●建国の歴史
とある藩国の追放民であった山羊舐という人物が、世界忍者国にかくまわれそのまま国民となった。たいそう恩義を感じた山羊舐は国内の整備に尽力し、もって騎士領を拝領した。
(旧山羊舐領の地図:以下の通り(第七世界人の世界でいう西暦2017年12月時点))
山羊舐はハンターキラウィッチと忍者機乗りの森国人忍者と蝦蟇Qとを伴い騎士領へ戻り、住処と神に祈る祭壇とをこしらえると、騎士領から世界忍者国に通う生活を始めた。世界忍者国の人々と暮らすうち、藩国内戦力の不足に不安を覚えた山羊舐は、騎士領を返上、ニッチを埋める支援系国家の設立に乗り出した。
海洋冒険の果てに、「白い雲のたなびく土地」という名前の島と付近の陸地を発見した山羊舐は、入植した人々に「にゃんばいん(生)」つまり牛の飼い方を教え定住をはじめた。牛はすぐに痩せて死んでしまったが、島内で発見した羊の放牧には成功した。一方、海で豊富に取れたスルメイカは(猫には毒だったが)山羊舐の舌に合い、山羊舐はここで再起をはかることにした。
(以下は入植地となる白雲国の地図。第七世界人の世界でいう2018年01月21日時点)
山羊舐は島の南端にアブタマル神殿を建て、藩国建設の道筋に光あらんことを祈ると、大きな陸地に櫂を進めた。海流の影響で暖かい海に面した平原で、水も豊富であり、稲作に適していると思われた。上陸したところに酒米を植えた山羊舐は、ここをサカータと名付けた。その後、平原を隅々まで歩いた山羊舐は、土地に名をつけ、橋をかけ、砦を築いた。入植した人々は彼に続き、様々な産業(主に農業)を行うこととした。