医王山 満月院 興生寺
当山は正式名称を「医王山 満月院 興生寺」と言い、薬師如来にゆかりのある寺院です。大同二年(807年)、すなわち平安時代の初期に開創されたと伝えられております。室町時代には、当時壬生の地を領していた壬生綱房より外護(支援)を受け寺格が整いました。江戸時代になりますと、徳川幕府より御朱印寺院として認められ、代々壬生城主の祈願寺院であったといわれております。
現在の本堂は江戸時代の元禄年間に再建された建物で、平成15年に改修・復元工事を行ったものです。山門脇のカヤの木は、本堂の再建記念として元禄15年(1703年)に植樹されたという木で、樹齢300年を超えています。壬生町の天然記念物にも指定されております。
現在は真言宗智山派に属しており、御本尊である大日如来を祀っております。また、本堂向かった左にあります瑠璃殿(薬師堂)には薬師如来、十二神将、聖観音と六観音を奉安し、下野三十三観音霊場第二十一番札所になっています。(瑠璃殿につきましては傷みが激しくなっているため、現在御開帳しておりません。)
[本堂]
[入口]
[弘法大師像]
[瑠璃殿(薬師堂)]
[境内]