達 凸凹(はったつ でこぼこ)は 何(なに) ?」を やさしい 日本語(にほんご) と
22 の外国語( がいこくご) で 書(か)いて います。
くわしく は ここ。国立障害者リハビリテーションセンター(こくりつ しょうがいしゃ りはびりてーしょん せんたー )の Website へ うつります。
このWebsiteは
【入門(にゅうもん)・やさしい日本語認定講師(にほんご にんてい こうし)】がつくりました
⭐この Websiteは やさにちチェッカー (www4414uj.sakura.ne.jp) を みながら つくりました。
【総合判定(そうごう はんてい)B:やさしいです】より やさしい 文(ぶん)を つかっています。